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いい話と増田に関するlatteruのブックマーク (22)

  • 熱中症のおばあを救った【追記】

    都知事選の日、クソクソクソ暑い昼間、投票所近くの道端で小さいおばあが立ち尽くしていた 後ろから追い抜かしざまに顔を見たら目を閉じてたので、アカンやつだ!と思い声をかけた 「暑い……」て力なく言っててやばそうだったので、手持ちのペットボトルの麦茶を飲ませた うちの麦茶、薄くてすまねえ 聞いたら、投票に行った帰りに具合が悪くなっちゃったんだって 「涼しいお店に行きたい」と言われるが、駅周辺まで10分くらい歩かないと店はない おばあが歩けるとは思えなかった どうしよう〜〜〜と思いながらおばあに日傘をさしてあげながらゆっくり歩いてたら、ちょっと先に体格のいいお兄さんがいた 「このおばあちゃん具合悪いんだけどこのへんお店ない?」と聞いたらすごく心配してくれた 「うちすぐそこだから!」と迷いなくおばあの手を引き、家で涼ませてくれるという おばあがゆっくりしか歩けないので、お兄さんは「おんぶするよ!汗臭

    熱中症のおばあを救った【追記】
  • 子育ては短いような長いような

    子供ふたりの結婚式を終え、諸々のことも終えて、やっとゆっくりできる時間ができたので少しネットに放流しようと思う。 上の子と下の子は10歳近く差のある兄妹で、周りの子供1人とか歳の近い兄弟家族に比べると子育ての時間は長かった。人によってどこまでが子育てになるかも違うと思うけど、私は子が社会人になって2年目ぐらいにやっと手を離れたな、と感じた。ふたりとも大学から一人暮らしをしていたけど、やはり働いて初年度はこちらもどうかなーと心配になるので、2年目で大丈夫だな、と思えた、まあ私の問題である。手を離れた、というか私が離しても大丈夫、と思えた、というべきか。 上の子が高校を卒業して実家を出た時に、ああもうこの子と一緒に毎日過ごすことはないんだ、とふと実感し泣いた夜があった。 自分の親もこういう気持ちだったんだろうか、と思って無性に両親に会いたくなった日があった。 私は20代前半で上の子を産んだし兄

    子育ては短いような長いような
  • 何が好きかで自分を語れよ

    私は自分が好きでやまないものを人に言えない。 自分の中で当に大切に思っているものが相手に刺さらない、ましてや受け入れてもらえなかった時に、自分を裂かれたような気持ちになり、それを克服しきれないまましっかり大人になってしまった。 のちに自分の好きなものは確かに万人受けするものではないが、極限られた人のみの嗜好傾向という訳でもない事を知った。私のプレゼンが下手なだけだったのだ。それが分かったところで、自分の心を開示する恐怖はさほど和らがなかった。 高校生の頃から好きなアーティストがいる。知ったきっかけは忘れたが、HMVのサイトで30秒ほどの視聴を擦り切れるほど繰り返し、意を決して地元のタワレコに買いに行った事を思い出せる。 さんざん繰り返した視聴の先を聴いた瞬間の感動は忘れない。予想しなかった方向に転調して度肝を抜かれた。 そのアーティストが、引退からまさかの復活をすることを知った。そのCD

    何が好きかで自分を語れよ
  • 【追記】夫が好きだという話

    【追記は最後です】 世の中不穏な話が多いが、私は夫が大好きだ。 夫が間抜けな顔で、厳しい顔で、むにゃむにゃした顔で、とにかく無防備な姿で寝てるのがかわいい。 YouTube見て「ふふ」と笑ったり、突っ込んだりする姿も愛おしい。 私の趣味で家に置いてるぬいぐるみたちを枕にして抱きしめてるのなんて、当にわたしの口元を緩ませる。 「わたしは掃除が苦手やからお願いね」と言ったら、毎週末風呂トイレ掃除と掃除機クイックルワイパーをかけてくれる。 頼んでなかったけど、「皿は洗う」というので任せてたら毎回必ずやってくれる。 夫の気遣いと優しさと、一緒に家庭運営をしようと思って行動してくれるところが当に大好きだ。 「ご飯何がいい?」って聞いたら「何でもいい」と言いやがるが、マジで何出しても満足そうにべてくれる。 「味はどう?」って聞くと「うんうん(いい顔)」だから作り甲斐もある。 「何作るか全く浮かば

