「アンディ・ウォーホール展」が大盛況であった森美術館。次なる展覧会は5月31日から開催される「ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界」だ。 展覧会のタイトルにもある"go-betweens(ゴー・ビトゥイーンズ)"とは「媒介者」のこと。19世紀末に、ニューヨークの貧しい移民の暮らしを取材した写真家ジェイコブ・A・リースは、英語が不自由な両親の橋渡しとしてさまざまな用事をこなす移民の子どもたちのことを「ゴー・ビトゥイーンズ(媒介者)」と呼んだ。 本展ではそうした異なる文化の間、現実と想像の世界の間など、さまざまな境界を自由に行き来する子どもの性質に注目し、子どもの視点を通して見ることで、彼らが直面する政治・家族・文化的諸問題の数々に目を向けている。展示されているアーティストは以下のとおり(姓のアルファベット順)。 クリスチャン・ボルタンスキー リネカ・ダイクストラ ルイス・W・ハイン