タグ

ブックマーク / hnw.hatenablog.com (11)

  • 自宅のPC環境を改善したら四十肩が治った話 - hnwの日記

    コロナの影響もあり、この3年ほどで在宅勤務の会社さんが多くなった印象があります。 それに伴い、自宅のPC環境を改善した人って多いんじゃないでしょうか。 ご多分に漏れず私もPC環境改善を行いまして、下記のような環境が普段使いの環境になりました。 筆者のメインPC環境 一見ありふれた環境に見えるかもしれませんが、私はこの環境を手に入れてから、それまで悩んでいた四十肩の症状が大きく改善しました。 稿では、この環境に至った経緯と購入した製品を紹介していきます。同じ悩みを持つ方はもちろん、四十肩・五十肩予備軍の方も参考にして頂ければと思います。 キーボード環境の紹介 上記の写真だとわかる人にしかわからないと思うので、実際の使い方を紹介します。 通常ポジション コンパクトキーボード(HHKB)2台を1つのPCに接続し、左右分割キーボードのように利用しています。 トラックボール使用時ポジション マウス

    自宅のPC環境を改善したら四十肩が治った話 - hnwの日記
  • date-holidays という祝日ライブラリが良い意味で狂っていた - hnwの日記

    世界には色々なマニアがいるなーという話を紹介します。 先日Node.jsで使える祝日ライブラリを探していたところ、複数の国や地域の祝日に対応しているライブラリ date-holidays を見つけました。 commenthol/date-holidays: worldwide holidays このライブラリは稿執筆時点で143ヶ国379地域の祝日に対応しています。この時点で頭がおかしい(ほめ言葉)のがわかると思うんですが、さらに凄いのがこれらの祝日をすべてYAMLで定義しており、このYAMLが変態的だという点です。 YAMLによる祝日の定義例 どう凄いかは実際のYAMLを見た方が早いと思うので、例を紹介します。下記は日の祝日の定義の一部です。 01-15: name: en: Coming of Age Day jp: 成人の日 active: - from: 1948-07-20

    date-holidays という祝日ライブラリが良い意味で狂っていた - hnwの日記
  • ポートノッキングで10秒間だけsshdを公開する設定 - hnwの日記

    先日Twitterに次のような書き込みをしたところ思ったより反応が良かったので、詳細の設定を紹介します。 UDP53番、TCP443番、UDP123番とポートノッキングをするとTCP443番に10秒だけsshdが現れる、という中二病全開の設定をした。皆様にもお勧めしたい。— hnw (@hnw) 2017年3月26日 といっても特殊なことをしたわけではなく、knockdでポートノッキングの設定を行い、iptablesと組み合わせて実現しました。 ポートノッキングとは ポートノッキングというのは、決められたポートを決められた順番で叩くことでファイアーウォールに穴を空けられるような仕組みのことです。ポートノッキングを使えば、TCPの7000番、8000番、9000番の3ポートにパケットを送りつけると22番ポート (SSH) へのアクセスが許可される、といった設定ができます。 ポートノッキングの

    ポートノッキングで10秒間だけsshdを公開する設定 - hnwの日記
  • DNSSECを利用してゾーン情報を抜き出してみた(NSEC編) - hnwの日記

    さいきんDNSSECについて調べているのですが、普及について懐疑的な人が多いという印象を持ちました。批判点として運用の難しさを挙げる人も多く、仕様策定時に運用負荷の観点が入っていたらまた違ったのかなと感じたりもします。 また、運用面の視点以外に、技術仕様面でも批判的な人が一定数いるように思います(DJBが筆頭ですかね…)。批判の一つがゾーン情報の列挙(Zone enumeration)に関するものです。特に、初期のDNSSECの仕様では「NSEC walking」により完全なゾーン情報を第三者が取り出すことができました。これを改良するためNSEC3レコードが導入されたという経緯がありますが、今でもNSECで運用されているゾーンが一定数残っていたりもします。 稿ではNSEC walkingによりゾーン情報を読み出す方法を紹介します。 NSECレコードとは NSECレコードというのはDNSS

    DNSSECを利用してゾーン情報を抜き出してみた(NSEC編) - hnwの日記
  • ECMAScriptの浮動小数点数の丸め仕様がスゴい - hnwの日記

    ECMAScriptの浮動小数点数の丸め関数である Number.prototype.toFixed() について調べてみたところ、浮動小数点数をわかっている人が作った硬派な仕様だと感じたので、解説してみます。 浮動小数点数の丸めの善し悪しについて 私はプログラミング言語の浮動小数点数の丸め処理に興味があり、過去に関連記事を30以上書いています。こうした活動から得られた知見として、良い丸め関数には次のような性質があると考えています。 仕様がシンプルで直感的であること 仕様が抜け漏れなく文書化されていること バグを作り込みにくい仕様であること どれも良い関数の一般論のような話ですが、丸め処理に限って言えば簡単な話ではありません。そもそも浮動小数点数の性質が人の直感に反するため利用者にとっても実装者にとっても罠が多く、結果として上の条件を満たせないことが多いのです(私が面白いと感じるポイント

