福島県北地方の県立高校で今年2月、同級生4人に1年半にわたりいじめを繰り返していたとして、当時の2年生の男子生徒6人が自主退学していたことがわかった。 同校の校長は「長期間気づかなかった学校に大きな責任があり、被害を受けた生徒には大変申し訳ないことをした」と話している。 同校によると、6人は2008年秋から、クラスメートの4人に対し、休み時間や下校途中に腹を殴ったり足をけったりしたほか、使い走りなどをさせていたという。 今年2月になって、いじめを受けていた生徒が学校に相談。学校側が聞き取り調査などをしたところ、6人ともいじめを認めた。当初は憂さ晴らしだったのが、徐々にエスカレートして常態化していったという。同校側が「被害を受けた生徒の環境保護のため」として自主退学を促し、全員受け入れたという。 同校では年に数回、生徒と教員との個人面談の機会を設けているほか、いじめについてのアンケート調査を