    【追記】夫が好きだという話
  • 24歳の頃、死のうと思って京都に行った

    うつと診断されて2年、ふと死にたくなり(しかもちょっと楽しくなってしまい)、急に飛行機に乗った。金はなかったので全部カードで借金して、京都に向かった。 なぜ京都かというと、西尾維新の戯言シリーズが好きで、オタクとして行ってみたかったからだ。 んで、せっかくの最後の宿だし、と思って小さい旅館を予約した。 携帯電話の電波とかで場所が割れるのは嫌だったので、アパートに携帯を置いて、遺書を用意して鍵を開けたまま出発した。「俺を探す人が鍵を壊す羽目になったら面倒だろうから」というサイコパス診断の答えかよみたいな理由だった。 季節は夏だったので、京都に着いたときにちょっと後悔した。 あの盆地特有の蒸し暑さ。身体が汗でびしょびしょになるのが不快で仕方なかったが「まぁでもすぐ汗かかぬ死体となるし」と思って流れる汗をそのままにしていた。 向こうで自転車を買い、千鳥居を観に行っては「七々見奈波が零崎人識と会

    24歳の頃、死のうと思って京都に行った
  • (追記)スーパーのお客さまの声が変わった

    スーパーに「お客さまの声」ってあるじゃん 紙に意見書いて入れて店長から返信くるやつ 近所のスーパーのお客さまの声、マジで罵倒しかなくて笑ってしまった 8枚くらい貼られてるなら見事にそれ全部罵倒 「レジの◯◯(伏字)を再教育しろ、さっさとやれ」「◯◯を入荷してくださいとリクエストしたのにまだですか?みんなこのスーパーは信用できないといつも言ってますよ」「別のスーパーで買い物するぞ」とか 別に買い物してても店員さんは親切だし、品揃えもいい感じなのになーと思って 俺は「いつもありがとうございます。近所にいいスーパーがあって嬉しいです。〇〇という商品が気に入ってるので、できるだけ置き続けてもらえたら助かります。」というようなことを書いて投函してみた 後日それが貼られたんだけど さらに数日後、罵倒ばっかりだったお客さまの声欄に「いつもお世話になってます。お菓子の品揃えが好きです。」といったような声が

    (追記)スーパーのお客さまの声が変わった
  • 親父のレビュー見て笑った

    野菜を農家の人から直接買えるサイトがあり そのサイト経由で親父が孫(俺の子供)のためにおいしい野菜を色々送ってくれる で、いくらくらいしたんだろうってその商品ページを見るんだけど だいたい親父のレビューがある タイミング的に100%親父なんだけど 「今回も孫に喜んでもらえたようでジィジは満足です!せがれはあまり良いものばかりべさせると後々困ると言うけれど、ジィジはそんなこと知らないのだ!」みたいなこと書いててマジで笑う 実際は色々俺のことも考えて送ってくれてるし、別にそんな頻繁に孫見せなくていいって言うタイプなんだけどね しかも寡黙だし なんかうぜえなと思う人もいるだろうけど俺こういうの好きなんだよな (追記) どうでも良いけど、子供はトマトを狂ったようにうしパプリカにオリーブオイルと黒胡椒をかけただけのものが一番の好物

    親父のレビュー見て笑った
  • 7/19(火)朝6時45分頃の京浜東北線にて

    7/21 追記しました https://anond.hatelabo.jp/20220721140935 今朝、電車のドア前狛犬ポジションにいたところ、そばで立っていたサラリーマン風の40代くらいの男性が「大丈夫ですか」と声をかけてくれ、荷物を網棚に乗せるのを手伝ってくれたり、近くの席が空いたタイミングで「こちらにどうぞ」と声をかけて座らせてくれ、網棚の荷物も「下ろしときますね」とこちらから何もお願いしていないのに至れり尽くせりのサポートをしてくれました。 わたしは現在妊娠中で、通勤電車などの少しの時間立っているだけでも身体がしんどくなってしまうので、お声かけしてもらえて当に助かりました。 その場でもありがとうございますとお礼はしたのですが、電車で席を譲っていただくことは何度かあっても、ここまで親切にしていただけたことは初めてだったので当に嬉しかったです。 今朝の京浜東北線の親切な男性

