投稿や報道を見て「ゾッとしました」ことの発端は4月10日のことだった。札幌市内の市立中学校の体育館で行なわれた学年集会で、中学1年生のクラスを担当する女性教員が資料をはさんだファイルを体育館のステージ脇の演台に置き忘れた。 資料には1年生267人分の氏名、性別、学習の状況や友人関係、家族状況、病気、障害などを含む生徒の“個人情報”が細かに記載され、さらには「低学力」「ちょろすけ」「父親うるさい」といった一部の生徒を中傷するような表現もあった。 女性教員は数日後にファイルの紛失に気づき、同僚教師らと捜索するも見つからず、4月18日に体育館の舞台袖から発見された。 その後、市教委は4月25日付で「学校外への流出やSNSなどでの拡散は確認されていない」と公表していたが、6月5日に有名インフルエンサーのSNS上で女性教員が紛失したとされる資料3点の画像が投稿された。ITライターは言う。 「ファイル