タグ

ブックマーク / shinsho-plus.shueisha.co.jp (42)

  • コスパとタイムラインに抗えるのは読書だけ? 大島育宙と読む『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 - 集英社新書プラス

    仕事に疲れて休みの日もスマホばかり見てしまう……」「働き始めてから趣味が楽しめなくなった……」。そうした悩みの根読書と労働の歴史から解き明かし、発売1週間で10万部を突破した『なぜ働いているとが読めなくなるのか』(三宅香帆 著)。 その刊行を記念して、芸人・YouTuber・ラジオパーソナリティとして活動しながら、ドラマや映画などのコンテンツを紹介している大島育宙氏と、著者の三宅氏が対談。エンタメ業界に身を置く大島氏から見た「働いているとが読めない」社会の実態とは? 『なぜ働いているとが読めなくなるのか』(集英社新書) 忙しすぎてが読めない現代人 三宅       この書籍の元になる連載がはじまったとき、大島さんがラジオでいち早く紹介してくださって、とても嬉しかったんです。実は私、大島さんとほぼ同い年で、勝手に親近感を持っています(笑)それもあって、今日このように対談させてい

    コスパとタイムラインに抗えるのは読書だけ? 大島育宙と読む『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 - 集英社新書プラス
  • 文明の再編と「人と知の中心」イスタンブール - 集英社新書プラス

    内田樹先生、中田考先生との共著『一神教と帝国』を上梓した山直輝先生。イスタンブールで教鞭を執る山先生に、イスラエル・ハマス紛争をめぐるトルコ国内の言説状況と、従来の国際秩序の危機を打開する文明の再編の様子とその可能性について寄稿いただきました。 日からだとどうしても遠い国の出来事になってしまうが、トルコにいるとイスラエル・パレスチナ紛争は身近である。先月、私の学生の兄がパレスチナでイスラエル軍の空爆によって亡くなった。トルコのテレビ局で働く私の友人は今、取材のためにイスラエルにいる。 トルコにおける「イスラエル・パレスチナ言説」というと、もっぱらイスラエルやパレスチナに対するエルドアン大統領の外交姿勢やトルコのメディアの反応が紹介されるだろう。 例えば、エルドアン大統領はイスラエルのパレスチナへの空爆を受けてイスラエルを「テロ国家」と批判し、一方でムスリム同胞団系イスラム組織ハマース

    文明の再編と「人と知の中心」イスタンブール - 集英社新書プラス
  • ガザを想う 帝国の智慧と欧米のダブルスタンダード - 集英社新書プラス

    内田樹先生、山直輝先生との共著『一神教と帝国』を上梓した中田考先生。イスラエル・ハマス紛争をめぐる問題の淵源について、イスラームの観点から深くとらえる論考を寄稿いただきました。 奥行きのあるトルコのイスラエル批判 ガザは旧約聖書にも名前が登場する旧(ふる)い町です。「ヨシュア記」によると預言者ヨシュアがガザの地を奪っていますし、「列王記上」にはソロモン王がガザの地を治めたと記されています。 7世紀にはアラビア半島にイスラーム勢力が勃興すると第二代正統カリフ・ウマルの時代にシリアはイスラーム帝国に組み込まれ、それ以来、ガザのアラブ化、イスラーム化が進みます。そして16世紀にオスマン帝国がマムルーク朝を滅ぼし、シリア、エジプトを支配下に置きスンナ派イスラーム世界の盟主となるとガザも他のパレスチナの地と同じくオスマン帝国の支配下となりました(1516―1917年)。 オスマン帝国の崩壊後、パレ

    ガザを想う 帝国の智慧と欧米のダブルスタンダード - 集英社新書プラス
  • 吉田豪がジャニーズ問題とマギー司郎の事例から本書を読みとく。 - 集英社新書プラス

