1月3日付けの朝日新聞朝刊に、綿矢りさと田辺聖子の対談記事が掲載されました。現在のところasahi.comには掲載されていない模様です。この記事を読むために、久しぶりに新聞紙に触れましたよ。 対談では古典文学、作品の評価基準、作家生活について語り合っているのですが、面白かったのは以下の部分。 綿矢 私は自分が本を書くようになって書評が出てることを教えてもらうまで、書評というものを知らなかったんです。 田辺 そうなの? 綿矢 書評というジャンルも、評論家という人の存在も知らなかった。書評で本を手に取るということは今までの生活ではまずなかったし、同じ世代の人も、特に意識はしてないと思う。 このちょっと浮世離れしている感じが、綿矢りさという作家の魅力の一部のように感じます。それとも、彼女の感覚のほうが同世代には一般的なのでしょうか。 情報をくださったゼラ泉さん、ありがとうございました!