なお、前回は成功した第1段「スーパーヘビー」の「箸でキャッチ」は、条件が整わなかったとして見送られた。ただし、第1段もメキシコ湾上で安定した垂直着水を果たした。 今回、第1段と第2段のそれぞれが、非常に安定して垂直着水している様子がライブ配信された。 スターシップは、第1段と第2段の両方を完全に再使用することで、宇宙への輸送コストの大幅削減を狙っている。今回の安定した着水成功で、その構想を実現できる可能性が高まった格好だ。 このほか、今回の試験では、軌道上でのラプターエンジンの再始動も試験した。これは、将来の実運用で地球軌道を離脱し、月や火星に向かうための「デオービット・バーン」を実証するものだ。 スターシップ 375分の1模型(価格をAmazonでチェック) スターシップとは スターシップは100人乗りにも対応する設計の超大型宇宙船で、第1段ブースターのスーパーヘビーと組み合わせた全長は