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ブックマーク / u-site.jp (8)

  • 高齢者のユーザビリティ:課題と変化

    65歳以上のユーザーは、Webサイトやアプリを利用する際に固有の課題に直面する。このユーザー層のデジタルリテラシーは向上しているが、デザインは高齢のユーザーに対応したものにする必要がある。 Usability for Seniors: Challenges and Changes by Lexie Kane on September 8, 2019 日語版2020年6月17日公開 多くの裕福な国で、最も急速に増加している年齢層が65歳以上だ。グローバルに見ても、人は長生きするようになり、年を取っても元気でいられるようになった。Pew Research Instituteが実施した調査によると、2019年には65歳以上の人の73%がインターネットに接続していた(訳注:総務省の令和元年版情報通信白書によると、2018年の個人のインターネット利用率は、60~69歳で76.6%、70~79歳で5

    高齢者のユーザビリティ:課題と変化
  • 幸福のデザインを忘れていませんか

    利潤の増大はあくまでもUCDやHCDの結果のひとつであり、主要な結果は人々の満足感や幸福であるはずだ。そのことを忘れてしまったように見える昨今の状況においては、来、我々が目指すべき目標が何だったのかを改めて知らせることが必要だろう。 黒須教授 2019年5月20日 マーケティングに毒された最近のUXD 現在、UXD関係者の焦点は、より高いUX水準を持ち、その結果、より一層ユーザに受けいられる、つまり購入したり利用したりしてもらえる人工物(製品やサービスやシステム)の設計と提供に偏ってしまっている。これは世界中で同じような傾向が見られているが、果たしてそれで良いのだろうかという反省が見られない。少なくとも僕の耳には入ってこない。 資主義の世界では、製造手段や提供手段をもつ人々(資家)が、それを持たない人々に働く場や手段を提供したり、その結果として得られる産品を提供したりしてその代価とし

    幸福のデザインを忘れていませんか
  • 定性的ユーザビリティテストのタスクの改善: 防ぎたい間違い・トップ10

    ユーザビリティ調査のために適切なタスクを書くのは、科学ではなく芸術の分野の作業だ。とはいえ、そこにもルールはある。タスク作りでよくある以下の間違い10個に自分のタスクが該当していないかチェックしよう。 Write Better Qualitative Usability Tasks: Top 10 Mistakes to Avoid by Amy Schade on April 9, 2017 日語版2017年8月7日公開 定性的なユーザビリティ調査を大きく左右するのが、テストするデザイン、テストする参加者、そして、(特に多いのが)セッションを運営する進行役である。だが、これ以外にも重要な要素というのは存在する。それがタスクである。 タスクに求められるのは、UXリサーチャーのゴールを正確かつ適切に反映すること、さらに、参加者がやらなければならないことについての明確な指示を与えることである

    定性的ユーザビリティテストのタスクの改善: 防ぎたい間違い・トップ10
  • 人間中心設計はイノベーションとヒット商品開発のためのアプローチか

    HCDは改善を目指して使ってゆくべきだ。イノベーションが一流で改善は二流、という思い込みは大変危険なものだ。もっと地に足の付いた改善活動を、そして良い点は継承し、悪い点を改善することによって、人工物を着実に進化させてゆくことが大切なのだ。 黒須教授 2016年1月25日 イノベーションとヒット商品 イノベーション流行りである。また、イノベーションが商品化されれば、それはヒットするという短絡的な考え方も広く流布しているようだ。さらに、ヒット商品を出すためにはイノベーションがなければならない、という信仰まで広がっているように思う。 いずれもマーケティング関係者が仕掛け、製造業や販売業の人達、あるいは企業経営者が喜んで乗っかっているシナリオだが、府省の方も図右側のサイクルのようなイノベーションによる新製品・サービス設計から新産業創出を鼓舞している。この図は2007年に出されたものだが、特にロジッ