    芸能事情に明るく、ジャニーズ性加害問題当事者の会ともイベントを開催しているプロインタビュアーの吉田豪さんは、男性が性暴力に遭うことの意味や心身への影響などを一冊にまとめた宮﨑浩一さん、西岡真由美さんの共著『男性の性暴力被害』をどう読んだのでしょうか。 我が家は子供の頃なかなかの貧乏だったのであまり高額なおもちゃを買ってもらえなくて、ウチにあるのはせいぜいミクロマンぐらい。なので、ずっと超合金に憧れがあった。 そんなとき、近所に住んでいる1歳上ぐらいの子がかなりの超合金コレクターだと聞いて、遊びに行くことになった。当時としては珍しい、ガラス棚にズラリと並べられたマジンガーZやゲッターロボ、大空魔竜ガイキングに勇者ライディーンにがんばれロボコンといったコレクションに圧倒されていたら、気がつくとそいつがなぜかフリチンになっていた。何がなんだかまったく理解できないが、ここは初めて来た家だし、どうや

    吉田豪がジャニーズ問題とマギー司郎の事例から本書を読みとく。 - 集英社新書プラス
  • 2000年代の労働と読書―仕事がアイデンティティになる社会 - 集英社新書プラス

    1.労働で「自己実現」を果たす時代 自己実現の時代 自己実現、という言葉がある。 その言葉の意味を想像してみてほしい。すると、なぜか「仕事で自分の人生を満足させている様子」を思い浮かべてしまうのではないだろうか。 趣味で自己実現してもいい。子育てで自己実現してもいい。いいはずなのに、現代の自己実現という言葉には、どこか「仕事で」というニュアンスがつきまとう。それはなぜか? 2000年代以降、日社会は「仕事で自己実現すること」を称賛してきたからである。 思えば、連載冒頭で紹介した『花束みたいな恋をした』も、「自己実現しきれない若者」の物語だった。やりたい仕事であったはずの、イラストレーターでべていけない。好きなことを仕事に、できない。でもそれは生活のためには仕方がないと思っている。 麦「でもさ、それは生活するためのことだからね。全然大変じゃないよ。(苦笑しながら)好きなこと活かせるとか

    2000年代の労働と読書―仕事がアイデンティティになる社会 - 集英社新書プラス
    laislanopira
    laislanopira 2023/11/21
    "「グローバル・メリットクラシー(国際能力主義)社会と、イディオシンクラシー(個性浪費)社会という、二兎を追う社会」"
  • 立ち去るために質問するな - 集英社新書プラス

    これまで女性を物語の主軸に据えた人気作品を多く生み出し、『私の男』では直木賞を受賞した桜庭一樹さんは、周司あきらさんと高井ゆと里さんの共著『トランスジェンダー入門』(集英社新書)をどう読んだのでしょうか。 まず架空の〝わたし〟がどのようにこの『トランスジェンダー入門』を読んだかを書いていきたいと思います。どうか、しばらくお付き合いください。 わたしは差別をするような悪い人間ではありません。トランスジェンダーの人たちには平和に暮らしてほしいと、もちろん、心から思っています。ただ、だからといって女性の安全が脅かされるのも間違っているため、悩ましいところです。平成時代のネットミームで「半年ROMれ」というのがあったのですが、現在のトランス差別問題は、へたにROMっていると、トランス女性は危険な存在だというニュースが流れてきて、それはフェイクニュースだとも流れてきて、いつまでも詳しくなることができ

    立ち去るために質問するな - 集英社新書プラス
  • 「知っているつもり」の人こそ読んでほしい本 - 集英社新書プラス

    いま一部フェミニストによるトランスジェンダーに関する言説がSNS上で物議を醸すことも多い中、これまで日フェミニズム理論に大きな役割を果たした江原由美子さんは、周司あきらさんと高井ゆと里さんの共著『トランスジェンダー入門』(集英社新書)をどう読んだのでしょうか。 書は、タイトルの通り、「トランスジェンダーについて知りたい」と思う人が最初に知っておくべきことを書いたである。いわゆる「LGBT理解増進法」の成立等の影響もあり、今年(2023年)においては、インターネットや新聞などのメディアには、トランスジェンダーに関する言説が溢れている。そうであればいまさら「入門」書でもないだろうと思う人がいるかもしれない。しかし、そう思った人こそ、ぜひ書を読んでほしい。いや読む必要があるとさえ、評者は思う。 なぜか。それは現在「トランスジェンダー」について溢れている言説の中には、正確さにおいてかなり

