【北京共同】ロイター通信によると、中国の宇宙当局者は23日、月面に原子力発電所を建設することを検討していると明らかにした。月面に整備する基地に電力を供給するためで、ロシアと協力すると説明した。

アメリカの宇宙開発企業は、人気歌手のケイティ・ペリーさんら6人の女性が乗った宇宙船を打ち上げ、およそ10分間の宇宙旅行を成功させ、アメリカメディアなどが大きく伝えています。 アメリカの企業ブルーオリジンは14日、人気歌手のケイティ・ペリーさんや、アメリカのジャーナリストなど6人の女性が搭乗した宇宙船を、南部テキサス州の発射施設から打ち上げました。 宇宙船は高度100キロメートルを超えて宇宙空間に達し、ペリーさんら6人はいわゆる無重力状態を体験しました。 その後、宇宙船はパラシュートを使ってゆっくりと高度を下げ、打ち上げからおよそ10分後、無事、地上に戻りました。 アメリカのメディアなどは女性だけが搭乗する宇宙船が宇宙に到達したのは、1963年に旧ソビエトのワレンチナ・テレシコワさんが女性として初めて宇宙に行って以来、およそ60年ぶりだなどと大きく伝えています。 地上に戻ったあとのインタビュ
日本SFアニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」の貴重な制作資料を集めた展示会が都内で始まり、企画したアニメ監督の庵野秀明さんが見どころを語りました。 「宇宙戦艦ヤマト」は、西暦2199年、人類滅亡の危機の中、ヤマトでイスカンダル星を目指すという物語で、今も新作が生み出されるなど人気の作品です。 ことしが第1作の放送開始から50年となるのに合わせて、都内で展示会が始まり、14日に内覧会が行われました。 内覧会には、展示会を企画したアニメ監督の庵野秀明さんが訪れ、「僕や同世代で見ていた人にものすごい衝撃を与えたアニメーションです。この機会にいろいろ資料を発掘できて、見ていただけることはうれしく、関係者やファンの皆さんには、ヤマト風に言えば『ありがとう、以上だ』という感謝の気持ちです」とあいさつしました。 会場には、松本零士さんなどが手がけたヤマトの艦内や、艦長の沖田十三、古代進といったキャラクターの
NASA 大西卓哉さん搭乗の宇宙船打ち上げ延期 機器の一部不具合 この記事は、現在リアルタイムで更新中です。 2025年3月13日 11時24分 宇宙 日本人宇宙飛行士の大西卓哉さんが乗った宇宙船は日本時間の13日午前、国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられる予定でしたが、地上側の機器の一部に不具合が見つかったため、打ち上げは延期になりました。 宇宙飛行士の大西卓哉さんが乗った民間の宇宙船「クルードラゴン」の打ち上げは当初、日本時間の13日午前9時前に予定され、最終的な準備が進められていましたが、打ち上げまであと40分余りとなったところで延期されました。 NASAによりますと、地上側で機体を支える機器の一部に不具合が見つかったということで、NASAは宇宙船やロケットを担当するアメリカの企業「スペースX」とともに詳しい調査を進めています。 これを受けて、大西さんら4人の宇宙飛行士はいったん
アメリカの企業が開発した無人の月着陸船が月面着陸に成功し、民間企業としては世界で2例目となりました。月をめぐってはアメリカのほか、日本の企業も、ことし、月面着陸に挑戦する予定で、各社の開発競争が進んでいます。 アメリカの宇宙開発企業「ファイアフライ」はことし1月、無人の月着陸船「ブルーゴースト」を南部フロリダ州から打ち上げました。 この着陸船が2日、月面に着陸し、民間企業としては去年2月にアメリカの別の企業が成功したのに次いで、世界で2例目となりました。 着陸後に公開された画像には、月面や着陸船の一部のほか、船体の背後の宇宙空間に地球が小さな点として写っています。 今回の着陸船にはNASA=アメリカ航空宇宙局などが開発した実験機器10台が搭載されていて、月の表面の砂の調査など、今後の月面での宇宙飛行士の活動を想定した実験が行われる予定です。 月をめぐっては、アメリカの企業のほか、日本のベン
