11月1日にW3Cから勧告されたHTML 5.1。およそ2年ぶりのアップデートでどこが変わったのか? 主要な変更点を押さえておきましょう。 HTML 5.1とは 2年ほど前のHTML5スタンダードのリリースは、Web開発界隈における大きな出来事でした。一連のすばらしい新機能が搭載されただけでなく、1999年のHTML 4.01リリース以降初のメジャーアップデートでもあったからです。「モダンな」HTML 5スタンダードを意気揚々と使ったWebサイトをいまでも見かけることがあります。 幸い、HTMLの次のアップデートまでそう長くはかかりませんでした。2015年10月、W3CはHTML5で未解決となっていたいくつかの問題の修復を目的としたHTML 5.1ドラフトの策定に着手しました。多くのアップデートを経て2016年6月に「勧告候補(Candidate Recommendation)」、2016