    「知っているつもり」の人こそ読んでほしい本 - 集英社新書プラス
  • なぜまた裁判に? 終わらなかった「黒い雨」訴訟 - 集英社新書プラス

  • 昭和戦前・戦中の読書と労働―本が安くなるとみんな本が読める - 集英社新書プラス

    1.日で最初の「積ん読」こと「円」全集 ●円の成功と驚異の初版部数 1923年、関東大震災が日を襲った。 それは出版業界にも、当時広がりつつあった民衆の読書文化にも、大打撃を与えた。火災によって書籍も、書籍になる前の紙も、たくさん燃えた。書籍の値段も上がる。そもそも第一次世界大戦後の物価高騰によって書籍の価格は急上昇していたのだ。これ以上単価が高くなってしまっては、せっかくを読もうとしていた民衆が手を出せなくなる。そして不況によって雑誌の売れ行きも落ち込んだ。 つまり大正末期――出版界はどん底にあった。 そんな出版不況どころの話ではない出版界に革命を起こしたのが、「円」だった。 それは、倒産寸前だった改造社の社長がイチかバチかの賭けに出た結果だった。円は、日読書を変えることになる。 近代日出版史について書こうとすれば、昭和初期は「円」を語らずして通り過ぎることはでき

    昭和戦前・戦中の読書と労働―本が安くなるとみんな本が読める - 集英社新書プラス
  • 自民党はカルトと縁が切れるのか - 集英社新書プラス

    「政教分離」は民主主義の大原則ではなかったか。安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、自民党と統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の深い癒着が明るみに出た。自民党は、改憲や愛国教育を掲げる日会議とも太いパイプを持っている。統一教会や日会議を選挙のたびにうまく使って、政権を維持してきた自民党。果たしてカルトと絶縁できるのか。橋爪大三郎氏は『日のカルトと自民党』(集英社新書)で、カルトの正体を見極め、カルトを政治から排除するため、有権者は知識と覚悟をもつべきだと説く。その橋爪氏との対談を快諾したのは、『日会議の研究』(扶桑社新書)の著者・菅野完氏。菅野氏は同書で、メディアが触れてこなかった日会議の背景と深層を抉(えぐ)り出した。カルトと政治が結びつくのがどれほどの悪夢なのか。四月の統一地方選を控え、両氏はその害悪に警鐘を鳴らす。 構成=宮内千和子 写真=三好妙心(橋爪氏)、菅野氏提供 カ

    自民党はカルトと縁が切れるのか - 集英社新書プラス
  • 宗教票が日本の民主主義を破壊する! - 集英社新書プラス

    安倍晋三元首相暗殺を機に、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)が自民党に深くい込んでいる実態が明らかになってきた。カルトに付け込まれた自民党を非難するのは簡単だが、それではカルトは根絶できない。早くもこの問題の報道が下火になる中、宗教社会学者・橋爪大三郎著『日のカルトと自民党』(集英社新書)では、カルトの正体を見極め、もう一度原点に立ち返って政治と宗教の関係を考え直すべきだと説く。書の緊急出版に当たって、数十年にわたって統一教会をはじめカルトの実態を取材し続けてきたジャーナリスト・有田芳生氏と橋爪氏との対談が実現。両氏ともども、カルトの組織的な政治介入は、選挙制度をはじめ、日の民主主義を機能不全にすると警鐘を鳴らす。 構成=宮内千和子 写真=三好妙心(橋爪氏)、有田氏提供 日に欠けているカルト教育 有田 橋爪先生とお会いするのは28年ぶりです。1995年3月20日に地下鉄サリン事

