民主主義はいま「4つの危機」に直面している──『民主主義とは何か』の著者である宇野重規先生はそう指摘します。第1章では民主主義に対する議論の根本にある矛盾を指摘しつつ、現在、民主主義が抱えている問題を解説します。 宇野重規 1967年生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在、東京大学社会科学研究所教授。専攻は政治思想史、政治哲学。主な著書に『政治哲学へ 現代フランスとの対話』、『未来をはじめる 「人と一緒にいること」の政治学』、『トクヴィル 平等と不平等の理論家』、『保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで』など。
![民主主義入門 | 第1章 民主主義とは何か 〜4つの危機〜](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a4a9d625f30b70a651e91b6abdbade159cb5c414/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcourrier.jp%2Fmedia%2F2021%2F06%2F01011233%2F01.jpg)