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ブックマーク / nix-in-desertis.blog.jp (168)

  • nix in desertis:アイマス各ブランドの戦略とか

    ・ミリシタのアイドルたちって、実は魅力無い?(増田) → (残念ながら)割りと同意できる記事。デレマスが「濃いキャラを多めに用意した,誰かは刺さるやろ」という戦略で成功したのに比べると,ミリマスは「数は絞ったので,これから皆でキャラを深めていこうな」って作りだったために,入り口の狭さで負けた感ある。入り口の広さは大事というのを再確認させられたような。私自身ミリマスのアイドルは全員認識するまでにけっこう時間がかかった。やはりスタート時点での余白が多すぎて,もう少し素材の味が必要だった。 → 加えて言えば,確かに37(39)人は約200人に比べれば少ないが,13人に比べればかなり多い。人数が少ないほど公式はリソースを注ぎ込みやすいのだから,時間をかけてキャラを深めていくなら数は絞った方がいい。13人と合わせて50人というのはその戦略をとっていくにしては多すぎた。実のところ分け方も問題で,プリン

  • nix in desertis:2022受験世界史悪問・難問・奇問集 その3(国立大)

    昨日の続き。日の国立大でラスト。名古屋大が大きく報道されていた出題ミスを含む3つ,京大1つ。おまけで一橋大のレジェンドシリーズの解説を付した。千葉大と東京外大は未入手である。 1.名古屋大 <種別>出題ミス <問題>1 中国史上しばしばあらわれた「乱」には,乱徒が身につけたシンボルや反乱首謀者の名をとって命名される場合が多い。(編者により中略)〔 ⑦ 〕の乱(唐),〔 ⑧ 〕の乱(唐末),〔 ⑨ 〕の乱(明末)などは後者である。 (編者により中略)事実,隋末の乱は中国史上で最大規模の乱であり,四川を除く中国のほぼ全域を巻き込んだ。その特徴は極めて土着性の強いことにあり,典型的な群雄割拠の情勢をつくりあげた。この点は,唐末の〔 ⑦ 〕の乱が〔 ⑫ 〕の商業経路を利用して非常に流動的な動きを示したことと対照的である。つまり, 隋末と唐末の反乱の動きの違いは,〔    ⑬    〕ことを物語っ

  • nix in desertis:2022受験世界史悪問・難問・奇問集 その2(早稲田大)

    〔番外編4・5〕早稲田大 文学部 <問題>3 設問4 下線部dに関連して(編註:ノルマン人はドニエプル中流域のスラヴ人地域にまで進出し,先住民と同化しながら公国を形成した),この国の王でギリシア正教に改宗し,これを国教とした君主の名を記しなさい。 設問5 下線部eに関して(編註:ノルマン人にはシチリアと両シチリアを征服する者も出て,彼らは同地で王国を建国した),最も適切なものを選びなさい。 イ この王国ではムスリムがキリスト教への改宗を強制され,彼らはモスリコと呼ばれて迫害を受けながら生活した。 ロ この王国はビザンツ帝国の一部となり,ギリシア正教世界の一員として地中海世界で繁栄した。 ハ この王国の王都パレルモでは,アラビア語の文献がラテン語に訳され翻訳活動の中心になっていた。とくにイブン=ルシュドがアリストテレスの翻訳を行ったことで有名である。 ニ この王国では13世紀に「シチリアの晩

  • nix in desertis:2022受験世界史悪問・難問・奇問集 その1(慶應大・早稲田大途中まで)

