2020年に読んだ本は概算で220冊でした。 ジャンル別に印象に残った本を紹介します。 いっぱい紹介したけど、2020年ぼくのイチオシ本は『あいたくてききたくて旅にでる』です。 ■小説・ニキ
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 8月7日から20日まで、フィルムアート社のkindle書籍が半額セールを行っています。アート系書籍や創作に使える辞典、シナリオの書き方についての入門書など、創作クラスタに役立つ本ががっつりラインアップされています! 今回はねとらぼ編集部が気になる書籍をいくつかピックアップしてご紹介します。 『感情類語辞典』もお手軽な価格に シナリオライティング K.M.ワイランド『アウトラインから書く小説再入門』は、定価2200円が763円になっています。小説、映画脚本、ゲーム、マンガなどのシナリオを「アウトライン」の描き方から指南する人気の一冊です。「なぜ、自由に書いたら行き詰まるのか?」というサブタイトルに思うところのある人も多いのではないでしょうか。続編である『ストラクチャーから書く小説再入門』も、763円になっています。 ハリウッドの有名脚
この本に注目! 異例の発売前重版で話題となったSF短編集『なめらかな世界と、その敵』は、発売後も版を重ね、現在七刷。 文壇注目の覆面作家にお話をうかがいました。 ――変わったペンネームですね。 伴名:よくハンナ・アーレントからですかと訊かれますが、違います。元ネタはあるのですが、秘密にしています。学生の頃からあたためていた名前です。 ――その学生時代に小説を書きはじめたきっかけは? 伴名:京都大学のSF研究会に所属していたときに、会員がSFマガジンで賞を取り、雑誌に掲載されました。綾辻あやつじ行人ゆきと先生時代の京大ミス研ほどではないのですが、身近な人の受賞に刺激を受けてSF研でも創作が盛んになり、その機運に乗って自分も書き始めました。 ――ただ、デビューはSFの賞ではなく角川書店の日本ホラー小説大賞です。 伴名:当時はSFの新人賞が存在せず、小林こばやし泰三やすみ
『ひとりの成人は乳を見た』 『もうひとりの成人は、言動を通して心をみていた』 あなたはどちらだろうか? 燃える巨乳 また巨乳キャラが話題になっている。 巨乳キャラでも堂々としていればいいとは何だったのか。まあ、キズナアイの件*1を考えると、胸のサイズや表情というのは重要ではないのだろう。 この手の展示物が話題になるたびに、「逆の立場になって考えろ」という意見が出る。男性だって性的に消費されるような展示物が公共の場にあったら不快になるだろう、と。 しかし、女性向けに作成された展示物が「男性を性的に消費している」と問題になったことはほとんど無い。おそらく探せば一つくらいはあるのだろうが、俺はパッと思いつかない。定量的に語るのは難しいが、男性向けに比べたら炎上の頻度は少ないだろう。 Togetterで「ジェンダー」タグのまとめについたタグからも予想できる この実感が正しいのならば、なぜ炎上するの
妻は、わたしの3倍くらい読むのだが、小説は、不思議なほどに被らない。お互い好き勝手に読み散らかし、海外、国内、ジャンルも選り好みしないものの、同じ一冊にたどり着いていた、ということはあまりない。それだけ小説という世界が豊穣なのか、夫婦ともども先鋭的に選書してるのかは、ご想像にお任せする。 そして、ごくたま~に、「これ、面白かったよ。あんたにも合いそう」というのが出てくる。長い付き合いだから、お互いの趣味嗜好は分かりすぎるほど分かっているから、面白さは保証されている。他の人はいざ知らず、少なくともわたしにとっては間違いないことは分かっている。「騙されたと思って読んでみ?」なんて駆け引きなしで読む。 結論:面白かった! なんでこれが1巻完結なの!? そう、巧妙な伏線&物語構成、ストライクゾーンど真ん中のキャラクターによる、「物語を純粋に楽しむこと」と、もう古典名作と言っていい小説や映画を、上手
