14日の噴火以降、小規模な連続噴火を繰り返している阿蘇山中岳火口だが、日を追うごとにその影響は限定的なものになっている。特に、熊本空港の航空機ダイヤでは、16日目以降、その影響による欠航は出ていない。 国土交通省熊本空港事務所によると「滑走路への降灰は噴火の当日、肉眼で確認できないほどわずかだった。それ以降は確認していない」という。 福岡管区気象台は「阿蘇山の噴火は続いているが、風向きは南寄りで北に向かって流れている。現時点では、空港に対する噴火の影響はないと考えられる」と、話す。 ただ、依然として14日と同程度の噴火が起きる可能性は否定しない。 「1か月程度は様子を見る必要がある」(同気象台) 1979年以来の噴火となった火口周辺では、今も観光施設や農作物への影響が続いているが、阿蘇山から約20キロの空港では、地方へのアクセスが平常通り保たれている。 《中島みなみ》
文部科学省の国立大学改革に向けた新方針「三つの枠組み」で、各大学の選択結果が明らかになった。大学側の”改革意思表明“を手がかりに、文科省は2016年度の概算要求で、国立大運営費交付金420億円の上積み実現を目指す。人文社会系学部の廃止通知騒ぎでは、理工系に比べ遅れている教員の意識改革を期待する。すでに学部再編はラッシュの様相だ。社会ニーズに対応して各大学の機能を強化する国立大学改革は、本番を迎えつつある。 文科省が全86国立大学を対象に設けた「三つの枠組み」は、各大学が選んだ枠組みに沿って活動を評価し、運営費交付金の増減に反映させる仕組み。各大学の選択結果は、「地域と特色分野の教育研究(地域)」で55大学、「特色分野の教育研究(特色)」で15大学、「卓越した海外大学と伍(ご)した教育研究と社会実装(世界)」で16大学となった。 「世界」は旧7帝大や研究大学といわれる大規模校が多い。医学部が
16日に発表された九州・山口8県の基準地価(7月1日現在)は、価格上昇地点が増加し、地価回復の流れの定着を示した。特に、熊本駅周辺の再開発構想を背景に、熊本市の商業地の平均価格が24年ぶりに上昇に転じるなど、JR九州が進める駅ビル中心の「まちづくり」効果が顕著に見られた。全県の住宅地と商業地の平均価格は、下落幅が縮小した。 (九州総局 村上智博) 8県の住宅地と商業地の計3440地点のうち、上昇したのは402地点(昨年293地点)だった。 上昇地点の6割にあたる256地点が福岡県に集中した。特に、人口増加が続く福岡市は地価上昇が目立つ。平均変動率は住宅地がプラス2・1%、商業地プラス4・8%と、3年連続で上昇した。上昇率は、三大都市圏の平均値(住宅地0・4%、商業地2・3%)を大きく上回った。 調査を担当したみずほ不動産鑑定所(福岡市中央区)の不動産鑑定士、井上真輔氏は「福岡都市圏での住宅
熊本県の蒲島郁夫知事(68)は16日、県議会本会議で、来年4月の任期満了に伴う知事選に、3選を目指して立候補すると表明した。知事選の出馬表明は蒲島氏が初めて。前熊本市長の幸山政史氏(50)が立候補を模索しているとされるほか、共産党も独自候補擁立に動いている。 自民党県議団の前川收氏の代表質問に答えた。 蒲島氏は2期の実績について「くまモンの活躍やアジアとつながる戦略など、これまでにまいた種が花を咲かせ、いよいよ実を結ぶ時期を迎える段階になった」と語った。その上で「水俣病や人口減、地方創生など取り組むべき課題も残されている。県政の良い流れをリセットすることは、県民を裏切ることになると思った。県民の幸福量最大化のため、引き続き持てる力を尽くすことを決断した」と述べた。 本会議終了後の記者会見では、古代ギリシャの哲学者ソクラテスの言葉「君主というものは、己のためではなく、己を選んだ者たちの幸福の
野村克也氏と江本孟紀氏、黄金時代の巨人を知る、南海ホークスの伝説のバッテリーが急遽集結し、原辰徳監督率いる現在の巨人について語り合った。話題は弱点とされる捕手に……。 ──今季の巨人は正捕手問題が取りざたされました。若手の小林(誠司)が育たない原因は何でしょう。 野村:キャッチャーを育てるのは難しい。経験と時間がいる。それに大舞台を経験させないとダメ。それをベンチがわかっているかどうかです。 江本:育てるには使い続けるしかないですよね。でも今はリード云々より、打てないとすぐ代えてしまう。 野村:野球を知らないんだろうな。プロ野球80年の歴史を調べればわかるよ。川上(哲治)さんが指導者だった頃の巨人は、正捕手だった藤尾(茂)さんに外野をやらせて、森(祇晶)を正捕手に据えて、我慢して使った。そういうことがわからない。 ──ファーストにコンバートされた阿部慎之助が捕手に“出戻り”したこともありま
「すべての道は熊本に通じる」とは、蒲島郁夫前知事が熊本県内の道路整備に向けた意気込みを語る際に使ってきたフレーズ。地域高規格道路などの骨格的な道路や鉄道網は、地域・産業の活性化はもちろん大規模災害時の重要性も注目されています。連載企画「移動の足を考える」では、熊本県内の〝足〟の現在の姿を紹介し、未来の形を考えます。 学んで得する!お金の話「まね得」 お金に関する知識が生活防衛につながる時代。税金や年金、投資に新NISA、相続や保険などお金に関わる正しい知識を、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得を目指す記者と一緒に楽しく学んでいきましょう。 ※次回は「相続・贈与は難しい」後編。7月19日(金)に更新予定です。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く