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  • 【SFマガジンで話題沸騰】特別対談:宇多田ヒカル×小川哲 全文を無料公開!|Hayakawa Books & Magazines(β)

    ベストアルバム『SCIENCE FICTION』を発表した宇多田ヒカルさんと、ハヤカワSFコンテスト出身の直木賞受賞作家・小川哲さんによる、SFマガジン史上に残る豪華対談が話題となり、発売前にもかかわらず増刷なったSFマガジン2024年6月号。欄では、その対談全文をなんと無料で公開いたします! SFマガジン2024年6月号 定価:1320円(税込)早川書房特別対談:宇多田ヒカル×小川哲撮影:古谷勝/Styling:小川恭平/Hair and Make-up:稲垣亮弐「Automatic / time will tell」での鮮烈なデビューから25 年――初のベストアルバム『SCIENCE FICTION』を発表した宇多田ヒカルと、ハヤカワSF コンテストからデビューし『地図と拳』での直木賞受賞も記憶に新しいSF 作家・小川哲の特別対談が実現。二人のアーティストを育んだ「SF」そして「文学

    【SFマガジンで話題沸騰】特別対談:宇多田ヒカル×小川哲 全文を無料公開!|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    lbtmplz 2024/05/08
  • 何もかも不安定な今だからこそ。8/25発売SFマガジン特集「SFをつくる新しい力」予告|Hayakawa Books & Magazines(β)

    8/25(金)発売、SFマガジン10月号特集「SFをつくる新しい力」の内容を公開します! 文芸ジャンルとして長い歴史を持つSFの、最新世代の読み手たちにスポットを当てた特集。計400名あまりの10~20代SF読者から回答が寄せられたアンケート結果を中心に、SF入門篇ブックガイド2023や、選りすぐりの最新翻訳SFSFファン活動の歴史と最先端を紹介するエッセイ・評論などでお届けします。世界も気温もTwitterも不安定な今だからこそ、読書を愛する人たちの新たなつながりについて考えてみました。 SFマガジン2023年10月号 特集「SFをつくる新しい力」 特集監修:橋輝幸※以下、記事タイトルはすべて仮題。 ■読者アンケート企画 10~20代SF読者向けアンケート結果発表 ■SF小説入門作品ガイド(おすすめ作品診断チャート付き) あわいゆき/大恵和実/大戸又/岡野晋弥/蟹味噌啜り太郎/紅坂紫

    何もかも不安定な今だからこそ。8/25発売SFマガジン特集「SFをつくる新しい力」予告|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    lbtmplz 2023/07/29
  • 差別をなくすために差別を温存している? 『「社会正義」はいつも正しい』の読みどころを訳者・山形浩生が解説!|Hayakawa Books & Magazines(β)

    差別をなくすために差別を温存している? 『「社会正義」はいつも正しい』の読みどころを訳者・山形浩生が解説! 「白人は、白人というだけで人種差別的である」 「病気や障害を治療・予防しようとする試みは、当事者への憎悪に基づいている」 「映画の中で黒人女性キャラクターを力強いタフな人物として描くのは黒人差別(だが、弱く従属的な存在として描くと女性差別)」 ――ほんとうに? 現代世界を席捲する「社会正義」の根拠を問う全米ベストセラー『「社会正義」はいつも正しい 人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』(ヘレン・プラックローズ、ジェームズ・リンゼイ:著、山形浩生、森正史:訳、早川書房)。11月16日の刊行に先立ち、山形浩生氏による「訳者解説」を全文公開します。 『「社会正義」はいつも正しい』早川書房訳者解説1 はじめに書はHelen Pluckrose and James Li

    差別をなくすために差別を温存している? 『「社会正義」はいつも正しい』の読みどころを訳者・山形浩生が解説!|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    lbtmplz 2022/11/16
  • 【作家ガイド】逸脱的ロマンチストの肖像──チャック・パラニュークの現在地|Hayakawa Books & Magazines(β)

    第2長篇『サバイバー』が17年ぶりに復刊し、いま日でも再び注目を集めている作家、チャック・パラニューク。傑作と名高い『ファイト・クラブ』の原作者でありながらも長らく邦訳の途絶えていた小説家の現在を、アメリカ文学研究者の青木耕平さんに解説していただきました。記事は今月発売のSFマガジン4月号にも掲載予定、特別にウェブで先行公開! ――――――― 逸脱的ロマンチストの肖像 ──チャック・パラニュークの現在地青木耕平 ●フー・ザ・ファック・イズ・チャック・パラニューク?チャック・パラニュークとは何者か? 一部の批評家はいう、チャック・パラニュークはニヒリストだ。厭世的なメッセージを発し、暴力と破壊を誘発する危険な扇動者だ。かたや、熱狂的な読者はパラニュークを風刺家だと呼ぶ。彼の生きる時代を批評的に切り取る、知的な先導者だと称える。パラニュークさん、あなたはご自身をどう言い表しますか? そう尋