妻は、わたしの3倍くらい読むのだが、小説は、不思議なほどに被らない。お互い好き勝手に読み散らかし、海外、国内、ジャンルも選り好みしないものの、同じ一冊にたどり着いていた、ということはあまりない。それだけ小説という世界が豊穣なのか、夫婦ともども先鋭的に選書してるのかは、ご想像にお任せする。 そして、ごくたま~に、「これ、面白かったよ。あんたにも合いそう」というのが出てくる。長い付き合いだから、お互いの趣味嗜好は分かりすぎるほど分かっているから、面白さは保証されている。他の人はいざ知らず、少なくともわたしにとっては間違いないことは分かっている。「騙されたと思って読んでみ?」なんて駆け引きなしで読む。 結論:面白かった! なんでこれが1巻完結なの!? そう、巧妙な伏線&物語構成、ストライクゾーンど真ん中のキャラクターによる、「物語を純粋に楽しむこと」と、もう古典名作と言っていい小説や映画を、上手
2018年は「出会えてよかったな」と思える本がいくつもあった。「ためになった」とか「面白かった」とかというより、人生のこのタイミングで読めてよかったな、そういう意味で「出会えてよかった」と。なんだか本は人に似ている。出会うべくして出会うことがあるなと感じた一年でした。本棚を見渡して、記憶を思い起こして、10冊チョイスしました。 今年初めて参加してみた古本市の写真 1.「さよなら未来」 この本を読んで「未来」に振り回されなくなったと思う。テクノロジーだったりサイエンスの最先端を扱う雑誌「WIRED」日本版の編集長をされていた若林恵さんのエッセイ集。なんだけど、そうした「未来的なもの」を突き放す姿勢、冷静に考え直す目線がある。それは透徹していると言っていい。 根底にあるのは、「未来」とは「想像できる未来」だけじゃないでしょうという問いかけ。たとえばビッグデータで子どもの適性を見抜けるようになっ
現在、主要電子書籍ストアで国内作家セールが開催されています(12月25日まで)。高千穂遙〈ダーティペア・シリーズ〉や野田昌宏〈銀河乞食軍団〉、冲方丁〈マルドゥック・シリーズ〉や宮澤伊織『裏世界ピクニック』など、190点が50%OFF(半額)となっています。 魅力的なキャラクターがところせましと活躍する傑作の数々は、ライトノベルやライト文芸の読者にもオススメ! この冬、キャラクターと物語を愛するすべてのひとに向けてお送りします。 【国内作家セール参加作品全リスト】*著者名五十音順 *タイトル名、および書影はKindleの各タイトル販売ページにリンクしています。 藍内 友紀『星を墜とすボクに降る、ましろの雨』 青柳 碧人『ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会』 青柳 碧人『ヘンたて2 サンタクロースは煙突を使わない』 銅 大『SF飯:宇宙港デルタ3の食料事情』 銅 大『SF飯2:辺境デルタ星域の
2014-07-23 光源氏はロリコンじゃないと言う話 文芸的な話 例の岡山の事件で「理想のお嫁さんにしたかった」という供述が出たとか出ないとか。 自分好みに育てたかった、と供述 倉敷・女児監禁容疑で逮捕の男: 山陽新聞デジタル|さんデジ そういうと必ず「源氏物語」の話になる。「光源氏が幼少の紫の上をさらって、自分の理想の嫁にしようとした」という話が一番有名で、そして「光源氏はロリコン」という誤解をしている人をたまに見る。断言できるのは、光源氏はロリコンではない。60くらいのヤリ手ババァから手ほどきを受けたり、女を口説き落とすために年下の少年を先にカラダで落とす戦法を取ったりと、光源氏の恋愛遍歴は「ムチャクチャ」である。簡単に言えるのは、愛がめちゃくちゃ歪んでいるということだ。 これからする話は、『源氏物語』をちゃんと読んだ人なら「そのくらい知っているわ!」という話です。イメージだけで「
