シリアでロシア軍が行っている空爆について国際的な人権団体は、国際的な条約で使用が禁止されているクラスター爆弾が使われたと批判し、ロシアに対して使用をやめるよう求めました。 これについて国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は10日、今月4日に北部のアレッポ周辺で行われた空爆でクラスター爆弾が使われたとする報告書を発表しました。それによりますと、アレッポ近くの村ではパラシュートで落下するロシア製のクラスター爆弾の一部が見つかっており、ロシア軍が使用したか、ロシア軍の提供を受けてシリア軍が使用したと指摘し批判しています。 クラスター爆弾は多数の小型爆弾が広い範囲に飛び散り、不発弾として残って市民生活に長期的に被害を与えることから、使用を禁止する国際的な条約が5年前に発効しています。しかし、ロシアとシリアはこの条約に加盟しておらず、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は「ロシアとシリアはク