作品名は『56号線が見える』。土佐市の国道56号線を淡いタッチで描いた油絵です。近づいてよく見るとぐにゃりとうねった道路に、写実的に描かれた自動車が。現実と空想が入り交じった不思議な絵です。 この絵を描いたのは土佐市出身の女性画家です。一体どんな人物なのか。 無邪気に踊るのは大学院で絵を学ぶ2人。向かって左の女性は今はもうこの世にいません。この動画を撮影した4日後に亡くなるのです。 土佐市出身の画家・大崎 真理子。23歳のことでした。 ダンスの動画を一緒に撮影した 花田 洋子さん 「亡くなってからずっと見られなかったですね」 大崎真理子は1994年11月土佐市生まれ。3人家族で幼少期は東京で暮らし、小学2年の時 両親の故郷である高知県に移ります。 土佐市立高岡中学校から高知学芸高校に進学し、京都市立芸術大学を首席で卒業しましたが大学院1年の冬、真理子は京都の自宅で突然亡くなってしまいます。