「小説」や「物語」を書きたいひと向けの本を並べてみたよ☆ - がらくた銀河 がなんのかんのとご好評いただいてるみたいなので、 文学フリマ前でじぶんの小説の宣伝するよりはるかにひとのためになるであろう、という気持ちであーっぷ☆ 今回は「小説」寄り、かな?(物語寄り、もいつかやる予定) まずは我が愛しの三島からv 小説読本 作者: 三島由紀夫 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2010/10 メディア: 単行本 クリック: 5回 この商品を含むブログ (3件) を見る この本、まとまってるなあって感じです 「小説とは何か」てことを考えるひとにおすすめ わたし、この「炭斗」を十四歳でよんで、それ以来「炭斗まわしたくてまわしたくて、ねーーーーー><(いちお、『遍愛日記』http://novel18.syosetu.com/n4528q/の天使が来るところでは廻せた、ていう気持ちでいるw
最初にいっておくと、別に彼女はネタバレに無自覚ではなく、俺が彼女にネタバレされて嫌な思いをしたことは一度も(たぶん)ないし、その是非や良い悪いを語りたいわけでもない。きっかけはポッドキャストをいっしょにやってる、@miyaokaさん(id:miyaoka)のこのポスト。 文中のめぐみさんは僕の妻で、イダテンさんは僕なんですけど、前々からなぜ彼女が楽しみにしてる長編小説を終わりから読むのか気にはなっていた(ちなみに長編アニメーションでも同じ行動をとる)。 ここではてな社にカチこんだこともある@kiyosick(id:kiyo-shit)さんから理由になりそうな情報が。 うーん、性差の話なのか?直接会って話している僕の印象とは何か違う。そんな普通に先を知りたい感じじゃない。こんな感じでただならぬ覚悟をもって結末を知りたがるのだ、妻は。 もう少し聞いてみるとこんな答えが。 でも、これは僕が聞いて
「百瀬しのぶ」という小説家がいます。この人物は大量のノベライズ(合計82冊!)を書いていますが、プロフィールは不明。今回は謎のノベライズ作家「百瀬しのぶ」について調べてみました。 共通点のない映画にある共通点 『おくりびと』『Ballad 名もなき恋のうた』『海猿 ザ・ラスト・メッセージ』……これらの映画に共通する点がわかりますか? どれもジャンルがバラバラで「話題になった日本映画」くらいしか共通点がなさそうですが、実はもうひとつだけあります。それはどれも「百瀬しのぶ」という方がノベライズしているという点です。 大量にある著作の9割がノベライズ 百瀬さんは2012年12月現在、85冊の本を出しています。そして、その85冊中、実に82冊がノベライズなのです。 その内容も多岐にわたり、『K-20』のような娯楽作をやったかと思えば、『friends もののけ島のナキ』のようなアニメもやるし、『ペ
もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)のことはいまさら説明するまでもない。累計250万部突破の大ベストセラーだ。 ところで、この小説の冒頭には、主人公の川島みなみが、(野球の)マネージャーのことを理解するために書店でマネージメントの本を探し、店員に薦められるままにドラッカーの『マネジメント〜基本と原則〜』を購入するというシーンがある。 正直言って、この店員は、頭おかしいと思う。もっと川島みなみの話を聞いてやるべきだと思うし、マイブームか何か知らないが、なぜ話もよく聞かずに女子高生にいきなりドラッカーを勧めるんだよ。それに川島みなみも、内容も確認せずに買うなよ。ありえん。どう考えても非現実的で、強引なストーリー展開だと言わざるを得ない。 それで、コミック版のもしドラ(→ もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(1)
闇に閉ざされ、法も秩序も無い地下世界。鋼の身体を持つ機械人「ザ・ハンター」は失われた過去の記憶を求めて旅を続ける。そんな彼を含む5人組と、この世界を支配する謎の組織「結社K」との壮絶な戦いが始まろうとしていた……。終わらない夜に、闇の一党が手にする<果てなき夢>とは!?ーーというのが、最新SF長編「ハンターダーク」のストーリーです。 著者は「魔術士オーフェン」の秋田禎信さん、そしてイラストは「多重人格探偵サイコ」の田島昭宇さんが担当しており、TOブックスから3月26日に発売されます。その本編の一部をGIGAZINEで独占公開します。 PNG画像での公開となるので、適宜拡大して読んでください。 機械人「ザ・ハンター」とは、透視覚と懸絶した身体能力を持つ特殊合金の「機械人」のこと。手裏剣型の武器を背負い、何処とも知れぬ町で、同じ境遇の仲間の機械人達と共に、失われた記憶と本当の自分達の身体を探す
