2017年10月19日のブックマーク (3件)

  • 坂村健の目:「正しさの確率」の重み | 毎日新聞

    科学者は間違える。野口英世は黄熱病菌を見つけたと思いこんだまま、その黄熱病に倒れた。病原体は菌でなくウイルスで、当時の顕微鏡では見えるはずがなかったのに「見えて」しまったのだという。火星の「運河」をはじめ、そういう例は数多い。 個人でなく科学界全体が間違えた例もある。1966年に旧ソ連の科学者が「水の特殊な状態」として提唱した「ポリウオーター」は世界で認められ、多くの関連論文も出た。しかし徐々に反論が増え、7年後に破棄される。関連特許で大もうけという欲が、長期化した原因とも言われている。 「科学絶対神話」という言葉が、科学を絶対と思い込む行いへの皮肉だとしたら、それは正しい。しかし「科学の絶対性」を科学者が信じているという意味なら、それこそありえない「神話」だ。「正しさは確率であり、絶対はない」と骨身にしみているのが科学者。だから科学的になるほど「絶対」という言葉を使いたがらない。

    坂村健の目:「正しさの確率」の重み | 毎日新聞
    ksroom
    ksroom 2017/10/19
    絶対はないと理解していても盲目ということはある
  • なぜ一枚の絵が"300億円超"で売れるのか アートを知れば、経済も見えてくる

    一枚の絵にとんでもなく高い値がつくことがあるのはなぜなのか。エコノミストの水野和夫氏は、「そこに資主義と人間の欲望の質がある」という。経済と美術の驚くような関係について、水野氏は画商の山豊津氏と『コレクションと資主義』(角川新書)で対談している。書の第2章から一部を抜粋して紹介しよう――。 ※以下の記事は、『コレクションと資主義』(角川書店)からの抜粋です。 印象派と産業革命の驚くべき共通点とは何か 【水野】『資主義の終焉と歴史の危機』では、資投資先を失うことで金利がゼロになり、それと同時に13世紀以降の資主義は終焉を迎えるという趣旨を述べました。それは同時に近代以降の経済システムの終焉を意味していますが、「歴史の終焉」すなわち「西欧史の終焉」という思いを強くしたきっかけの一つが、鈴木忠志さんの『世界の果てからこんにちは』という演劇作品です。 『果てこん』の「歴史にもお

    なぜ一枚の絵が"300億円超"で売れるのか アートを知れば、経済も見えてくる
    ksroom
    ksroom 2017/10/19
    物語があれば、流通しながら加速度的に価値を増していく。実利とは別の尺度
  • 機械化の真の脅威は私たちデザイナーの狭い視野

    2017年10月14日に CSS Nite in HIROSHIMA, Vol.10 が開催されました。最近は次の日から使える実践的な内容を話すことが多かったですが、今回はほんの少し未来の話をということで「既に来ている機械化の波とデザイナーができること 」というタイトルにしました。同名の記事を半年前に書きましたが、今回はそれを拡張した内容。機械化は脅威ではなく、デザイナーの可能性を広げるものであると紹介しました。 デザイナーは変わり続けている機械学習人工知能は当分先の話と思っている方は少なくありません。しかし、Adobe Stock の絞り込み検索に機械学習が活用されているなど、デザイナーの仕事現場の中に既にある技術だったりします。脅威と言うより、私たちの仕事をどんどん楽にしていることは忘れてはならない視点です。 歴史を振り返ると、デザイナーはテクノロジーの進化に合わせて働き方を変えてき

    機械化の真の脅威は私たちデザイナーの狭い視野
    ksroom
    ksroom 2017/10/19
    人間のデザイナーにできるのは寄り添えること