不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 食料を自給しえている国は外国の干渉を排除することができるすこし前に「民俗学の旅/宮本常一」でも『民俗学の旅』のなかの次の一文を紹介しました。 一人一人がそれぞれの立場で平和のためのなさねばならぬことをなし、お互いがどこへいっても自分の是とすることを主張し、話しあえる自主性を持つことであり、周囲の国々の駆け引きに下手にまきこまれないようにすることであろう。そしてそれを農民の立場から主張していくには、食料の自給をはかることではないかと考えた。食料を自給しえている国は外国の干渉を排除することができる。それは今日までの歴史を見ればおのずから肯定できる。 こう書く宮本さんは戦中から、敗戦後の日本の食糧事情を考えて、各地の農家の協力を得ようと各地を奔走するわけです。 宮本さんは別の本で