SF作家・山本弘のblogです。小説・アニメ・特撮・マンガから時事問題にいたるまで、いろんな話題を取り上げていきます。 HPはこちら。 山本弘のSF秘密基地 http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/ 新春早々に買ったのが、有川浩『シアター!』(メディアワークス文庫)。これを読んで考えさせられた。 小劇団シアターフラッグの主宰をやっている春川巧(脚本の才能はあるけど実務的なスキルは壊滅状態)が300万円の借金を抱えてしまい、劇団は解散の危機に陥る。泣きつかれた兄の司(芝居のことはさっぱり分からないけど実務の才能は天才的)が、300万円を肩代わりし、劇団の再建に乗り出す……というストーリー。 いつものことながら、有川さんのリーダビリティはすごい。他の作家の小説だと、途中でひっかかったり、退屈に感じたりする部分が必ずあるのだが、この人の小説はすらすら読めて
2009年11月18日13:15 カテゴリ伊藤聡 伊藤聡「きまり文句への反抗のために――藤本和子の翻訳の魅力」 担当者より:伊藤聡さんは、映画、本、音楽などについて軽妙に記す文章で人気を博しているブロガーです。この原稿では、藤本和子の翻訳についてご執筆いただきました。なお、秋葉原無差別殺傷事件が起きたのは2008年6月8日であることを付記しておきます。 配信日:2008/12/03 翻訳家、藤本和子がいかに画期的だったか、七〇年代において彼女の表現がどれだけの影響力を持ったかということを説明するのはむずかしい。なぜなら「今までになかった、圧倒的に斬新な表現」が生まれたとき、われわれはまず、感動や興奮の前にいくばくかの困惑を感じるためである。四方田犬彦は、ブルース・リーの作品がはじめて日本の映画館で上映されたさいの衝撃を表して、「われわれにはそれを理解するコードがなかった」と述べた。
小説家・秋田禎信氏が紡ぎ出す「魔術士オーフェン」や「エンジェル・ハウリング」などの世界。そんな名作の"その後"を書き下ろした作品を中心とした「秋田禎信BOX」が2009年12月22日に発売される。全3冊、合計1,000ページを超える大ボリュームが魅力となる本作だが、その発売を前に、秋田禎信氏が語ったメッセージを紹介しよう。 小説家・秋田禎信氏が語る「秋田禎信BOX」 ――今回1,000ページを超えるBOXとして出版されることになった経緯を教えていただけますか? 秋田禎信氏 「すごく成り行きなんですよ。もともとはこのシリーズをやっていた富士見書房さんの20周年記念のようなカタチで、すでに終わったシリーズの後日談のようなものを書くという企画があったのですが、方向性など、ちょっとした諸事情がありまして、申し訳なかったのですが最終的にお断りさせていただくことになったんですね。ただ原稿だけは先走って
作者のサイトで本編の後日談の連載がこっそりと始まり、短編最終巻のタイトル「これで終わりと思うなよ!」のとおり、本当に終わっていなかった「魔術士オーフェン」。 掲載された後日談の評判が高かったことから、他にも「エンジェル・ハウリング」の後日談など多数の書き下ろしを収録した「秋田禎信BOX」になって予約限定生産で発売されることになりました。この機会に、作者である秋田禎信さんにインタビューできることになったので、いろいろと話を聞いてきました。 ◆プロの小説家になる経緯 - 「応募したらどうなるかとか、よく分かっていなかったんですよ」 インタビューの場となったのは「秋田禎信BOX」を出版することになったティー・オーエンタテインメント。 GIGAZINE(以下、G): 秋田さんは17歳の時に富士見書房のファンタジア長編小説大賞で準入選を取っていますが、小説家を目指したきっかけなどはありますか。 秋田
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