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ブックマーク / akiraokawada.hatenablog.com (9)

  • 『真・女神転生RPG』プレイリポート「雨が降るたび、月を見るたび」 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    3月にTOKON10実行委員会に新鋭SF評論家たちが寄稿した「東京SF大全」の中の「東京SF論」において、『真・女神転生』のメイン・シナリオを担当されたゲームデザイナー・鈴木大司教こと鈴木一也さんへお願いし、贅沢にも 「東京SF大全特別編 東京SF論「メガテンの記憶」」を寄稿していただきました。『女神転生』シリーズ・ファンは必読であります。 http://blog.tokon10.net/?eid=1033238 これに併せる形で、「メガテンの記憶」をふまえたうえで、私の論文も記載させていただきました。 http://blog.tokon10.net/?eid=1033236 その拙稿において、以下のような記述で、とある優れた物語について語ったことがあります。 『真・女神転生』の発表の翌年、鈴木一也は『真・女神転生RPG』という会話型RPGを発表している。 これは『真・女神転生』の世界観を

    『真・女神転生RPG』プレイリポート「雨が降るたび、月を見るたび」 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • 新たな理論の誕生を言祝ぐ - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    拙リプレイをきっかけとして高橋氏の手で書き上げられた考察は、今回のウェブ掲載を契機としてか、再度、より理論的な強度を上げていく方向でまとめ直されました。 私のブログをご覧になっている方には、物語を理論的に捉えたいと思っている方が少なくないと存じ上げますが、そのような方にはとても役に立つはずです。難しいと思われる方もいるかもしれませんが、現場的な経験から立ち上がってきた考察であるがゆえ、じっくりお読みになれば、きっと腑に落ちることと思います。 http://d.hatena.ne.jp/gginc/20100822/1282520395 そのエントリを初めて読んだ際の感想を、ここに貼っておきます。いわば私からの応答で、きっとお役に立てていただける方がいるものと思います。 今回のエントリは実に刺激的で、RPGを知らない人にこの考え方を呑みこんでもらい、あとは随時個別のシステムに応用していけばわ

    新たな理論の誕生を言祝ぐ - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • ■ - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    久しぶりに蔵原大さんのレビューをご紹介させていただきます。今回はキーガンについて。多木浩二も『戦争論』で、キーガンに言及しておりました。 最後の『日語が滅びるとき』について、私は別な意見がありますが、その件についてはかつて『社会は存在しない』というに収録いただいた論文で書いたことがありますのでそちらをご覧下さい。 <【レビュー】J・キーガン『戦闘の顔』(The Face of Battle)> 2010年05月06日著 日では一向に名を知られない書は、1976年の初版以来、欧米における戦争研究の底的存在として不動の地位を保っています。イギリス人の著者キーガンは、中世・近代・現代の三時代における「戦闘」(battle)の現場を材料に、人々はなぜ戦闘に加わり、どんな風に戦って死んでいったのかを考察し、闘って傷つき倒れる兵士の心情ひいては人間社会における(好戦・反戦を含めた)戦いの文化

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  • 佐藤亜紀『ミノタウロス』とその解説をめぐる応答について - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    佐藤亜紀『ミノタウロス』文庫版の発売から、そろそろ1ヶ月が経過しようとしています。 ミノタウロス (講談社文庫) 作者: 佐藤亜紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/05/14メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 364回この商品を含むブログ (27件) を見る 『ミノタウロス』は単行の発売当初から、ウェブ上で「謎解き」(特に結末部の解釈)が行なわれてきた作品ですが、残念ながら意見が有機的な結び付きを見せることはなく、時間の経過とともにうやむやなまま収束していきました。 それもそのはず、佐藤亜紀作品、特に『ミノタウロス』は、形式としての格ミステリとは異なり、唯一の「正解」があるわけではありませんし、テクスト単体のみを射程に収めて「読み」を引き出すことを目的とした作品でもありません。 その意見の集積自体に価値があるのはもちろんですが、その経緯をふまえたうえで意義のあることを

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  • 『ウォーハンマーRPG』、ナラトロジー、そして自由(その6) - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    短期集中連載:『ウォーハンマーRPG』、ナラトロジー、そして自由 ■0、はじめに ■1、『ウォーハンマーRPG』第2版の構造 (ブログの過去記事をご参照下さい) ■2、仮説:『ウォーハンマーRPG』は『クラシックD&D』(+ミスタラ世界)の正嫡? (ブログの過去記事をご参照下さい) ■3、換喩的想像力とフレーバーテクスト (ブログの過去記事をご参照下さい) ■4、記述と解釈・運用例 (ブログの過去記事をご参照下さい) ■5、換喩的想像力と世界構築 ■6、換喩的想像力を軸に『ウォーハンマーRPG』をチューンする (ブログの過去記事をご参照下さい) ■7、RPGとナラトロジー ▼物語とゲームの融合、それがRPG 筆者はRPGを「物語」と「ゲーム」が融合した芸術ジャンルの一つである、と考えています。 例えば、『Role&Roll』誌Vol.30のミニ特集「やってみよう、ゲームマスター!」、Vol

