まず初っぱなから刺していくけれど、社会には世間一般的に見て非人間的な者が一定数存在している。 病んでいるからでもなく、環境の辛さからでもなく、酷い育てられ方のせいでもなく、だ。 であるからそういう問題を抱える人々を観察して、病的という判断をするのは生易しく、宿命的と呼ぶべきだろう。 先天的な定めであるから、軌道修正は不可能なのだ。 そんな希な不運によって、社会的存在として持ちうるべき能力が弱化してしまい、自然と厄介者になってしまう。 まず一番に知るべきは、彼らは狂っていないし、病気でもないということだ。 煽りや罵倒ではなしに、真にかわいそうな人たちなのである。 それゆえに精神科へ足繁く通おうが、野菜瞑想運動の三点セットを取り入れた健康優良な過ごしたかをしようが、本質に一切の変化を加えることは出来ない。 だから我らがやるべきは、温かく見守ることのみだ。 無理と不利に押しつぶされた悲劇の人を、