マドリード列車爆破テロ事件(マドリードれっしゃばくはテロじけん、Atentados del 11 de marzo de 2004)は、2004年3月11日にスペインの首都マドリードで発生した爆弾テロ。193人が死亡、2,000人以上が負傷した。 2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件と並び、日付から「3・11事件」と、さらにスペインでは「11-M」(オンセ・デ・エメ、Mは同国語で3月を意味するmarzoから取られている)と呼称されることがある。 このテロは、国内では、最悪の死者数で、欧州では、パンアメリカン航空103便爆破事件の270名の死者の次に多い数となった。その後のスペインの国政や社会に多大な影響を与えた。 2004年の3月11日(木)の早朝、マドリード州東にあるアルカラ・デ・エナーレス発で、マドリード市へ北東から南まわりでアトーチャ駅に至る、近郊鉄道線(セルカニアス)で、
