薬の商品名は、時々変更されることがあります。 先週発表されたのは「サクシン」という名前の薬の変更。似たような名前の薬「サクシゾン」との混同を避けるための措置です。 サクシンとサクシゾンという似た名前の薬に、共に注射剤が存在するため、薬の処方間違えや取り違えが起こる可能性があります。この間違いは患者さんの死につながる重大な事態であり、実際、これまでに何度も報告されています。この間違いをなくすために、商品名の変更という措置がとられたのです。ただ、意外なことに、このような原因で商品名の変更が行われるのは、異例なことだそうです。 ちなみに、なぜサクシンとサクシゾンが似た名前になったか、と言うと、いずれの薬の構造にも、コハク酸(Succinate)とよばれる化合物の一部分が含まれていたためです。 サクシンは、全身の骨格筋を緩める作用を持ち、手術部位の緊張をとって手術をしやすくしたり、気管に人工呼吸用
アニメ「機動戦士ガンダム」の放送30周年を記念して、米ロック歌手のアンドリューW.K.さんが、初代オープニング曲の「翔べ!ガンダム」や劇場版主題歌の「哀 戦士」などテーマ曲、挿入曲を英語でカバーしたアルバム「ガンダム・ロック」を9月9日に発売する。 アンドリューさんは米国一のガンダムファンを公言するロック歌手。テレビ版エンディング曲「永遠にアムロ」や、「ガンダム大地」「颯爽(さっそう)たるシャア」などBGMまで15曲をカバー。ファンの間ではおなじみのジオン公国総帥ギレン・ザビが、弟のガルマの葬儀で行った追悼演説を英語で再現している。 また、ジャケットは、「∀(ターンエー)ガンダム」(98年)のキャラクターデザインの安田朗さんがガンダムとアンドリューさんの姿を描き下ろしたイラストを起用。アンドリューさんは「左腕のタトゥーまで細かく描いてくれて光栄に思っています! 日本では実物大のガンダムが造
〜生物系・農学系の就職について〜 ここは、編入学とは一線を画して、就職の話をします。 編入学そして卒業の先には、大学院進学か就職が待っています。『編入したけども…、その先は?』ということがあり、特に生物系・農学系の就職について、どうしても言いたいことがあって、書いてみました。 自分は『とにかく研究開発職に就きたい。でもドクターまではどうかと思うけど、マスターくらいは出ておきたい!!』と思い、なんとなーくな感じで、大学院へ進学しました。しかし、これがかなり危険であることを今になって身をもって分かりました。『生物系・農学系の就職がなぜ不利か?』という理由も分かった気がします。 ただこれは、賛否両論あると思いますし、自分の経験と人から聞いた話や2chを参考にまとめて書いてあるだけですので、これが全てだとは思わないで下さい。 まずはバイオ(生物系・農学系)についてのお話。 今や医歯薬や化
個人的には怖い乗り物です。怖いと言っても乗ったのは、観光で一度きりですから大した経験ではないのですが、あんまり乗りたいものではありません。ですから医療費削減の大合唱の中でも、なぜか推進されてきたヘリ救急にも、まず縁がない開業医である事はラッキーと思っています。勤務医であれば乗らざるを得ないような状況にならないとは限らないからです。 個人的な好き嫌いはともかく、ヘリ救急が推進されるかは不思議に思っています。建前の救命率の向上はさておき、狭い日本でどれほど活躍場所があるのかどう考えても首をかしげてしまうからです。日本でも離島であるとか、北海道のような広大な面積に人と医療機関が点在するところならともかく、他の地域でも救急計画にセットのように「ヘリ救急の整備」があるのは不思議な光景です。 趣味で里山によく登りますが、山頂から見える風景でいつも感心する事があります。実に見事なぐらい平地は利用されてい
勤務医から田舎で個人医院を開業。医療ネタ、マンガや本など思いつくまま、気の向くまま。いつも読んでくださる皆さんに感謝、感謝で頑張っています。 ネタ元は ゆりあさん http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1017.html#comment7501 です。ありがとうございます。 ばなな先生の 救急車日記。 読んでいて、 すごいことになっています。 …これって、本当に ばなな先生ですよね? よしもとばなな公式サイト 日記 http://www.yoshimotobanana.com/diary/2009/05/index_5.html 2009.05.06 一日中39度。解熱剤を飲むと一瞬下がる熱。この中で読む「三国志」臨場感爆発! でもたいていは読めずに寝込んでいる。顔がボコボコで面白いくらいだ。 家の中で急にバタンと倒れたので、救急車を呼んで、点滴
先に弁明ですが、今日のエントリーのネタ元は中間管理職様です。よしもとばなな氏の著書の話がおもしろかったので、私も書こうと思い(実際に下書きは完成)ましたが、どうしても中間管理職様を越える出来栄えには至らなかったので、話の中心をよしもとばなな公式サイトにある日記の話に差し替えて書き直しました。 これなら二番煎じでも少しは新味があると思っていたら、中間管理職様をなめたらあきまへん。きっちりこちらもエントリーに上げられていますし、内容も充実しています。ここで余力があれば、他のネタに差し替えるのですが、正直なところ夏枯れ状態で時間切れになってしまいました。休載も考えましたが、ここまで書いているのが悔しいので「埋め草」でも上げさせて頂きます。つう事でネタ元を明記させて頂き、完全な二番煎じをお贈りします。 開業つれづれ:よしもとばななさんの「ある居酒屋での不快なできごと」 活字中毒R. 開業つれづれ:
