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ブックマーク / tikani-nemuru-m.hatenadiary.org (11)

  • 上っ面への誠実で差別主義者が笑う - 地下生活者の手遊び

    承前 https://anond.hatelabo.jp/20180225105423 前回エントリの追加エントリをあげる。 1.増田結論部への逐語的応答 「そんなに差別と認めさせたいなんて、増田は何が目的なの?」 同じロジックで不当な差別をさせないため。 「犯罪率が高い集団の成員をまとめて排除するのは差別じゃない」という論理は、たとえば歴史的に差別されてきた結果として犯罪に手を染めることが他の地域の人よりも多くなってしまった地域の人を差別することにつながる。「私企業なんだから別に勝手に『女性専用』を設定していいだろ」という理屈は、私企業が「日人専用」や「○○人お断り」をすることを許容してしまう。「これは差別ではない、区別だ!」という言い方は、女性が不利益を受けたときに「でもこれは区別だから」で済ませる余地を与えてしまう。 それらは不当な差別だ。でも、不当な差別と現今の環境下では許容せざ

    上っ面への誠実で差別主義者が笑う - 地下生活者の手遊び
  • 「個と公」もしくは「愛国」というHENTAI - 地下生活者の手遊び

    そういえば昔、小林よしのりが「公と私」をすっぱり切断して暴論を展開していた。たしかに公私を形式的に分離するのが近代の原則ではあるが、私とは集団的なものでありえるし、個人は公的存在たりえる。小林のいっていた公ってのは、実は集団的な私にすぎないしな。 http://twitter.com/#!/tikani_nemuru_M/status/74071909687492609 とツイッターで発言したら説明を求められましたにゃー。以前からさくっとまとめようと思っていた事柄なので、メモもかねてこちらにあげますにゃん。 まず訂正から。 小林よしのりが「戦争論」などで言っていたのは「公と私」ではなく、「公と個」の関係でしたにゃ。 この「公と個」という設定を見るだけで、小林が公共性も個人主義もまったく理解できておらず、その主張する「公」とやらが実は肥大化した「私」であることは明らかだと僕には思えますにゃ。

    「個と公」もしくは「愛国」というHENTAI - 地下生活者の手遊び
    kuwa-naiki
    kuwa-naiki 2011/05/29
    ん、ん。時と場合によって、この私と公の視点が変わったり、意図的に部分適用したりとかありそうだから判んなくなってきた・・・。オレがアイツでアイツがオレで、みたいな・・・!
  • 「ヤクザの3割は在日」というお笑い都市伝説 - 地下生活者の手遊び

    前回エントリのコメント欄に、例によって有象無象が湧いてきましたにゃ。 朝鮮高校無償化や外国人労働者問題など、外国人差別がらみのことを書くと、きまって湧いてくる連中というのがいますにゃー。 で、 朝鮮高校無償化問題で、粘着を続ける馬鹿がひとりいるんだけど、それがコメント欄でこんなことをおっしゃってましてにゃ。 在日朝鮮人の日人口に対する割合は0.3%、それで、ヤクザの30%は在日朝鮮人 http://d.hatena.ne.jp/tikani_nemuru_M/20110218/1297965006#c1298473057 そのソースを出せといったら、出してきたのは*1 http://www.youtube.com/watch?v=9e65hdtYtio&feature=related 「俺はどっかの馬鹿とちがって、ソースのないことは言わないの。」と彼は仰せですにゃ。 ぐぐってみると、在日

    「ヤクザの3割は在日」というお笑い都市伝説 - 地下生活者の手遊び
  • はあ? 労働問題だから差別問題じゃないだと? - 地下生活者の手遊び

    前回エントリのコメント欄とブクマコメで、認知的不協和を起こしたお歴々が大量発生しているようですにゃ。 not only労働法無視 but also外国人差別 一番多く湧いていたのは、「これは労働問題であって外国人差別の問題ではない」という低レベル詭弁にゃんね。 id:nofrills 非常にシンプルな「not only労働法無視 but also外国人差別」の話が通じない。「今の日は日人だって大変なんだ、外国人が大変なのは当たり前」という奇妙な境界線設定の上での詭弁のほうが通りやすいのか。愕然とする 2010/11/30 前回エントリブクマコメより 基的にはnofrillsのこのコメントでオシマイ。 そもそも差別と労働問題は論理的に排他的関係ににゃーどころか親和的。 でも、馬鹿にはわからない・わかりたくないだろうから少し突っ込んで説明しますにゃ。 そもそも労働基準法第3条において「使