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  • 伊藤計劃『ハーモニー』小論 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    22日、HJコンから帰宅したら、癌で闘病中だった伊藤計劃(id:Projectitoh)さんが亡くなったとの報が届いていた。享年34。あまりにも早すぎる訃報に頭がくらくらした。 この人は、いまだ『虐殺器官』、『メタルギア・ソリッド・ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』、『ハーモニー』の長編3作、「The Indiffernce Engine」、「From the Nothing, With Love.」の短編2作と数のエッセイしか書いていなかったはずだ。現在は「『ドラキュラ紀元』風」の新作を構想中だったとの話を小耳に挟んでいただけに、言葉も出なかった。 そっと胸に潜めておこうと思ったが、間もなくWeb上の各所に訃報が流れ始めた。 複数の人より伝え聞くところによると、結構な弔問客が訪れているらしい。 しかし先月、速水螺旋人さんとご一緒して、病院へ伊藤さんのお見舞いに行った際には、ご家族はかなり

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  • 陰謀論と読まず批評を駁する - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    論壇プロレスのフレームを外して 『社会は存在しない――セカイ系文化論』が発売されて、そろそろ2週間が経過しようとしています。喜ばしいことに、少しずつ売れ行きも向上してきているらしく、「セカイ系」という言葉が連想させる――悪い意味で閉鎖性を有した――領域に留まらず、広く現代文化の様相に関心がある方に受容されつつあるようで、端的に言って嬉しく思います。ちらほらと、私宛に感想もいただいております。 社会は存在しない 作者: 限界小説研究会編,笠井潔,小森健太朗,飯田一史,岡和田晃,小林宏彰,佐藤心,蔓葉信博,長谷川壌,藤田直哉出版社/メーカー: (株)南雲堂発売日: 2009/07/03メディア: 単行購入: 18人 クリック: 363回この商品を含むブログ (44件) を見る なかでも、既にご覧になった方もおられるかもしれませんが、シノハラユウキ(id:sakstyle)氏が実に熱のこもった

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  • 『ミノタウロス』の文庫解説を担当させていただきました。 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    佐藤亜紀氏の傑作長篇『ミノタウロス』をご存知でしょうか。 2007年に単行が発売されたこの作品が、このたび、めでたくも講談社文庫に収録され、明日5月14日付けで全国の書店にて発売される予定となっております。 『戦争の法』、『鏡の影』、『外人術』、『陽気な黙示録』と、過去の佐藤亜紀作品が次々と文庫化され、入手しやすくなっている昨今、このうえなくめでたいニュースです。 で、この『ミノタウロス』ですが、文庫化にあたっての解説を、畏れ多くも私が担当させていただきました。 もし、まだ『ミノタウロス』をお読みになっていない方がいらっしゃいましたら、せっかくの機会ですので、お手にとっていただけましたら幸甚です。 まだお読みない方向けに、奥付の紹介文を引用させてもらうと、このようなお話となっております。 帝政ロシア崩壊直後の、ウクライナ地方、ミハイロフカ。成り上がり地主の小倅、ヴァシリ・ペトローヴィチは

    『ミノタウロス』の文庫解説を担当させていただきました。 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • ウォーゲームを製作する歴史学の講義 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    戦略学・歴史学の立場からウォーゲーミング(ウォーゲームを製作・実施する方法論)の歴史の研究・公開に尽力しておられる蔵原大さんが、ウォーゲームの研究と歴史学の研究を相互に組み合わせたフィリップ・セービンの興味深い講義を紹介しておられました。 非常に関心を惹かれましたので、蔵原さんの許可をいただきまして、ここにご紹介させていただきます(引用箇所は、蔵原さんの文章になります)。ありがとうございます。 蔵原さんは、歴史の流れを視覚化する研究手法を通じて、文献史学の限界を補うことをも小目標として掲げられているとのことですが、RPG畑の人間にも啓発されるところの多い記事だと思います。 すなわち、ウォーゲームによって歴史学の限界が補われるとしたら、RPGは何を補うことができ、いかなる方法を通じて、どのようなヴィジョンを求めるべきなのでしょうか? (誤解なきようにあらかじめお断りしておきますが「アカデミズ

    ウォーゲームを製作する歴史学の講義 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
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