徳島県鳴門市の健康保険鳴門病院で昨年11月、入院していた男性患者(当時70歳)が、抗炎症剤と名称が類似している筋弛緩(しかん)剤を誤って点滴されて死亡した医療事故で、県警は20日、薬の投与を看護師らに指示した女性医師(37)を業務上過失致死容疑で書類送検した。 県警の任意の聴取に対し、女性医師は容疑を認めているという。 県警の発表などによると、女性医師は昨年11月17日、肺気腫の疑いがあり、40度近い熱があった男性患者に解熱作用もある抗炎症剤「サクシゾン」を使うつもりだったが、筋弛緩剤「サクシン」200ミリ・グラムを薬剤師や看護師に指示して、投与。翌18日未明、薬物中毒により窒息死させた疑い。 女医は、サクシゾンの投与を看護師や薬剤師に端末のパソコンを通して指示する際、「サクシ」と3文字を入力、変換。画面には「サクシン」が表示されたのに、確認を怠り、誤ったまま伝えたという。 鳴門病院は、二
米ドルと米国債の暴落説がまことしやかに唱えられています。今回は、その可能性を否定するとともに、中国元・米ドル同時安という日本にとって最悪のシナリオを考えていきます。() ■手を結んだ米国と中国 ここ数ヶ月、米国と中国が急接近しています。お互いどのような事情があり、どのようなメリットがあって接近しているのでしょうか。それぞれの事情を解説していきます。 現在米国は、国内経済の建て直しに全力で当たっています。代表的な政策として、下落を続ける不動産市場をサポートするために、政府系金融機関を支援し住宅ローン金利を下げること、減税により消費者を支援することなどが挙げられます。いずれの政策も多額の財政支出を伴っており、景気悪化による税収減も加わり、2010年の米国財政赤字は大幅に拡大する見通しとなっています。 その財政赤字は国債の発行によって補填されるのですが、その国債の購入先として期待されているのが中
ラスカルさんのこのエントリを大変興味深く読んだ。そこでは、デフレの判断においてGDPデフレータと国内需要デフレータのどちらが適切か、について論じられている。ラスカルさんによれば、国内需要デフレータの方が、GDPデフレータよりも、GDPギャップないしその表れとしての完全失業率との連動性が高いのではないか、とのことである。 ただ、個人的には、この問題は別の観点――具体的には、デフレータではなくGDPそのもの――から整理することが可能なのではないか、そしてその方がひょっとして分かりやすいのではないか、という感想を抱いた。そう考えた主な理由は、現在の日本の状況下では、各種物価指数よりも名目GDPの方がデフレの指標として適切なのではないか、と最近個人的に考え始めたことにある(…その点についてサムナーの影響を受けたことは認める)。 下図は、試しに2001年以降の四半期ベースの名目GDP、GDPデフレー
なあ、お前と飲むときはいつも白○屋だな。 一番最初、お前と飲んだときからそうだったよな。 俺もお前も学部の学生だったとき、 一緒に飲みに行ったのも白○屋だったな。 「俺はいつか生命科学者になってCNSで一報取ってアカポスに付くんだ」 お前はそういって笑ってたっけな。 俺が文系就職して入社して初任給22万だったとき、 お前は博士号取るんだって胸を張っていたよな。 「もうすぐ結果が出そうなんだ。これでCNSで1stが出せるぞ」 「研究室の後輩どもに研究の仕方を教えてやってるんだ」 「ラボの教授も、研究室まとめている俺に頭上がらないんだぜ」 そういうことを目を輝かせて語っていたのも、白○屋だったな。 あれから十年たって今、こうして、たまにお前と飲むときもやっぱり白○屋だ。 ここ何年か、こういう安い居酒屋に行くのはお前と一緒のときだけだ。 別に安い店が悪いというわけじゃないが、ここの酒は色付の汚水
若田部さんの新作『危機の経済政策』は過去の3つの経済的危機と今回の危機との比較を図表化していて便利である。 表10−2 三つの経済危機と今回との比較 経済危機 1930年代大不況 1970年代大インフレ 1990年代大停滞 今回 範囲 世界、ただし金本位制諸国が中心 世界、ただし産油国は別 日本 世界 金融恐慌 あり なし あり あり 物価変動 デフレ インフレ デフレ インフレからデフレ懸念へ 国際通貨制度 金本位制 ブレトン・ウッズから変動相場制へ移行 変動相場制 変動相場制 政策の失敗 引き締めすぎ 緩和しすぎ 引き締めすぎ 緩和が足りない? 若田部さんは現在の経済危機における「政策の失敗」をふたつの観点から整理しています。ひとつは、危機の発端の金融危機、第2にその複雑な背景です。前者については、リーマン・ブラザーズ証券を破たんさせたことが信用収縮をもたらしたとしています。後者はより
⇒はてなダイアリーの操作画面の表記を変更しました - はてなダイアリー日記 本日、はてなダイアリーの操作画面の表記変更を行い、「日記」と表示していた部分を「ブログ」に置き換えました。 これに伴い、ブログ画面上部のメニュー「最新の日記」は「ブログトップ」になりました。管理画面の表記も変更を行っています。 はてなダイアリーは「はてなのブログサービス」としてご利用を開始される方が日々多数いらっしゃり、こうした方々が戸惑わずよりスムーズに利用開始できるよう、「ブログ」という表記を基本的に用いていきたいと考えております。 なんか、とてもイヤ。 これはブログでしょとか言われると、はあ、そうですかというのが合理的かもしれないけど、なんか、イヤだなぁ。 ぶこめ⇒はてなブックマーク - はてなダイアリーの操作画面の表記を変更しました - はてなダイアリー日記 遙か昔⇒「日本人にはBlogより日記」、はてなの
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