今季最終戦の144試合目。一騎打ちを展開してきたオリックスとの10・2決戦で、ソフトバンクが延長10回の死闘の末、3年ぶりのリーグ優勝を果たした。ゴール直前で大失速したが、92年のヤクルト以来、22年ぶりにマジック点灯なしで栄冠をつかんだ。早くも巨人・白石興二郎(68)オーナーから「王さんのいるソフトバンクと日本シリーズを」とラブコールが送られている、ソフトバンク・王貞治球団会長(74)を直撃した。 (江尻良文) --巨人がMVP候補本命不在で優勝となり、白石オーナーは「プレーヤーではないが、MVP的価値でいえば、原監督しかない」と明言しましたが、王会長が選ぶソフトバンクのMVPは 「ウチも一緒だよ。この選手で決まりというわけにはいかない。今の時代は総合力で戦うから、どうしても飛び抜けた選手が出にくい。それでもファンが望んでいるのは、そういう特別な選手なんだから、出てきてほしいよね」 --