経済インサイド 防衛省生え抜きの事務次官の多くが、保険会社や銀行といった金融機関に再就職していることがわかった。一見縁遠そうな防衛と金融にいったいどんなつながりがあるのか。調べてみると、全国に数多い自衛隊員向けに商品を売り込みたい金融機関のある「思惑」が見えてきた。こうした天下りに問題はないのだろうか。 生え抜き次官6人中4人が金融機関へ 1954年発足の防衛庁は2007年に防衛省に昇格。その後の次官経験者7人のうち生え抜きは6人。うち4人が金融機関の顧問に再就職した。残る2人は逮捕者と直近の退任者だ。 増田好平氏は明治安田生命保険の特別顧問、西正典氏は日本生命保険の特別顧問を務め、黒江哲郎氏は三井住友海上火災保険の顧問だ。金沢博範氏はみずほ銀行の顧問。これらは、いずれも防衛省共済組合(組合員数約26万人)と密接な関係先にある。 日生と明治安田は組合員向け団体生命保険の幹事社。日生は団体医
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