ITは、世界を便利にする一方で、複雑にもします。 このことは、市民を守る責務を担う人にとって難しい問題です。現代の戦争において、敵はあらゆる技術を利用して、予測不可能で「カオス」な存在となっているからです。 スタンリー・マクリスタル元米軍司令官の話によれば、国際テロ組織であるイラクのアルカイダは、その典型だったといえます。 マクリスタルさんは、2003年から5年間に渡って、イラクのアルカイダに挑みました。多くを失った経験を通じて、組織変革と適応性は決して高尚なゴールではないこと、むしろ戦争で勝利する必須条件であることを学んだのです。 ITによって複雑化する社会、アルカイダに勝つために米軍が迎えた変化、新たな世界で組織が生き残るための教訓とは。マクリスタルさんとサイボウズの代表取締役社長青野慶久が話します。
![アルカイダに負け続けた米軍が勝つ組織になれた理由は「7500人で毎日90分の電話会議」にあった | サイボウズ式](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d8a0de2fe1a5e97390deb95a3c9251a067905a07/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcybozushiki.cybozu.co.jp%2Fimages%2F7b829d3b66b82720343391bee2499f4f6cf6a51c.jpg)