    今年も無事に公開に至ることができた。協力してくれる方々に感謝を申し上げたい。自分自身も例年より忙しさがやわらいだ2月で,少し書きやすかった。なお,3巻が発売しているので,2020年以前をまとめて読みたい方はこちらをお読みください。 <収録の基準と分類> 基準は例年とほぼ同じである。 出題ミス:どこをどうあがいても言い訳できない問題。解答不能,もしくは複数正解が認められるもの。 悪問:厳格に言えば出題ミスとみなしうる,国語的にしか解答が出せない問題。 → 歴史的知識及び一般常識から「明確に」判断を下せず,作問者の心情を読み取らせるものは,世界史の問題ではない上に現代文の試験としても悪問である。 奇問:出題の意図が見えない,ないし意図は見えるが空回りしている問題。主に,歴史的知識及び一般常識から解答が導き出せないもの。 難問:一応歴史の問題ではあるが,受験世界史の範囲を大きく逸脱し,一般の受験

  • nix in desertis:受験世界史(地歴公民)の論述問題とは何か

    どちらかというと指導者層,または受験が終わった社会人向けの話題である(もちろん高校生・受験生が読んでもよい)と前置きした上で。 受験世界史(社会科,地歴公民)で論述問題が課されるのはなぜか。文章作成能力なら国語や小論文で問えばよいので,地歴公民は全て純粋な知識問題でよいのではないかというのはたまに聞かれる主張である。しかし,それらでは測れない能力があるからこそ,地歴公民にも論述問題はある。ここでは世界史に絞って解説する。論が世間の議論に資することを期待して。 1.事件歴史用語を説明させる問題 論述問題として最も多いのは,「◯◯について△△字以内で説明しなさい」というパターンで,○○には特定の事件歴史用語が入る。たとえば, エンコミエンダ制について説明しなさい(60字程度)。 これは実際に今年の慶應大・経済学部で出た問題を少し改変したものであるが,解答は以下。 「スペインアメリカ大陸

  • nix in desertis:ゴヤとマネという様式分類上の困難を高校世界史でどう扱うか

    久しぶりの高校世界史深掘りシリーズ。 言うまでもなく,様式史とは同時代または後世の人間による整理である。ゆえに画家個人を必ずどれかの様式に入れないといけないわけではない。実際に,どうにも分類しがたい画家は存在する。しかし,専門家や好事家はともかく,一般教養や高校世界史のレベルだと,有名な画家をどこかしらのグループに入れることが要請される。この画家は一人一派なので型にはまらないのです,という説明を通すのは難しい(なぜ難しいのかわからないという人はすでに世間の知的水準や感覚から遊離している自覚を持つべし)。どこのグループにも入らない理由の説明をしようものなら,世の中には一般教養として求められるものが無数にあるのだから,込み入った事情を把握するくらいなら別のものを学んだほうが効率がいい,という反応をされてしまうのが常である。これは知っていてほしいと思う側にも望ましくない状況で末転倒である。だか

  • nix in desertis:上智大神学部の〔学部独自試験〕入試問題を解いてみた

    受験世界史の企画をお読みの方はご存じの通り,上智大は2020年を最後に一般入試の大部分で地歴公民科目の入試をやめて,共通テストと学部・学科別の独自試験で合否を決める制度となった。とはいえ上智大は学部・学科が非常に多いので気でこれを実施するのかと半信半疑でいたのだが,2021年の赤を見るに,当に実施したので驚いた。しかも1つ1つがけっこう作り込まれていて,なかなか面白かった。たとえば文学部ドイツ文学科であれば,高校世界史の範囲のドイツ史とドイツ文化について論じた現代文の問題が組み合わされたようなもので,これなら確かに意欲と適性をちゃんと測れると思われた。やればできるのになぜ去年までやってなかったのか。 となるとやはり気になるのは神学部である。神学部で学ぶ意欲と適性を測る独自試験ってどうなるのか。募集要項には「キリスト教と聖書の基礎に関する理解力と思考力を問う試験」としか説明が無かった。

