ニーガームジーク (ドイツ語: Negermusik [ˈneːɡɐmuˌziːk] ( 音声ファイル))[1][2] は、第三帝国のナチ時代にジャズやスウィングなどのアフリカ系アメリカ人の音楽スタイルや演奏に対して使われた蔑称。ナチスはこれらの音楽スタイルを「劣った」と言われる人種の退廃芸術[3] と見なし、禁止した。同時にこの言葉はアフリカ音楽(英語版)に対しても使われた。英語の発音では「ニガーミュージック」となるが、英語版の見出し語も「Negermusik」とドイツ語表記で、ドイツ語であることの意味が重要なので、本稿では「ニーガームジーク」と記述する。なおアクセントは「ニ」にある。 「ジョニーは演奏する」のポスター ワイマール共和国時代の1927年、エルンスト・クルシェネクのオペラ「ジョニーは演奏する」にはジャズ演奏が含まれていたので、当時ドイツで民族主義を唱える右派グループの反発を