まもなく中国で公開が始まるのが、映画『建党偉業』。1911年の辛亥革命から1921年の中国共産党成立までの歴史を、李大釗、陳独秀、張国燾、周恩来、蔡和森、向警予など最初期の共産党員に焦点を当てつつ描いた超大作映画だ。役者陣もびっくりするほど豪華で、日本人に知られているところではチョウ・ヨンファ、アンディ・ラウ、趙本山、王力宏、周迅などが名を連ねている。 さて、本作の興行成績が「絶対に」8億元(約100億円)を突破するというニュースが話題となっている。なぜ、そこまで断言できるのかというと、恐ろしいことに「100億円を超えるまでは『トランスフォーマー3』など輸入映画の上映が許可されない」からだという。2011年5月31日付南方週末電子版を参照した。 ■「孔子VSアバター」問題という前例 問題の発言は5月30日、映画館「北京新影聯」の高軍氏がぽろりともらしたもの。ジョークのつもりだったかもしれな