    宗教票が日本の民主主義を破壊する! - 集英社新書プラス
  • 「政治と宗教」の議論に参加する人々にとっての、ひとつの確かな羅針盤 - 集英社新書プラス

    学者とはかくも恐ろしい生き物なのか……。 書を通読したいま、そう恐れ慄いている。 昨年7月の安倍晋三横死事件以降、にわかに統一教会に対する社会的関心が高まった。統一教会(現・世界平和統一家庭連合)のみならず、日会議、そして公明党=創価学会と、政権与党・自民党のまわりには、とかく宗教勢力の姿が見え隠れする。それら宗教勢力がどれほどの影響を自民党に与えているのか、そして政治と宗教はそもそもどのような距離感を持つべきなのかについての議論が、あの不幸な事件を契機に、熱を帯びて展開されるようになったことは当然のことではあろう。 しかし、その議論はいささか冷静さを欠いてはいまいか。統一教会の悪辣さに目を奪われ、全体像を見失ってはいないか……。書は、こうした「違和感」を出発点とし、「政治と宗教の関係」に関する議論を改めて冷静に、そして「民主主義を守る」という視点から、やり直そうと問いかける。

    「政治と宗教」の議論に参加する人々にとっての、ひとつの確かな羅針盤 - 集英社新書プラス
  • 旧い政治性を前提とし、植民地主義的なオリンピックはすでに<オワコン>イベントである - 集英社新書プラス

  • 「政府は沖縄を再び戦場にするのか?」自衛隊配備の現場を行く・与那国島編 - 集英社新書プラス

    自衛隊配備が3月に迫る石垣島から飛行機で35分。日最西端の島、与那国島へ飛ぶ。定員50人のプロペラ機は観光バスをひと回り大きくしたような外観で、心細さと旅の浪漫をかき立てる。 離陸するとすぐに窓から西表島の雄大な自然が見える。それをうっとりと眺める時間が過ぎると、激しく荒れ狂う海が広がる。絶海とはこのことだろう。俗世から切り離されて、異界へと放り出されるような感覚に眩暈がする。しばらく飛ぶと機体が激しく揺れる。 荒々しい雲の切れ目に、まるで幻のように与那国島の横顔が見えた。険しく切り立った断崖に囲まれ、人間を拒むような厳しさを感じさせる。機内アナウンスが一度目の着陸の失敗を告げる。半時間ほど空中を旋回した後、再度着陸を試みるが、「これに失敗したら石垣空港に引き返す」との乗務員のアナウンスがある。祈るような気分だ。窓の外の荒れ狂う海を眺めながら、「渡難」(どぅなん)と呼ばれてきたこの島の歴

    「政府は沖縄を再び戦場にするのか?」自衛隊配備の現場を行く・与那国島編 - 集英社新書プラス
  • この世の中は「巨大な劇場」!? 登山家・栗城史多氏の生き様が物語ること - 集英社新書プラス

    第18回開高健ノンフィクション賞作品『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』(集英社)の文庫版が1月20日に発売された。2018年に亡くなった「異色の登山家」とも称される栗城史多氏を描き、注目を集めた一冊だ。 そんな栗城氏を主人公に据えた書が文庫化されるにあたって、著者の河野氏が解説文の執筆を頼んだのが、TBS「報道特集」の特任キャスター・金平茂紀氏だった。依頼の背景には何があったのか。そして金平氏は『デス・ゾーン』をどう読んだのか。2月初旬に行われた対談の模様を前・後編でお届けしたい(構成:朝山実)。 ━━まず河野さんから『デス・ゾーン』の文庫版解説を、金平さんに依頼された理由をうかがっていいでしょうか? 河野 私は、金平さんがモスクワ特派員だった頃から緊張感のあるリポートをされているのを拝見していて、敬意を持っていたというのが一つです。 1991年8月の軍事クーデター(ソビエト連邦

    この世の中は「巨大な劇場」!? 登山家・栗城史多氏の生き様が物語ること - 集英社新書プラス
  • 電機産業だけではない。日本企業は何を間違えたのか? - 集英社新書プラス

    2月17日に集英社新書から発売された『日の電機産業はなぜ凋落したのか 体験的考察から見えた五つの大罪』(桂 幹・著)。同書は桂氏自身のサラリーマン時代の体験と、シャープの副社長を務めた桂氏の父の視点・証言を絡めながら、かつて世界を席巻する強さを誇っていた日の電機産業が衰退していった原因を探ったものである。 そこで、企業を題材にした小説やビジネス書などで多数の著作を持つ作家の江上剛氏をお招きし、書について、そして日企業の問題点と今後について語り合ってもらった。 ※書籍タイトルの「凋」は旧文字となります。 デジタル化の質を見誤っていた日企業 江上 桂さんの、面白く読ませていただきました。かつて世界を席巻していた日の電機産業がこの30年で衰退してしまった。「なぜだろう」と多くの人がその理由を知りたいところだと思います。 の中ではその原因を「誤認の罪」「慢心の罪」「困窮の罪」「半