    ECMAScriptの浮動小数点数の丸め仕様がスゴい - hnwの日記
  • PHP7で変わること - hnwの日記

    次の土曜日5/30のPHPカンファレンス関西2015で基調講演(10:30-11:15)をさせて頂くことになりました。タイトルは「PHP7で変わること——言語仕様とエンジンの改善ポイント」です。チケットは既に売り切れているそうですが、参加者の方は早起きして来て頂けると幸いです。 このところQiitaに「PHP7調査」というシリーズを連投していたのも発表を意識してのことです。PHP7の新機能を一つずつ実際に試してみて、その結果を簡単にまとめていました。 今回は発表前の区切りとして、私の書いたPHP7関連の記事・プレゼン資料を一覧形式でまとめなおしてみます。PHPカンファレンス関西2015ではこれらの内容を踏まえつつ、気になる点を重点的にお伝えしたいと考えています。 内部実装のリファクタリング PHP7の目玉と言える、速度改善に関わる内容がほとんどです。 PHP7はなぜ速いのか - Slide

    PHP7で変わること - hnwの日記
  • PHPのJSONライセンス問題が一応決着 - hnwの日記

    2012年頃に、PHPのJSONエクステンションのソースコード中に次のようなライセンス文言が含まれていると話題になりました。 The Software shall be used for Good, not Evil. これはJSONライセンスと呼ばれるライセンスの一文です。「このソフトウェアを良いことに使うのはいいけど、悪いことには使っちゃダメ」といったところでしょうか。 これはフリーソフトウェアの定義に反しており*1、各種LinuxディストリビューションでJSONエクステンションを配布できないことになるため、ちょっとした騒動になったというわけです。 稿ではこのJSONライセンスへの対応が現在どうなっているかを紹介します。 各種Linuxディストリビューションの対応 PHPのJSONエクステンションはjson_encode()やjson_decode()などの重要な関数を提供するエクス

    PHPのJSONライセンス問題が一応決着 - hnwの日記
  • PHPのロケールに関するまとめ - hnwの日記

    5/3 17:45追記:t_komuraさんに指摘いただいた関数と、さらに僕が調べ直したものを含め、「ロケール設定に従う関数一覧」に25個ほど追加しました。かなり見落としがありましたね…。 PHPのロケール*1まわりについて調査したので、これをまとめてみます。 この記事は「ロケールの影響を受ける関数 - Sarabande.jp」を掘り下げたものです。masakielasticさん、ナイスな記事をありがとうございます。 PHPの文字列型と文字エンコーディング 他のモダンなLL言語と異なり、PHPは文字列の文字エンコーディングに関して何も仮定せず、単なるバイト列として管理しています。つまり、文字エンコーディングの取り扱いは各関数の実装に委ねられています。 下記の通り、これはマニュアルにも記述があるのですが、実に残念なことです。 残念ながら、PHP の各関数が文字列のエンコーディングを判断する

    PHPのロケールに関するまとめ - hnwの日記
  • 江戸前セキュリティ勉強会でgithub.comの弱い鍵を探す話をしました - hnwの日記

    先週1/24(土)に江戸前セキュリティ勉強会で「偶然にも500万個のSSH公開鍵を手に入れた俺たちは」というタイトルでLT発表してきました。以下が発表資料です。 このプレゼン資料はLT用に圧縮して作ったので、わかりにくい部分があったかもしれません。そこで、Q&A形式で補足を書いてみました。 「多数の公開鍵から共通の素因数を探す攻撃はSSHユーザー鍵についても現実的脅威なのか?」 結論から言うと、SSHユーザー鍵に限れば脅威でないというのが個人的な考えです。 今回、論文「Mining Your Ps and Qs: Detection of Widespread Weak Keys in Network Devices」(PDF)を参考に多数のRSA公開鍵から最大公約数を求めるような攻撃をSSHユーザー鍵について試してみました。元論文では、この攻撃はSSHホスト鍵とSSL証明書に対して行われ

    江戸前セキュリティ勉強会でgithub.comの弱い鍵を探す話をしました - hnwの日記
  • GitHubユーザーのSSH鍵6万個を調べてみた - hnwの日記

    (2015/1/30 追記)時期は不明ですが、現時点のgithub.comはEd25519鍵にも対応しています。 (2016/5/31 追記)「GitHubにバグ報告して賞金$500を頂いた話」で紹介した通り、既に弱い鍵はGitHubから削除され、新規登録もできなくなっています。 GitHub APIを利用して、GitHubの31661アカウントに登録されているSSH公開鍵64404個を取得してみました。抽出方法*1が適当すぎて偏りがあるような気もしますが、面白い結果が得られたと思うのでまとめてみます。 SSH鍵の種類 鍵の種類 個数 割合 RSA鍵 61749 (95.88%) DSA鍵 2647 (4.11%) ECDSA鍵 8 (0.01%) 約6万個の鍵のうち、8個だけECDSA(楕円DSA)鍵が見つかりました!常用しているのか試しに登録してみただけなのかはわかりませんが、何にせよ

    GitHubユーザーのSSH鍵6万個を調べてみた - hnwの日記
  • PHP 5.3.4以降ではヌルバイト攻撃が成立しにくくなった - hnwの日記

    今回はWebセキュリティの話題です。実はid:t_komuraさんの記事で既報なんですが、案外知られていない気がしたので改めて紹介します。 PHPアプリケーションに特化した攻撃手法として、ヌルバイト攻撃というものがあります。PHPの大半の関数がヌル文字\0(0x00)を文字として認識する一方、Cの関数を直接呼び出すような一部関数では文字列の終端文字として機能することがあり、このねじれを利用する攻撃のことを言います。 特に、これまではディレクトリトラバーサル脆弱性やLFI(Local File Inclusion)脆弱性との組み合せでヌルバイト攻撃が言及される印象がありました。例えば次のような状況です。 <?php function __autoload($class_name) { require 'lib/' . $class_name . '.php'; } $obj = new $_

    PHP 5.3.4以降ではヌルバイト攻撃が成立しにくくなった - hnwの日記
  • 1