ゲームを愛し、そして自身も数々のゲームを生み出してきた、コーエーテクモゲームス代表取締役会長の襟川陽一さん。「信長の野望」や「三國志」を始めとする数々のシミュレーションゲームを生み出したプロデューサー、シブサワ・コウとしても知られています。襟川さんは、40年以上にわたってゲーム開発に関わり続けてきました。2022年12月1日に配信が始まった「信長の野望 覇道」は、シブサワ・コウの40周年を記念して開発された作品です。
![シブサワ・コウの野望:App Store ストーリー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a58dbd7ae657751cf26f0355bc71f984d622e940/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fis1-ssl.mzstatic.com%2Fimage%2Fthumb%2FFeatures126%2Fv4%2F4f%2Fa9%2Fbb%2F4fa9bb9d-ab81-852c-f289-d440471805b5%2Fb48bd988-2cca-42af-8ed7-f86daac9ff7c.png%2F1028x630fo.jpg)
日本のコーエーテクモゲームス(当時 光栄)が初の歴史シミュレーションゲーム『川中島の合戦』を発売したのはいつか? ――正解は、1981年である。 そのときには、まだパソコンでゲームをする文化自体が相当にマイナーな楽しみに過ぎなかった。有名なパソコン版の『シヴィライゼーション』が発売されたのでさえ、ずっと後のことである。しかし、そのゲームは、紡績業を営んでいた光栄という会社が大きく業態を変えていく転換点になるほどの話題を日本で獲得した。 その2年後、彼らは『信長の野望』という大人気歴史シミュレーションゲームを生み出した。コーエーテクモホールディングス社長・襟川陽一氏ことシブサワ・コウは、それをRPGや司馬遼太郎の小説をヒントに作り上げたという。我々の遊んできたこうした『信長の野望』などの歴史シミュレーションゲームは、実はコンピュータゲーム史にほとんど忽然と登場したゲームに近い。 『ファミコン
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