    はあ? 労働問題だから差別問題じゃないだと? - 地下生活者の手遊び
    kuwa-naiki
    kuwa-naiki 2010/12/08
    無根拠で間違いだらけの「当然」と根拠はあるけれど改善すべき余地のある「当然」が混ざり合った上に、「当然なことは維持して当然」が加わって、肉屋の支持者が湧いてくる、湧いてくる。
  • 日本が大好きで日本人を信頼した外国人労働者(追記アリ - 地下生活者の手遊び

    ユニオンにクビを突っ込むようになって、それはまあヒデエ事例に遭遇してアゴがはずれそうになったりしておりますにゃ。あまりにもヒデエ事例についてちょい書いておきますかにゃー。 アジア某国出身のAさんは、ほぼ熊のごとき外見ですにゃ。身長190ほど、痩せた日人♀の腰ほどもあるぶっとい腕でヒゲもじゃ。母国の高校をでた後ドイツの大学で経済学をおさめ*1、母国語・ドイツ語英語・日語はぺらぺらで、他にもスペイン語・ポルトガル語・朝鮮語も日常会話程度ならいけるようにゃんね。日人♀とケコンし、永住権を持っておりますにゃー。 で、 まあいろいろとあって流れて日に来たので、正規ルートでの日の労働市場に入れず、某企業で荷揚げなどの肉体労働をしていたわけですにゃ。 で、何せすげえ身体してるんで、日人の何人前にも働けるわけ。もともと五人ほどいた職場のAさん以外の人はどんどん雇止めなどでいなくなり(そもそも

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  • ハローワークはブラック企業の味方か? - 地下生活者の手遊び

    僕の相棒が昨秋から勤めだしたのはいわゆるブラック企業でしたにゃ。 今春、試用期間が終わったあと一ヶ月した後に、一方的な労働条件切り下げを通告してきたのでそれを断ったら自主退社を強制され、ユニオンに加盟して団体交渉したりいろいろと遊んだ末に、退職&金銭和解という話になって一応解決いたしましたにゃ。 で、まあ思うところを書いておこうかと。 いろいろとオモチロイ話はあるんだけど、それはまた気が向いたら書くかもしれにゃーとして、今回のお話はハローワークとブラック企業の関係について。 行政サービスや公益性の高いサービスに、ブラックな集団や企業がフリーライドするというのはありえることですよにゃ。 例えば、簡易裁判所の支払督促ってのは便利な制度にゃんが、これを利用してサラ金業者が支払督促を乱発したってのはまだマシで、架空請求に悪用されていたなんてヒデエ話もあるわけですにゃ。 ブラック企業というのもいろい

    ハローワークはブラック企業の味方か? - 地下生活者の手遊び
  • リスク管理を考えれば原発には疑問 - 地下生活者の手遊び

    追記20時50分ごろ ブクマコメなどで反論をいただいているようなので、ブクマコメ・コメントの増加が終わった頃に反論エントリをあげますにゃ。数日以内にはあげられるよう努力しますにゃー。現時点での反論を見るに、馬鹿の晒しあげになりそうにゃんが。 まともな反論を心待ちにしつつ。 追記ここまで id:tikani_nemuru_M 品にノーリスクを求めるのは馬鹿げているが、原発に絶対確実な安全性を求めるのは当然だぞ。スリーマイル島もチェルノブイリもなかったことになってんの? 原発反対を無知に基づくものとみなすのは大問題だね。 2010/07/03 id:ktasaka 原子力 ↓じゃああなたは同じ「0リスク」を「火力」「石炭」「水力」に対して言える?原発で起きてる警報の大半は前者と同じ事象なんだけれど、0リスクを求める人の大半は、なぜか前者には盲目無言なんだぜ。 上記ブクマへのスター id:co

