私は法学と経済学ぐらいにシナジーのある学問はないんじゃないかと勝手に信じているんですが、世の中にはもちろんそうではない人たちもたくさんいます。 「それがいい組み合わせである」と信じてもらうためには、まあ地道に実例や実績をつみあげていくしかないんでしょうが、最初から法学と経済学は水と油であるかのように思っている人や、そういう議論の構図になることが残念ながらあるようです。 本当に残念だなぁ、と、思いながら、でもtwitterとかの140字では語り尽くせないぐらいに、誤解の溝が深いこともままあるんですが、いくつか典型的な奴について、思いつきでつっこんでおきましょう。 (現在の)経済学そのものに対する誤解 まず、「経済学」ということでイメージしているものの内容に、そもそも誤解があるような気がします。 ミクロ経済学の最初でみるような需要曲線と供給曲線が交わって均衡があるという図=市場に任せれば全てが