    7/19(火)朝6時45分頃の京浜東北線にて
  • 彼氏に20年以上大事にしているぬいぐるみがバレた。

    共通の女友達が夕方私の家に来て、そのあとに彼が来て3人で鍋をした。 なもんで、その日の朝方、みんなが来る前に部屋を片付けているときは 「ベッドの下に隠しておけばいいか」と思ってしまったのだ。 友達とベッドに入ることはないから。 彼が泊まるなら、彼が風呂でも入っている間に いつも通りクローゼットに隠せばいい。 そう思ってしまったのだ。 自らシーツをめくって彼に披露してしまうぐらい、 私はこんなにもウッカリ者だというのに。 ぬいぐるみこと、わんころべえとは、恐らく小学校2、3年生からの付き合いだ。 近所の小さい夏祭りのバザーで売られていた犬のぬいぐるみ。 別に某漫画のキャラクターでもなんでもなくて、当にただの犬のぬいぐるみ。 白くて茶色い垂れ耳、茶色のリボンを雑に首に巻かれた、 当時から既に「少し古い印象」が漂うぬいぐるみを、 私はわんころべえと名付けて大切にした。 毎日一緒に寝た。 怖い夢

    彼氏に20年以上大事にしているぬいぐるみがバレた。
  • 夫を松潤扱いしてみた

    まずお伝えしておくと、夫は松潤に似ていない。 人類を嵐の5人のタイプに分けたら松潤カテゴリーに入るというだけだ。しかし思うところがあり 「まつ毛が長い」「唇が厚い」「鼻筋がしっかりしてる」 というだけの共通点を強引にひっくるめて「あなたは松潤に似ている」と何度も繰り返し伝えてみた。 結婚後即コロナ禍に突入し、在宅勤務になった夫はもともとの我儘ボディがさらにダイナマイトボディに加速した(我儘ボディとダイナマイトボディのどっちが大きいのか知らんけど)。髪の毛もセットしなくなり、ヒゲも適当になっていった。 新婚パワーなのか惚れた欲目なのか、どう転んでも私には可愛い人と映るけれど、あまりにも無頓着なのではないかと心配になったのだ。健康面でも心配。 しかし夫は強要されるとすぐにションボリしてしまう。だから褒めて伸ばそうと思い立ったのだ。 きっかけは99.9%の再放送を二人で見ていた時だった。このドラ

    夫を松潤扱いしてみた
    latteru
    latteru 2020/08/20
    こういう関係性いいなー
  • 精神疾患の父に友だちができた(追記あり)

    精神疾患をもつ父親に友だちができ、家族一同毎日小躍りしている。うれしくてたまらない。 還暦を過ぎたいい大人の人間に友達が一人できたぐらいで何を大げさな、と思う御仁もあるかもしれないが、 今回ばかりは許してほしい。何せ父に友だちができたのだ。それもまともな友だちが! 父は30年以上前に統合失調症と診断され、以来入退院を繰り返している。精神疾患を抱えながらも、私達子供をわすために 無理に働きに出てはクビになり、体調を崩して入院するという生活が10年近く続いた。そのたびに父は激しい劣等感と自尊感情の低下に 苛まれ、ことあるごとに私たち家族に「ごめんなあ、ごめんなあ」と言っていた。 私の記憶の中の父は、いつも縁側でタバコを吸いながら力なくうなだれていた。 父はとても優しく、人のことを悪く言わないという美点がいくつもある反面、口下手で気が弱かった。 そのため、精神病院の少々ガラ悪めの人々にしょっち

    精神疾患の父に友だちができた(追記あり)
  • 田舎のオジさんに料理を教えて1年が経った

    一昨年、お正月に田舎に帰った時、 父方のおじさんに料理を教えた。 もともと男子厨房に入らずを地でいくような人。 例年の正月はオバさんがかいがいしく料理をし、 男性陣は居間で昼から飲んだくれるような典型的な田舎だった。 まあでも、息子同然のように可愛がってた甥っ子が、 脱サラして突然、料理研究家になったというのが興味があったようで、 甥っ子の仕事っぷりを見る意味も込めてなのか 「増田坊よ。俺に料理を教えてみろ」 という展開になった。 俺は、何を教えるのがいいかなーと考えた。 魚捌くのは練習途中で心が折れるだろう。 蕎麦打ちを発症させると家族に迷惑かかるだろう。 洋っぽいものは、そもそもあまりべない。 いろいろと考えた結果「合鴨のロースト」を教えることにした。 お正月だし、カモ肉が簡単に手に入る地域だし、 蕎麦に乗せても、そのままつまみにしてもイケるしね。 作り方はシンプルで失敗のないもの