    人間中心設計はイノベーションとヒット商品開発のためのアプローチか
  • 年末年始に読みたい、UXに関わる人におすすめの書籍10選

    ユーザーの質を理解するためにはさまざまな知見が必要です。そのような知見を広げる際に役立つ書籍をピックアップしました。すべてKindle版も出ていますので電子書籍派の方にもおすすめです。 U-Site編集部 2015年12月28日 融けるデザイン ―ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論 タイトル:融けるデザイン ―ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論 著者:渡邊 恵太 U-Siteの読者の皆様はご存じの方も多いかもしれません。「自己帰属感」というワードを用いて「気持ちの良いUI」とはどのようなものかを説いています。また著者が「設計の発想の」と述べている通り、UIだけでなくアプリ、サービスを考えていくうえで重要な示唆を得ることができます。「観察から価値を抽出するデザイン手法が注目されている理由」について明らかにしてくれます。 今こそ読みたいマクルーハン タイトル:今こそ読みたいマク

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  • 低コントラストのテキストは解決策にならない

    低コントラストのテキストがトレンドのようだ。しかし、それは視認性が悪く、発見しにくく、アクセシビリティも劣る。代わりに、もっとユーザブルな代案を検討しよう。 Low-Contrast Text Is Not the Answer by Katie Sherwin on June 7, 2015 日語版2015年9月16日公開 低コントラストのデザインが美しいというのはWebに繰り返し立ち現れる思想だが、それは視認性や発見しやすさを奪い去るものである。低コントラストのデザインは目に負担がかかるので、歳を取って、能力が少し衰えたように我々は感じる。ミニマリズムというトレンドに魅了されたサイトは、高コントラストという従来からの自分たちの流儀を捨て去り、暗黒面(あるいはミディアムグレー面と言うべきか)に寝返ろうとしている。デザインでの評価のために読みやすさを犠牲にしようとするサイトにとって、低コ

    低コントラストのテキストは解決策にならない
  • デザイン変更は抜本的にやるべきか、それとも、少しずつやるべきか

    古いものを捨て、新しいものを取り入れる前に、そうすることがユーザーの目標達成のために必要だという確実な証拠があることを確かめよう。 Radical Redesign or Incremental Change? by Hoa Loranger on February 8, 2015 日語版2015年3月9日公開 ユーザーエクスペリエンスに関わる最大の問題は、メガメニューを利用するのか、あるいは他のタイプのナビゲーションメニューを利用するのかといったような個別のデザイン課題のことではない。求められているのは、もっと視野を広げて、UXに関して最優先すべき戦略をまず決めることである。すなわち、大改革を目指してすべてを一気に変えるのか、あるいは少しずつ品質を向上させるというやり方を取り、一歩ずつ進んでいくのか、である。 ユーザーエクスペリエンスというのは品質に関わる分野なので、デザインを徐々に変

    デザイン変更は抜本的にやるべきか、それとも、少しずつやるべきか
  • 入力フォームのプレースホルダーを使ってはいけない

    入力フォームのプレースホルダーテキストは、入力欄にどんな情報を入れたのかをユーザーが思い出すことや、エラーのチェック・修正を難しくしてしまう。また、視覚や認知機能に障害のあるユーザーにはさらなる負担となる。 Placeholders in Form Fields Are Harmful by Katie Sherwin on May 11, 2014 日語版2014年6月17日公開 コンテクストに沿った説明やヒントは、入力フォームのそれぞれに何が入るかを明確にするのに役立つ。その結果、入力が促進され、コンバージョンレートは向上する。ヒントの提供方法はいろいろとある。実装として一般的なのは、入力フォーム内に説明を入れるやり方だ。しかし、残念ながら、入力フォーム内のプレースホルダーはユーザビリティに役立つよりも損なうことのほうが多いことがユーザビリティテストでは繰り返し示されている。 ラベル

    入力フォームのプレースホルダーを使ってはいけない
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