近頃、feed:だとかfoaf:といった独自スキームを使おうという話を目にすることがある。特定分野のアプリケーションでは便利なのだろうけれど、新しいURIスキームはよくよく慎重に考えるべきで、安易な導入は有害とみなされていることは、注意しておきたい。 URIスキームはウェブのアドレス空間を規定する最重要の要素で、特定のアプリケーションで便利だからというだけでスキームを作り上げるのは、避けなければならない行為とされている。新しいURIスキームの導入はとても(提案者が想像するよりも遙かに)影響が大きく、非常にコストが高くつく。これはWWW全体の共有財産に関する話であって、名前空間URIなどの新設とは、訳が違うのだ。 多くの「アイデア」は、クエリ文字列を工夫するなどで対応できる場合が多いので、新しいスキームがひらめいても性急に提案したりせずに、まず以下のドキュメントを読んでみよう。 RFC 27