  • nix in desertis:Webメディアの雑な歴史記事への指摘2件

    ・米国エリート教育と第1次世界大戦の深い関係 GAFAリベラルアーツ教育を重視する理由(東洋経済オンライン) → この記事の歴史理解があまりにもひどい。半年経過している記事ではあるし,どの程度ページビューを集めた記事なのかもわからないが,このまま何も論評されずに放置されるのも不健全なネット社会だと思うので,まずい箇所別に指摘を入れていく。ただし,紙幅の関係でこういう表現になったのかもしれないと思う箇所もあるので,『教養としてのギリシャ・ローマ 』という単著もあるようだからそちらを読んで判断するべきなのかもしれない。 >12世紀の十字軍遠征の時代、拠点だったイタリアには、戦利品としてアラビア地域から古代ギリシャ学問の文献が大量に持ち込まれました。その翻訳作業を担うために発足した知識階層の組合が、今日の大学の前身と言われています。 12世紀ルネサンスを呼んだ翻訳活動は十字軍とは直接的な関係が

  • nix in desertis:受験世界史悪問・難問・奇問集〔特別編〕明治大・情報コミュニケーション学部がひどすぎる件について

    『絶対に解けない受験世界史3』の発売記念記事。例年3月にやっている受験世界史悪問・難問・奇問集により,ここ数年の慶應大・法学部の世界史が極悪であることは知られていると思う。しかしながら,あの企画は3月頭までに入手できる試験問題の数が限られているという物理的な制約と,私自身が解いて分析して解答解説を付して友人たちに校正してもらうという時間的な制約により,主要国公立大と早慶上智までしか記事化できていない。それゆえに,それ以外の大学のものは『絶対に解けない受験世界史』の方で初公開という流れになっている。したがって,2・3巻を読んでくれた読者の方はご存じのことだと思うのだが,実のところ近年の私大の世界史の入試問題では明治大の情報コミュニケーション学部も慶應大・法学部に張ってひどい。あまりにもひどいので,ちょっと掘り深めてみることにした。 一番わかりやすい例として,書に収録される問題の数で見てみる

  • nix in desertis:『絶対に解けない受験世界史3(大学入試問題問題シリーズ3)』が出ます

    すでにAmazon,honto等で発売中です。シリーズ存続のためにもご購入いただけると幸いです。 以下は2巻同様に,書の紹介をFAQ形式で。 よくわかる! 『絶対に解けない受験世界史3 ―悪問・難問・奇問・出題ミス集』FAQ Q.目的や内容は前巻までと同じなの? A.全く同じです。大学入試における悪問や超難問,出題ミスを収録・解説したです。気で難しくて解けない問題から,日語の崩壊した問題,単なる誤植,笑える問題,珍しい問題など,多岐にわたって収録しています。 1.入試問題作成の杜撰さを世の中に訴えること 2.出題ミスの事例を集めて,出題者へ提供すること 3.悪問を笑い飛ばして当時の受験生の無念を供養すること 4.世の中の世界史マニアに難問を提供すること を主な目的としています。以下,1・2巻と同じQ&Aは省略。 Q.収録範囲は? A.2017年の私大その他,2018〜20年の全大学

  • nix in desertis:最近読んだもの・買ったもの(マリー・アントワネット関連作品2つ)

    ・『傾国の仕立て屋ローズ・ベルタン』1〜5巻。 → 王妃マリー・アントワネット付のモード商となり,ルイ16世治世下のフランスのファッションの中心にいた人物マリー・ジャンヌ・ベルタンの伝記的な作品。 → 主人公のベルタンは「仕事しよ」が口癖の有能なワーカホリックで,内に男性社会への反発・ファッションへの激しい情熱・強い功名心を持った女性として描かれている。この点では典型的な,ともすれば陳腐な領域に入るかもしれない,前近代の女性の立身出世物と言えよう。ただし,かなり出世欲が強い人物として描かれているのはやや珍しいか。 → 主人公はあくまでベルタンであるが,同時期に活躍した髪結師レオナール・オーティエとは名コンビを組んでいて,ベルタンの出世に一役買う重要人物としてデュ・バリー夫人や,もう一人の主人公たるマリー・アントワネットも登場して,徐々に歴史の歯車が動いていく。ちょっと面白いのは作者すら予想

