Webのアクセシビリティの確認としてスクリーンリーダーを使った動作確認もしてもらうと 「リンクとかボタンしか読まれず、見出しや説明文がスキップされてしまいました」 という報告をされることが時々あります。 これは大抵、スクリーンリーダーを起動して、Tabキーだけを繰り返し押してしまっていることによって起こります。スクリーンリーダーの操作方法を伝えると、読み飛ばしたと思っていたところもちゃんと読みあげてくれたということがほとんです。 アクセシビリティをかなり意識したページであっても、Tabキーだけでスクリーンリーダーを操作しているかぎり、ページの隅々まで読めることはほとんどありません。スクリーンリーダーにはTabキーを押す以外にもいろいろな操作が存在して、それを憶える必要があるわけです。私はアクセシビリティチェックのやり方を説明するときには、必ずその操作方法のうち最低限のものを紹介しているつも