表題の議論は以前取り上げたことがあったが、Economist's Viewでそのテーマが再び論じられている。 きっかけは、Mark Thomaが、サイモンフレーザー大学の経済学部教授で現在はセントルイス連銀のエコノミストを務めているDavid Andolfattoのブログ記事に噛み付いたことにある。Andolfattoはそのブログ記事でクルーグマンとデロングを揶揄したのだが、それが長時間の中国からの帰国の旅を終えたばかりのThomaの目に留まり、疲れていたThomaは普段あまりしないこと、即ち、人のブログにコメントを書くこと、を思わずやってしまったという。その上でThomaは、こちらの自ブログの5/24エントリで、自分がそのような行動を取った訳を縷々説明している。要は、クルーグマンとデロングは現代マクロ経済学を碌に知らないくせに古いケインズ経済学に基づいて財政政策を訴えた、とAndolfa