『フィールズ・グッド・マン』を見てきた。全く政治色のないのんきなコミックだった『ボーイズ・クラブ』のキャラクターだったカエルのペペがアメリカのネット右翼にミームとして勝手に使われ、暴力的な表現と見なされるようになってしまうまでと、作者マット・フュリーのそれに対する抵抗を取材したドキュメンタリーである。 feelsgoodmanfilm.jp 大変取材が行き届いたドキュメンタリーで、中心人物であるクリエイターのマットやその仲間たちはもちろん、ミームの説明をするために出てくるスーザン・ブラックモアをはじめとしてかなり研究者も登場する。4chanに常駐しているらしい人とかオカルト研究家のジョン・マイケル・グリアとか、(少しオカルト風味の)ちょっと怪しい雰囲気で話す人たちも出てくる…のだが、とくにこのグリアはなんだか私が考えるステレオタイプな魔術師にかなり近い雰囲気の人で、信憑性はともかくえらく面