  • nix in desertis:2021上半期ニコマス20選

  • nix in desertis:「甲申政変」と「甲申事変」は,歴史総合ではどちらが主流か

    1884年に朝鮮王朝で起きた開化派によるクーデタ未遂事件を,甲申政変または甲申事変と呼ぶ。この呼称の揺らぎはどちらの方が正しいとかではない。ではないのだが,なぜだか高校世界史では「甲申政変」,高校日史では「甲申事変」と呼ぶのがデファクトスタンダードになっている。それとは少し話がずれるのだが,以下のそれぞれのGoogle検索結果数も面白い。(全て2021年6月5日現在) 「"甲申政変"」 約360,000 件 「"甲申事変"」 約41,500 件 「"甲申政変" "世界史"」 約 11,300 件 「"甲申政変" "日史"」 約 4,830 件 「"甲申事変" "世界史"」 約 4,000 件 「"甲申事変" "日史"」 約 6,270 件 つまり,一般的には「甲申政変」 の方がメジャーであるが,「日史」と組み合わせた時に限って「甲申事変」の方が多く使われているということだ。なぜこの

  • nix in desertis:高校世界史での「董仲舒」と「五経博士」の扱いについて

    高校世界史深掘りシリーズ。「前漢の武帝の時に,董仲舒の献策によって五経博士が設置され,儒学が実質的に官学化された」という説明は,受験世界史で昔からなされてきた。しかし,この説明には専門家から疑義が提出されている。五経博士の設置は班固の『漢書』が典拠となっているが,すでに儒学が官学化されている後漢代の視点からの歴史書となっているので,儒学官学の時代を長く見せようという班固の意図が働いていて,信憑性が低い。現在の歴史学では,武帝代に存在が確認できる博士は『詩経』『書経』『春秋』に限られること,五経博士がそろうのは早くても武帝の三代後の宣帝期であることが指摘されている。儒学の官学化の時期は「官学化(国教化)」の定義の揺れとともに議論があるが,儒学の官学化が完成した時期は前漢末から後漢前期に求められている。武帝代はそうした動きが始まった時期には違いないものの,完成した時期としては支持されていない。

  • nix in desertis:2021受験世界史悪問・難問・奇問集(国立大編)の落ち穂拾い

    先週公開した記事の,追加調査や読者の反応を経た補足。それほど大した内容ではないが,それなりの分量になってしまったので補足しておく。 1.共通テスト第2日程 まんま同じ地図が収録されている日語論文がある(が論文名は忘れた)という読者の指摘があった。それが事実なら,問題文の「『パン=ヨーロッパ論』所収の地図を加工したもの」は大学入試センター自身が加工したようにしか読めないので,問題文が誤読させる文になっていて良くない。また,普通に考えると出典表記が必要である。名古屋大が前に『興亡の世界史』所収の地図を出典不掲載のまま利用したのと同じで,引用の条件を満たしていない。入試問題は著作者に事前に許諾を得ないまま著作物を利用することが可能だが,引用の条件は守る必要がある。私自身がその論文を確認しているわけではないので濡れ衣の可能性があるから,現時点ではあくまで可能性として指摘しておく。 3.東京外国語

  • nix in desertis:2021受験世界史悪問・難問・奇問集 その2(共通テスト・国公立大編)

