フリーランスライター、エディター。アスキーの書籍編集から、オライリー・ジャパンを経て、翻訳や執筆、取材などを紙、Webを問わずこなす。IT系が多いが、たまに自動車関連の媒体で執筆することもある。インターネット(とは言わなかったが)はUUCPのころから使っている。 特定の理由で執拗(しつよう)に標的にされる企業 1つの企業が繰り返しサイバー攻撃の標的にされる事例として、ソニーの名前を忘れてはならない。ソニーが標的にされる理由はもちろん単純ではない。さまざまな要因や背景の組み合わせによるが、大きく2つの攻撃背景がある。1つは、北朝鮮系のグループによる攻撃と、もう1つは生粋のハッカーによる攻撃だ。 北朝鮮系グループによる攻撃は、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPEJ)による金正恩氏のパロディ映画に対する妨害と報復が有名だ。ハッカーグループによる攻撃は、PlayStation3のアプリ