(CNN) 地球に衝突する危険が観測史上最も大きいとされた新発見の小惑星「2024 YR4」について、米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)は24日、2032年に地球に衝突する可能性がほぼゼロになったと発表した。 写真特集:これがワープ実現の宇宙船 2024 YR4が32年12月に地球に衝突する可能性は、NASAの推計で0.0017%、ESAの推計では0.002%となった。 つまり、7年後に地球に衝突する確率は5万9000分の1となり、99.9983%の確率で地球には衝突せずに通過する。ただ、月に衝突する可能性は1.7%とNASAは推計しているが、それでも地球が危険にさらされる可能性はないという。 2024 YR4は24年12月27日に発見された小惑星で、直径は推定40~90メートル。もしも地球に衝突した場合は所によって壊滅的な被害が出る恐れがあった。 しかし、NASAジェット推
2025年1月27日にニューメキシコ工科大学のマグダレナリッジ2.4m望遠鏡で観測された「小惑星2024 YR4」。米航空宇宙局(NASA)提供(2025年1月31日提供)。(c)AFP PHOTO / NASA/MAGDALENA RIDGE 2.4M TELESCOPE/NEW MEXICO INSTITUTE OF TECHNOLOGY/RYAN 【2月19日 AFP】米航空宇宙局(NASA)が18日に公表したデータによると、一つの都市全体に甚大な被害をもたらし得る「シティー・キラー」に分類される小惑星「2024 YR4」が、2032年に地球に衝突する確率が3.2%となり、現在の予測において最も脅威的な宇宙の岩石となった。 地球への衝突確率は高まっているものの、専門家らは過度な警戒は不要としている。世界の天文学界は状況を注意深く観察しており、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡でも来月「2
(CNN) 最近発見され、天文界の注目を集めている小惑星「2024 YR4」が地球に影響を与える可能性がわずかに上昇したこと分かった。 欧州宇宙機関(ESA)によると、2024 YR4が2032年12月22日に地球に衝突する可能性は2.2%。新たな観測結果を踏まえ、先週の1.2%からリスク評価が上昇した。 天文学者はさらなる観測結果が明らかになるにつれ、確率が変化すると見ている。ESAによると、この小惑星が他の地球近傍小惑星の発見後と同じパターンをたどった場合、衝突の可能性はいったん上昇した後、下落する見通し。例えば、小惑星「アポフィス」は04年の発見後、一時的に最大級に危険な小惑星とみなされ、地球に衝突する可能性も指摘されていた。軌道の正確な分析を行った結果、21年になって科学者はこの見解を修正した。 天文学者による「2024 YR4」の観測が進めばその分、サイズや軌道に関する理解が深ま
鹿児島県にある種子島宇宙センターについて、文部科学省は、H3ロケットの打ち上げの頻度を高めていくため、発射場の設備を強化することにしています。 H3ロケットは、2日種子島宇宙センターから打ち上げられた5号機まで4機連続で成功し、今後、国際的な衛星打ち上げビジネスの市場に食い込んでいくことが期待されています。 文部科学省は、H3ロケットの競争力を高めるためには、打ち上げの頻度を高めていく必要があるとして、種子島宇宙センターの発射場の設備を強化することにしています。 具体的には、まもなく運用を終えるH2Aロケットの設備1棟をH3ロケット用に改修し、人工衛星に「フェアリング」と呼ばれるカバーを取り付けるための建物をあわせて3棟にする計画です。 また、打ち上げに必要な液体酸素の貯蔵タンクを3基から4基に増やし、急きょ補充が必要な場合にも柔軟に対応できるようにするということです。 文部科学省は、この
スマートフォンなどの位置情報の精度を高める日本版GPS衛星「みちびき」が、2日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターからH3ロケット5号機で打ち上げられ、予定の軌道に投入されて打ち上げは成功しました。 日本版GPS衛星「みちびき」を載せたH3ロケット5号機はメインエンジンなどに点火され、2日午後5時半、ごう音とともに種子島宇宙センターの発射台を離れました。補助ロケットやロケットの1段目などを切り離しながら上昇を続け、およそ29分後に衛星を予定の軌道に投入して打ち上げは成功しました。 ロケットに搭載された「みちびき」は、GPSのような位置を特定する機能を持つ人工衛星で、現在は日本付近の上空で4機体制で運用されていて、スマートフォンなどの位置情報の精度を高めるために使われているほか、電波が通じない場所での緊急地震速報の配信などにも役立てられています。 政府は今回の衛星を含む3機を新たに打ち上げ、現