    昨日の続き。今年は共通テストと阪大・一橋大の計3問のせいで公開が1週間遅れ,おまけを作る気力が消滅したと言っても過言ではない。何なら一橋大の方はまだ原稿が完成しておらず,後に追記するか別記事を立てる可能性がある。解説が非常に長くなったので,心して読んでほしい。 1.共通テスト第2日程 <種別>分類不能(しいて言えば作図の指示ミス) <問題>1 B オーストリアの貴族クーデンホーフ=カレルギーは,1923年に『パン=ヨーロッパ論』を著し,ヨーロッパ統合運動を展開した。彼は世界が五つのブロックに分かれて統合されていくと考え,ヨーロッパも「パン=ヨーロッパ」として統合されるべきだと主張した。その際,欧米諸国の持つ世界中の植民地も,それぞれのブロックに統合されると考えた。次の図1・図2は,『パン=ヨーロッパ論』所収の地図を加工したものであり,縦線や横線,斜線,点などで地域がブロック別に示されている

  • nix in desertis:2021受験世界史悪問・難問・奇問集 その1(慶應大・早稲田大)

    今年も無事に公開に至ることができた。協力してくれる方々に感謝を申し上げたい。 <収録の基準と分類> 基準は例年とほぼ同じである。 出題ミス:どこをどうあがいても言い訳できない問題。解答不能,もしくは複数正解が認められるもの。 悪問:厳格に言えば出題ミスとみなしうる,国語的にしか解答が出せない問題。 → 歴史的知識及び一般常識から「明確に」判断を下せず,作題者の心情を読み取らせるものは,世界史の問題ではない上に現代文の試験としても悪問である。 奇問:出題の意図が見えない,ないし意図は見えるが空回りしている問題。主に,歴史的知識及び一般常識から解答が導き出せないもの。 難問:一応歴史の問題ではあるが,受験世界史の範囲を大きく逸脱し,一般の受験生には根拠ある解答がまったく不可能な問題。記事で言及する「受験世界史の範囲」は,「山川の『用語集』に頻度①でもいいからとりあえず記載があるもの」とした。

  • nix in desertis:書評:『世界哲学史』7・8巻(ちくま新書)

    5・6巻の書評はこちら。 7巻「近代Ⅱ 自由と歴史的発展」 19世紀を扱った巻。よく19世紀が1冊に入りきったなというのが読む前の印象で,やっぱり無理があったかなというのが読後の印象である。サブタイトルの通り,大テーマはほぼヘーゲルとマルクスであって,その通りに論じているのはテーマ紹介の第1章の他,2〜4章まで。それもヘーゲルとマルクスを直接扱っているのは4章のみだった。後述するが,巻のサブタイトルは「啓蒙思想・観念論からの跳躍」とした方が実態に即していた。なぜこのサブタイトルになったのか,第1章を読んでも理解できない。 個々の章で面白かったのは第3・4章。3章はショーペンハウアーとニーチェについて。ショーペンハウアーの思想は全然詳しくなかったのだが,章で得た理解だけで言えば,章自身でそう触れられている通り,ものすごく仏教思想に近くて驚いた。ショーペンハウアーがどの程度インドに触れて

  • nix in desertis:書評:『世界哲学史』5・6巻(ちくま新書)

  • nix in desertis:高校世界史上で「大ジンバブエ」と「モノモタパ王国」をどう扱うか

    高校世界史深掘りシリーズ。現在のジンバブエ共和国には,その国名の由来となった大ジンバブエ(グレート・ジンバブエ)遺跡がある(見たことがない人のためにGooglemapにリンクを張っておく。ストリートビューで中を見ることができてけっこう面白い)。大規模な石壁に囲まれた都市遺跡であるが,この都市を建設したのは誰かというのは長年論争があった。19世紀後半から20世紀前半にかけては「サハラ以南の黒人にこのような都市を建設できるはずがない」という偏見からフェニキア人などの非黒人建設説が唱えられていたが,20世紀半ばにはさすがに否定され,現地のショナ人のモノモタパ王国(ムタパ王国)が建設したという説が有力になった。 しかし,現在ではこの説も否定された。というのもモノモタパ王国の存続年代が以前は11〜19世紀とされていたが,これは支配階級の部族や栄えた地域の変化を無視して,ザンベジ川とリンポポ川に挟まれ