    電機産業だけではない。日本企業は何を間違えたのか? - 集英社新書プラス
  • 「知識量を問うより大事なことがある。楽しいと思える学校作りを目指します」 - 集英社新書プラス

    大阪府立西成高校で行われている「反貧困学習」。2学期は自分達の足元を考える、「西成学習」がテーマとなった。 1年生たちは9月から部落差別、識字教室に通う女性のこと、西成差別、野宿者、子ども夜回り、釜ヶ崎という順で、西成地区が孕む問題について正面から学んできた。2学期の最後の授業は西成学習のまとめ。どうすれば貧困のスパイラルを断ち切れるのか、グループワークを行なった。 1学期、2学期と学んできた「反貧困学習」は、生徒にとってどのようなものであったのか、一人の男子生徒がインタビューに応えてくれた。また、「実験的な新しい学校」作りに挑む、山田勝治校長が目指す高校のありようを紹介する。 野宿者と直接話す「子ども夜回り」に参加 2022年12月22日、1年5組。2学期最後の「反貧困学習」は、西成学習のまとめから始まった。テーマごとにピックアップされた感想が書かれたプリントが配られ、担任の中村優里が声

    「知識量を問うより大事なことがある。楽しいと思える学校作りを目指します」 - 集英社新書プラス
  • 学校の先生もテレビも「西成を差別と偏見の目で見ている!」と憤る生徒たち - 集英社新書プラス

    大阪府立西成高校。「西成」という、差別や貧困など社会問題が凝縮される場所にある同校で2007年、全国のどこにもないオリジナルな授業がスタートした。<反貧困学習>だ。西成高校の生徒たちに否応なく覆いかぶさる「貧困」という現状に、正面からアンチを突き付ける<反貧困学習>の目的はただ一つ、「貧困の連鎖を断つ」こと。 数年途絶えていた<反貧困学習>が今年度より、“バージョン2”として再開されると聞き、2022年5月より、西成高校で取材を開始した。 1学期の<反貧困学習>はシングルマザーの貧困の構造を学んだ生徒たちが、参議院選挙を前に、主要9政党に「シングルマザーに関する質問状」を送り、それぞれの回答を読み込み、どの政党を支持するかの選挙も行った。その一部始終は既に、お伝えした。 2学期のテーマは、自分たちの足元を考える「西成学習」だ。「西成学習」とは一体、どのような内容で構成されているのか、生徒た

    学校の先生もテレビも「西成を差別と偏見の目で見ている!」と憤る生徒たち - 集英社新書プラス
  • 危機の時代を文学から読み解く - 集英社新書プラス

  • 日本人はなぜ「人権」という言葉が苦手なのか - 集英社新書プラス

    私たちの行動は日々、人権によって守られている――そう言われても、ピンとくる人は少ないだろう。しかし、国際人権の基準を日常生活や社会問題に照らし合わせると、それが途端に見えてくる。エセックス大学人権センターフェローであり、国連の人権機関を使って世界に日の問題を知らせる活動をしている藤田早苗氏は著書『武器としての国際人権 日貧困・報道・差別』でそのことを明らかにした。 記事では、法学者として人権、ジェンダー法を専門にしながら、幅広いメディアで活躍する谷口真由美氏と藤田氏が対談。日における「人権」のイメージの問題から、国際人権という概念を広めていくための取り組みについてまで、語り合う。 『武器としての国際人権』(集英社新書) 人権のなのになぜ「武器」という言葉を使ったの? 谷口 20年ほど前になりますが、早苗さんがまだエセックス大学の学生だったころ、部屋に泊めさせてもらったことがあり

    日本人はなぜ「人権」という言葉が苦手なのか - 集英社新書プラス