    田舎のオジさんに料理を教えて1年が経った
  • 迷子のおばあちゃんをご自宅に送る ※トラバに追記しました

    家の前の道路に、明らかに様子のおかしいおばあちゃんがいた。 身なりはとてもきれいで、小旅行みたいな大荷物。下着類の入った透明のポリ袋を持ってたのだけがちょっと変わった感じだった。 こんにちは、と声をかけてみたら、こんにちは、と返してくれたけど、なんだか不安げにおろおろしている。 どうかされましたか? ときいたら「家に帰ろうと思うのに、わからなくなってしまいました」とはっきりした口調で言って、泣き出してしまった。 詳しく聞いたら、ちかくに団地があって、確かにそこに住んでるんだけど、何棟の何号か全然わからない、どうしても思い出せないと言う。 心細くてしかたないんだろう、それだけ言うととにかくしくしく泣くので、わあ、どうしようと思って、とっさに「大丈夫ですよ、おうちは絶対わかりますよ。おうちがわかるまで一緒にいますからね、必ず送っていきますからね」と言って、ちょっとだけハグした。(同性だからいい

    迷子のおばあちゃんをご自宅に送る ※トラバに追記しました
  • 乳幼児スナイパー母親に敗れる

    俺は交通機関の中で赤ん坊や幼児にちょっかい出すのが好きだ。言わば手を触れずに乳幼児を変顔だけであやすプロフェッショナルと言っていい。大抵のグズってる乳幼児は俺の厳しい視線や殺気に満ちた顔でぐずりを止める。あるいは極限の恐怖で命乞いのバイバイさえしてくる。 この業界横のつながりはないが同業者を見かけることがたまにあり、あるときに泣きじゃくる赤ん坊にまぶたのピアスをびよーんびよーんとやって見せてる男子高生くらいの同業者もいた。色々と攻撃の手段はあるものだと感心するばかりである。 さてここは終電まで一時間くらいの下りの電車。帰宅ラッシュが多少ひと段落した車内で一歳に満たないくらいの赤ん坊が泣いており、母親が周りを気にしながら一生懸命あやしている。プロの出番だな。 いいかガキよ。ここは電車の中で乗っているのは会社帰りの俺を含めたくたびれたリーマンやOLが家路を急いでるんだ。眠くて機嫌が悪いからって

    乳幼児スナイパー母親に敗れる
  • 手をつないだ

    あまりに急だったから、捕まれたのかと思った。 でも、道が狭くて手を離したほうが良いような場面でも離さないでいてくれた。 すごくびっくりして、どうして手をつないだのか聞けなかった。 二人とも、なんでもないみたいにお喋りを続けた。 すごく優しくて簡単に振りほどけそうだった。 彼の手は少し汗ばんでたけど、全然嫌じゃなかった。 少しぎゅっとしたら、少しぎゅっと返してくれた。 こんな素敵なことが、自分の人生に起こるなんて思ってもいなかった。 好きな人と手をつなぐって、こんなに幸せなことだったんだ。 どうしたらこの気持ちを忘れずにいられるだろう。 ずっとこの日のことを大切に保存したい。 生きててよかった。 お母さん、私を生んでくれてありがとう。

    手をつないだ
  • 5年前、この部屋で泣いていたわたしへ

    こんばんは。 あなたは今、2週間前に契約した部屋の中で 「大学生活とか絶対うまくいかないし入りたくない」「この部屋も嫌だ何でこんなところに」と考えていることかと思います。 そんなつらい気持ちになっているあなたに、すこし伝えたいことがあるのと、お礼を言いたくて、いまこうやってブログを書いています。 じつはね、昨日大学卒業したんです。 誰がかというと、あなたからみて5年後の自分、つまりいまこの部屋にいるわたし。 きっとあなたはこんなことを知ったら驚くと思います。だって、行きたくもなかった大学で、5年生にまでなっちゃって、何だかんだで卒業しちゃってるなんて。 かくいうわたしもびっくりしています。まさか卒業してしまうとは。 5年前、この部屋に来たばかりのあなたが思っていたとおり、大学生活はうまくいったかどうかと問われると、勉強に関しては特に「うまくいってない」って答えになると思います。 でも、ちょ

