この1年間で知名度が上がったIT機器の1つは自動翻訳機だろう。MM総研が2019年12月10日に発表した「音声翻訳専用機」の世界出荷台数調査結果によると、2019年12月までの世界累計出荷見込みは230万台。2017年12月末の25.8万台から9倍と、市場は急拡大中だという。 小型翻訳機の多くは小型画面とマイク、スピーカー、ボタン、通信機能を搭載。ボタンを押しながら話した内容をクラウドの翻訳エンジンを使って訳し、結果をスピーカーから読み上げ画面に表示する。製品によって機能差があり、例えば通信不可の場所でも使えるオフライン翻訳や、カメラを内蔵し写した文字を訳すカメラ翻訳に対応する製品がある。 「文字起こしのクラウドサービス」を使える 製品は最近も増加傾向にあり、12月にはソースネクストが「ポケトークS」、キングジムが「ワールドスピーク」HYP10を発売した。そうした最近の製品の中で個人的に気
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