    リスク管理を考えれば原発には疑問 - 地下生活者の手遊び
  • ゼロリスクを求めるのが合理的な場合 - 地下生活者の手遊び

    先日のエントリの趣旨はそのまま、レトリックを替え、別の論点も加えて再び論じますにゃー。 統治者の視点と当事者の視点*1 h_hirakawaさんリスク論講義 - Togetter 科学技術社会論を専攻する平川秀幸氏によるリスク論講義ですにゃ。さすがにオモチロイにゃー。さてここから平川氏の発言を引用しますにゃ。 ゼロリスク世論にまつわる問題は、確率論的なリスク論の考え方は、統計的=集合的な見方、いいかえれば社会をマスで見る「統治者視点」であり、それは「100万分の1でも当たったらイヤだ」という個別の視点、いわば「当事者視点」とは相容れないということ。 つまり、リスクに対する当事者視点は絶対消えないわけで、だからこそ統治者側には、経済的補償や法的対応、さらには当事者視点に対する「感情の手当て」が不可欠。ところが得てしてリスクコミュニケーションでは、統治者視点のみを押し付ける形になり、感情の手当

    ゼロリスクを求めるのが合理的な場合 - 地下生活者の手遊び
  • 消費税増税=意地汚い豚の鳴き声 - 地下生活者の手遊び

    いくつかの僕の信頼するブログで話題になっていた、神野直彦著「財政のしくみがわかる」岩波ジュニア新書、読了。 財政のしくみがわかる (岩波ジュニア新書) 作者: 神野直彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/06/22メディア: 新書購入: 38人 クリック: 319回この商品を含むブログ (44件) を見る財政などというまったくわかんにゃー分野だから、ジュニア新書くらいで僕にはちょうどよかったにゃー。 カネを儲けるのは財政ではない 財政とは社会の構成員が誰も排除されない経済である⇒民主主義が前提 市場社会における政府の経済活動を財政という⇒市場社会が前提 というわけで、社会主義には財政というものはにゃーらしい。びっくり。 市場社会には企業と家計と政府というプレイヤーがありますにゃ。企業は生産とカネ儲けを担当、家計は消費と再生産を担当、政府は財政を担当するということのようですに

  • 倫理的に間違うことは誰にもできない - 地下生活者の手遊び

    前回の続きですにゃー トラバ、コメント、ブクマコメが大量にあるので、それぞれに逐語的に言及することは控えますにゃ。無理。とりあえず、一般論としての「良心」の話をすることにしますにゃー。 ざっくりといくので、いろいろとりこぼしがあるかもしれにゃーけどご容赦くださいにゃー>みにゃさま 良心と不寛容 とりあえず引用先をご覧いただきたく。 The Moral Instinct / Steven Pinker (1) - plaisir.genxx.com 道徳性を支える認知的・進化的な5要素 - plaisir.genxx.com 上記記事は、ハーバード大心理学教授、Steven Pinker(スティーブン・ピンカー)がニューヨークタイムスに書いた、道徳の認知科学についての記事を紹介したものですにゃ。原文はこちら。 良心に訴えかける議論というものは往々にして偏狭になりやすいものですにゃ。リンク先か

    倫理的に間違うことは誰にもできない - 地下生活者の手遊び
  • 意図や目的より手続きを重視するということ - 地下生活者の手遊び

    以下は http://h.hatena.ne.jp/manysided/9236557630630465306 への反論。 ハイクで応答しようと当初は思ったけれど、長くなったし大事な論点も含むのでエントリという形にしますにゃー。 応答します>id:manysided 前回のエントリでも書きましたが、宗教権力というものは「善」を他者に求めるものだといえるでしょう。それに対して、他者危害行為を禁じるのが自由主義における世俗的な権力です。他者に対して善を求めることと悪を禁じることには大きな違いがあります*1。 なぜなら、善というものは人によってさまざまな形をとるものだからです。それに対して、危害というものはある程度客観的に定めることができます。 はてこ氏の議論は、「良心」を他者に求めるものでした。 これは基的に宗教のロジックです。自らの信ずる「善」「良心」を他者に求める論法に対しては、「僕には

    意図や目的より手続きを重視するということ - 地下生活者の手遊び
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