バンダイナムコホールディングス(HD)は18日、子会社の元社員に対し、約6億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたと発表した。元社員は会社で管理するスマートフォンなどのモバイル端末を無断で外部業者に売却して不正に着服していたという。 元社員は50代男性で、子会社バンダイナムコエンターテインメントでモバイル端末の発注や管理を担当。2015年4月から22年4月ごろまでに、4400台以上を携帯電話の買い取り業者に売却していたという。モバイル端末は開発用に会社で保有しており、社内の管理システムで登録されている台数と実数に違いがあったことから発覚した。 元社員を昨年12月20日付で懲戒解雇しており、バンダイナムコHDは川口勝社長の月額報酬の30%を3カ月間減額するなど幹部らの処分を決めた。(田幸香純) ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->