(CNN) 欧州宇宙機関(ESA)と米航空宇宙局(NASA)は最近発見された小惑星「2024 YR4」について、2032年12月22日に地球に衝突する可能性が1.2%あるとの見解を示した。 ただ、ESAとNASAによれば、これは地球周辺を安全に通過する可能性が99%近くあることも意味する。研究者は今後の観測結果を手がかりに、衝突の可能性を判断するとみられる。 2024 YR4の幅は推定40~100メートル。ESAによると、このサイズの小惑星は数千年おきに地球に衝突しており、周辺地域に甚大な被害を引き起こす場合がある。 NASAジェット推進研究所の地球近傍天体研究センター(CNEOS)のディレクター、ポール・チョーダス氏はこの小惑星について、「サイズの範囲は大型ビルに匹敵する」と説明する。実際のサイズは現時点では不明な面が多く、天文学者は複数の望遠鏡を駆使した追加観測で大きさを突き止めようと
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2025年1月23日、先進レーダ衛星「だいち4号(ALOS-4)」の観測データを衛星間光通信経由で地上へ伝送することに成功したと発表しました。1.5μmの波長帯における通信速度1.8Gbpsでの光通信を用いて静止衛星経由で観測データを地上局へ伝送したのは世界初だとJAXAは述べています。 「だいち4号」とは? 【▲ 観測を行う先進レーダ衛星「だいち4号(ALOS-4)」のCGイメージ。機体下部(地球側)の左側に展開されているのがLバンド合成開口レーダー(SAR)の「PALSAR-3」、右側に展開されているのが船舶自動識別信号受信器「SPAISE3」のアンテナ(Credit: JAXA)】 「だいち4号」は2014年5月に打ち上げられた陸域観測技術衛星2号「だいち2号(ALOS-2)」の後継機として開発されたJAXAの地球観測衛星です。日本時間2024年7月
時間は存在するのか?時間とは、私たちの日常や科学の礎を支える、きわめて基本的な概念の一つです。 時計の針が刻む秒や、昼から夜へと移り変わる一日の流れは、時間が絶対的に存在すると信じさせるに十分でしょう。 しかし20世紀以降、物理学の飛躍的な発展によって「時間は本当に普遍なのか?」という根本的な疑問が浮かび上がってきました。 もしかすると、時間はある特定の条件下で姿を現す“派生的”な性質なのではないか、というのです。 アインシュタインの一般相対性理論では、時間は空間とともに「時空」を形づくり、重力の影響で歪んだり遅れたりします。 私たちが当たり前だと思っていた「絶対の時間」は、観測者の場所や状態によって変わる相対的な存在であることが示されたのです。 たとえば、強い重力場に近いほど時計はゆっくり進み、重力の弱い場所ではわずかに速く進むことが予測されます。 実際、東京大学と理化学研究所の研究チー
日本の主力ロケットとして長年運用されてきたH2Aロケットの最後となる50号機の打ち上げが、搭載される人工衛星の開発が遅れているため、来年度に延期される見通しになりました。 日本の主力ロケットとして、20年以上にわたり打ち上げられてきたH2Aロケットは、次の50号機で運用を終え、新型のH3ロケットに完全に移行することになっています。 最後となる50号機の打ち上げは、今年度中に行われる計画でしたが、内閣府の宇宙政策委員会で9日示された今後の宇宙開発のスケジュールをまとめた工程表の改定案によりますと、来年度に延期される見通しとなりました。 内閣府によりますと、ロケットに搭載される温室効果ガスなどを観測する人工衛星の開発の遅れが延期の理由だということです。 このほか、今年度中に打ち上げられる計画だった、開発中の小型ロケット、イプシロンSについては、先月の燃焼試験で発生した爆発の原因究明などに時間が
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