【読売新聞】 北海道・知床半島の斜里町と 羅臼 ( らうす ) 町にまたがる羅臼岳(1660メートル)で登山に来ていた東京都墨田区、会社員曽田圭亮さん(26)がヒグマに襲われて死亡した被害で、北海道警は16日、曽田さんの死因が外傷に

イランの火山、ダマーバンド山の斜面に咲く野生の赤いケシの上に広がる星の軌跡。長時間露光を用いることで空に描き出される円形の軌跡は、地球が自転している証だ。(PHOTOGRAPH BY BABAK TAFRESHI, NATIONAL GEOGRAPHIC IMAGE COLLECTION) 北半球では今、人々が夏の長い日照時間を満喫しているが、多くの人が気づいていない事実がひとつある。現代的な方法で時間を測るようになって以来、1日の長さが特に短い日々を経験していることだ。なかでも2025年7月10日は今年最も短い日となった。 原因は地球の自転速度の上昇だ。国際地球回転・基準系事業(IERS)および米海軍天文台によると、この日は標準的な1日よりも1.38ミリ秒短かったという。さらに7月9日と22日も短く、8月5日も歴史的に短い1日になると予想されている。 地球の自転速度が変動するのは珍しいこ
宇宙空間で2つのブラックホールが衝突する様子を描いたイラスト。ブラックホールの衝突によって放射される重力波(時空のさざ波)は、地球上の重力波天文台で検出できる。(Illustration by Mark Garlick, Science Photo Library) 2025年7月10日付けで学術サイト「arXiv.org」に投稿された査読前の論文によると、米国の「レーザー干渉計重力波天文台」(LIGO)が、2つのブラックホールの衝突によって生じた重力波を2023年11月23日に検出した。2つのブラックホールの質量はそれぞれ太陽の103倍と137倍と推定されたが、測定された性質には不確実なところがあり、どちらも太陽の約60〜130倍という「禁じられた」質量の範囲内にある可能性が高いと、英カーディフ大学の物理学者でLIGOチームのメンバーであるマーク・ハンナム氏は言う。(参考記事:「重力波、
(CNN) 北半球では夏本番が迫っている。ただ、私たちが一段と強い日差しやうだるような暑さに備えているいま、地球は太陽から最も遠い位置で自転中だ。 米東部時間3日午後3時55分、地球は「遠日点」と呼ばれる位置に到達した。遠日点とは太陽を周回する軌道上で最も遠い点のことで、太陽からの距離は最接近時に比べ約480万キロ遠くなる。 この現象は毎年7月上旬に発生するが、もしかしたら逆説的に思えるかもしれない。太陽から最も遠くにいるのなら、もっと涼しくてもいいのではないか、と。 人々は距離の近さと熱を結びつけて考える傾向にあるので、一見すると、地球の太陽からの距離の変化によって季節が生じるという発想は自然に思える。だが、距離はほとんど関係ない。 気温が季節ごとに変化する本当の理由は、地軸が傾いている点にある。 地球は約23.5度の傾きで自転していることから、地球の各地域では1年の時期によって受け取る
喉(のど)の渇きを感じなくても脱水していることがある。水分補給に関するよくある俗説が、必要な水分摂取を妨げていると専門家は警告する。(PHOTOGRAPH BY CARLOS HERNANDEZ, GETTY IMAGES) 水は人体に最も多く含まれる物質だが、その重要性は必ずしも十分に知られていない。米世論調査会社CivicScienceが2900人近くを対象に行った2023年の調査によると、米国の成人のおよそ半数が、1日に推奨される水分量を取っていないことがわかった。これは困った問題だ。なぜなら、適切な水分補給は、健康を保つうえで非常に手軽で、かつ効果的な方法の1つだからだ。 まず、水分は体温の調節や関節の潤滑、消化、解毒、栄養素の運搬、エネルギーの生成、そして心臓や脳の機能に不可欠だ。さらに、米国立衛生研究所(NIH)の最近の研究によれば、適切な水分補給は、慢性疾患の発症リスクや早期
(CNN) オーストラリアでこのほど、3億5600万年前にさかのぼる動物の足跡化石が見つかった。爬虫(はちゅう)類の祖先が、従来の説より3500万~4000万年早く出現したことを示している。 脊椎(せきつい)動物のうち爬虫類や鳥類、哺乳類を含む「有羊膜類」の起源はこれまで考えられていたより早かったことが分かり、動物が海から陸上へ進出した過程に関する新たな証拠が示された。 有羊膜類は、陸上で繁殖できるように適応した脊椎動物だ。これまでに、最古とされる3億1800万年前の化石と足跡がカナダで見つかっていた。 しかしスウェーデン・ウプサラ大学の生物学者、ペール・エリック・アルベリ教授らが英科学誌ネイチャーに発表した研究によると、四肢動物が水中から陸に上がった移行は、従来考えられていたよりずっと速いペースで起きたことが、新たな化石からうかがえる。 アルベリ氏は「大変な驚きだ」「ひとりでも持ち上げら
