北尾トロさんのインタビュー、前回までは雑誌『レポ』の話。 今回は、今年9月に開催した「第2回高遠ブックフェスティバル」が話題になった、「本の町」の話と、トロさんの本屋さんとの出会いの話です。 「"本の町"って何?」っていう人から、ブックフェスのことが気になる人まで、本好きも、旅行好きも、トロさんファンも、町おこしに興味がある人も、みんなまとめて是非ご一読あれ。 (聞き手:三島邦弘・萱原正嗣、文:萱原正嗣) 第55回 『レポ』と「本の町」で、俺の50代はバラ色だな 「本の町」=「本」で「町おこし」 ―― 高遠(長野県伊那市)を「本の町」にしようと活動されていますが、そもそも、「本の町」の姿をイメージできない人もいるんじゃないかと思います。まずはその辺りからお聞かせください。 トロ「本の町」は、一言で言うと、郊外の町が「本」で「町おこし」するイメージです。「エコツーリズム」みたいに「ブック