18日に開かれたIT検証産業協会(IVIA)の定時総会で、経済産業省 情報処理振興課の渡辺琢也氏と情報処理推進機構(IPA)ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)の渡辺登氏がそれぞれ講演。ソフトウェアの品質管理・検証や組込みシステムの開発を手がける企業経営層に向けて、行政の立場から、国内ソフトウェア産業が抱える課題に対する施策の説明や課題解決に向けた提案を行った。 経済産業省 情報処理振興課 係長渡辺琢也氏 はじめに登壇した経済産業省の渡辺氏は、まず、世界のIT産業の動向として、各国のIT市場規模の伸び率と構成比を紹介。2001年以降、中国とインドが大きく成長するなかで(2001〜2005年の伸び率は中国が約600%、インドが約400%。2005〜2009年は中国が約500%、インドが約250%)、国内市場は世界2位の市場からローカル市場へと移行する(2001年の構成比11.7