頭部が左を向いた節足動物系統の新種、「モスラ・フェントニ」の化石標本/Jean-Bernard Caron/ROM (CNN) 5億年以上前の海に生息した節足動物の仲間、「モスラ・フェントニ」。その化石60点あまりを研究した論文が発表された。新たに名付けられたこの古生物は三つの目を持ち、ガが飛ぶような姿で泳いでいたことから「シー・モス(海のガ)」とも呼ばれる。 英国王立協会のオープンアクセス誌にこのほど発表された論文によると、モスラ・フェントニは節足動物の系統から初期に枝分かれした「ラディオドンタ類」に属する。 ラディオドンタ類はすでに絶滅しているが、その化石を調べることによって、昆虫やクモ、カニといった節足動物が進化してきた過程を解明することができる。研究を率いたカナダ・マニトバ博物館のジョー・モイシウク博士によると、節足動物は種類が多く、現生の全動物の中で8割以上を占めるとされている。
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)のエンジニアはこのほど、地球から最も遠くに位置する宇宙探査機「ボイジャー1号」の姿勢制御スラスターを復活させることに成功したと明らかにした。以前から予定されていた通信途絶が間近に迫る中での対応だった。 通信途絶は、ボイジャー1号と姉妹機ボイジャー2号へコマンドを送信する地球上のアンテナの改修に伴う事象。通信途絶の発生とスラスターの不具合が重なれば、NASAはこの歴史的なミッションを救う手立てがなくなっていた可能性もあった。2004年から未使用だった当初のロールスラスターを修理したことで、来年再び地球と交信するまで老朽化したボイジャー1号の運用を継続する助けになりそうだ。 ボイジャー1号は1977年9月に打ち上げられた探査機で、正常に機能するためにスラスターのセットを複数使用している。主スラスターのセットはボイジャー1号のアンテナが地球を向いたままになるよ
2022年に発見されて話題となった、初の「単独の」候補について、者がハッブル望遠鏡による新たな観測結果をふまえて、間違いなく単独の恒星質量であると結論づけました。 [2503.07820] OGLE-2011-BLG-0462: An Isolated Stellar-Mass Black Hole Confirmed Using New HST Astrometry and Updated Photometry https://arxiv.org/abs/2503.07820 Yes, there really is a black hole on the loose in Sagittarius https://www.sciencenews.org/article/lone-black-hole-sagittarius-hubble これまでに見つかったは、銀河の中心にある超大質量を
福島第一原子力発電所にたまる処理水を海に放出した際の生き物への影響を調べようと、東京電力がヒラメやアワビなどを使って2年半にわたって続けてきた飼育試験が、先月末で終了しました。 東京電力は試験の結果、ふつうの海水と、処理水を海水で薄めた水などで飼育した生き物の成育に差は無く放射性物質が濃縮されないことが確認できたとしています。 福島第一原発にたまるトリチウムなどの放射性物質を含む処理水について東京電力は、おととし8月から政府の方針に従って、基準を下回る濃度に薄めた上で、海への放出を行っています。 東京電力は、処理水を海に放出した際の生き物への影響を調べようと、放出開始のおよそ1年前からヒラメやアワビ、それに海藻を使った飼育試験を行ってきました。 試験は、ふつうの海水と処理水を海水で薄めた水のそれぞれで生き物を飼育し、成育の違いや体内のトリチウム濃度の変化を分析するもので、放出の開始後には、
13年以上にわたり土星を観測したNASAの探査機カッシーニが撮影した、土星の自然色画像。(Composite Photograph by NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute) 近年、土星と木星は月の数で競争を繰り広げてきた。2019年には土星の新しい衛星が20個見つかって合計82個となり、首位に立った。2023年に木星が92個に増やして首位に返り咲くと、同年、土星は146個に増やしてその座を奪い返した。現在、木星の衛星数は95個に増えているが、このほど土星に新たに128個の衛星が発見されて合計274個となり、木星を大きく引き離した。(参考記事:「土星に20個の新衛星を発見、太陽系で最多に」) しかし、今回の発表で最も重要なのは、これまでで最多と思われる数の衛星がいちどに発見されたことではない。氷と岩石からなる球体で、軌道が土星の赤道面に沿ってい
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