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  • 夫に牛肉を食べてほしいと思って

    最近節約節約で豚こまや鶏肉ばかりだった。毎日頑張って働いてくれているのに質素なご飯ばかりでは味気ないだろうと思って、こっそりお釣りの端数を貯金して5000円になったので牛肉を買った。国産和牛、普段ならとても手が出せない。 国産和牛をゲットした私は今日家でしゃぶしゃぶをした。しゃぶしゃぶと言っても専用の鍋なんてないのでフライパンをガスコンロに乗っけた即席しゃぶしゃぶだ。でも「美味しい、美味しいね」という夫の反応をみて私も嬉しかった。 これからも細々とではあるけれど、小銭貯金をして美味しいごはんをべてもらおうと思っている。 追記 たくさん反応いただいてありがとうございます。実はお互いフルタイムの共働き夫婦なんですけど、どうしても普段ケチケチしちゃってね、牛肉に手が伸ばせなかったんですよね。さすがにフライパンは味気ないので土鍋買います。

    夫に牛肉を食べてほしいと思って
  • 十年間、探していた同人誌の作者を見つけた。

    私が初めてコミケに行ったのは、高校二年生の夏休みだった。 その時ハマッていたジャンルの有名なサークルさんの新刊がどうしてもどうしても読みたくて、真っ先に読みたくて、コミケの参加方法を調べて、交通機関を調べて、一生懸命メイクをしてを履いて水筒と小銭を持ってコミケに行った。 人が多いと聞いていたけど、こんなに多いとは思っていなくて、足踏み散らかされ吐きそうになりながら目当ての新刊をゲットした。最高だった。 早く読みたい早く読みたい!! と思っていたのはそうなんだけど、せっかくなら、もうちょっと見て回りたいな、と思ったので少し会場を見て回ることにした。 当時の私は高校二年生だったので、参加費を勿体なく思ってしまったのだ。 他のサークルさんを下調べもしなかったし、一般初参加で勝手が分からない私は、取り敢えず会場をぐるぐるしてみようと思った。 取り敢えず見て、良き出会いがなければ素直に帰るか~とい

    十年間、探していた同人誌の作者を見つけた。
  • イケメンの姉

    姉はイケメンだ。かなりぶっとんでるし、ちょっとどうかと思うような行動に走ったりもするけど、総じてイケメン。性格は姉妹で正反対。私は人見知りで、基的にいつもおどおどしている。今までいろんな局面で何度も姉に助けられてきた。そんな姉への感謝の気持ちを綴りたい。 まずは小学校の入学式のこと。 うちは母が早く亡くなってる。私が5才になる年に喉頭癌でこの世を去った。姉は私より11才上で、私が小学校に入った年にはすでに高校生だった。 そんな姉が、私の入学式に母の代わりとして参加してくれたのだ。その時のスーツ姿がとても素敵だった。人指し指に緑色の翡翠の指輪をはめていて、それは母の形見だと教えてくれた。入学式の時の写真を見返すと、やはり姉は保護者の中で一人だけ幼げに見える。 姉は高校ではかなり目立っていた。たまに雑誌にも出てた。エルティーンという十代向けのファッション誌で、モデルみたいなことをしてた。私は

    イケメンの姉
  • 息子に泣いた

    息子と娘を連れて参加したちょっとしたイベントでの話。 ステージ上にパフォーマーさんが表れ、子どもたちは我先にとステージ前に集まっていった。 親たちは少し離れた位置でそれを見ている。 親子イベントということもあって、パフォーマンスの内容は色々な作品を作っては子供にプレゼントするというものだった。 6歳の息子は物怖じしない性格でぐいぐいと最前列に出て猛アピールを続ける。 3歳の娘は場の空気に圧倒されてしまったのか、少し離れた位置で参加したい気持ちと葛藤した様子でイベントを眺めている。 息子のあまりのいつきっぷりにパフォーマーさんも少し持て余す様子。 一向に作品をもらえない息子だが、一生懸命アピールすれば報われるわけではないことを知る良い機会だと温かく見守っていた。 しかし息子氏、よっぽどもらいたかったのか女子向けの作品にすら小さな女児を差し置いて猛烈にアピールし始める。 いや、むしろ女子向け

    息子に泣いた