    【作家ガイド】逸脱的ロマンチストの肖像──チャック・パラニュークの現在地|Hayakawa Books & Magazines(β)
  • 現代日本SFの全てがわかる。伴名練=編の超大型アンソロジー『新しい世界を生きるための14のSF』内容公開|Hayakawa Books & Magazines(β)

    現代日SFの全てがわかる。伴名練=編の超大型アンソロジー『新しい世界を生きるための14のSF』内容公開 英語圏のSFのみならず、中国SF韓国SFも大きな注目を集めるようになった2022年——それでは、日SFの現在は? 『なめらかな世界と、その敵』文庫版も大好評のSF作家、伴名練氏による2022年のアンソロジー情報を解禁します。タイトルは『新しい世界を生きるための14のSF』。最新世代の作家たちによる書籍化前の傑作たちを宇宙・AI・ポストコロナ・改変歴史など、テーマ別に14篇選出しています。さらに各作品テーマに合わせた伴名練によるSF入門コラム14+巻末解説を併録! この1冊で現代SFの最前線に追いつける、文庫816ページの超大型企画。 『新しい世界を生きるための14のSF』 伴名練=編(ハヤカワ文庫JA) 装画:九島優/装幀:川谷デザイン衝突事故直前の車載AIが最後の審判を繰り広げ

    現代日本SFの全てがわかる。伴名練=編の超大型アンソロジー『新しい世界を生きるための14のSF』内容公開|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    lbtmplz 2022/06/01
  • 人生を選べ――平凡な父親/凄腕の殺し屋、2つの顔をもつ男の場合。ゴンクール賞受賞小説『異常【アノマリー】』試し読み|Hayakawa Books & Magazines(β)

    人生を選べ――平凡な父親/凄腕の殺し屋、2つの顔をもつ男の場合。ゴンクール賞受賞小説『異常【アノマリー】』試し読み フランスでは最高峰の文学賞ゴンクール賞を受賞し、アメリカではエンタメとして高く評価される、異例の傑作小説『異常【アノマリー】』(エルヴェ・ル・テリエ、加藤かおり訳)。 2月2日より、紙と電子書籍を発売します。 ここでは、その冒頭を公開します! 『異常【アノマリー】』 エルヴェ・ル・テリエ 加藤かおり 訳 早川書房 2月2日発売 装画:POOL 装幀:早川書房デザイン室【あらすじ】 「もし別の道を選んでいたら……」 良心の呵責に悩みながら、きな臭い製薬会社の顧問弁護士をつとめるアフリカアメリカ人のジョアンナ。 穏やかな家庭人にして、無数の偽国籍をもつ殺し屋ブレイク。 鳴かず飛ばずの15年を経て、突如、私生活まで注目される時の人になったフランスの作家ミゼル……。 彼らが乗り合わ

    人生を選べ――平凡な父親/凄腕の殺し屋、2つの顔をもつ男の場合。ゴンクール賞受賞小説『異常【アノマリー】』試し読み|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    lbtmplz 2022/02/02
  • ニール・スティーヴンスン初期の傑作、『スノウ・クラッシュ』『ダイヤモンド・エイジ』『クリプトノミコン』が一挙復刊!|Hayakawa Books & Magazines(β)

    ニール・スティーヴンスン初期の傑作、『スノウ・クラッシュ』『ダイヤモンド・エイジ』『クリプトノミコン』が一挙復刊! 仮想世界「メタヴァース」が実装された近未来のアメリカ。高速ピザ配達で生計を立てるヒロ・プロタゴニストは、謎のドラッグ「スノウ・クラッシュ」をめぐる巨大な陰謀に巻き込まれていく――。 「メタヴァースの原典」として注目を集めているニール・スティーヴンスン『スノウ・クラッシュ』が、2022年1月25日(火)、装いも新たに復刊します。 『スノウ・クラッシュ〔新版〕 上』日暮雅通訳、定価1188円、紙版・電子版同時発売『スノウ・クラッシュ〔新版〕 下』日暮雅通訳、定価1188円、紙版・電子版同時発売【あらすじ】メタヴァース上に出回る謎のドラッグ、「スノウ・クラッシュ」。これを使用したアヴァターは制御不能となり、現実世界の実体までもが意識不明に陥る――〈特急便屋〉の少女Y・Tとともにこの

    ニール・スティーヴンスン初期の傑作、『スノウ・クラッシュ』『ダイヤモンド・エイジ』『クリプトノミコン』が一挙復刊!|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    lbtmplz 2022/01/17
  • SFマガジン2月号「未来の文芸」内容紹介|Hayakawa Books & Magazines(β)

    12/25発売のSFマガジン2022年2月号「特集・未来の文芸」の内容を公開します。年内最後の発売となる今号では、2020年代を担う書き手による、最新の文芸と、未来への想像力についての総特集をお届けします。 SFマガジン2022年2月号 12月25日(木)発売 装画・syo5 ●巻頭言「お詫びと展望 編集長就任のご挨拶にかえて」 溝口力丸(誌編集長) ●特集小説「レギュラー・デイズ」 麦原 遼 扉絵:並木千香 大人になることの意味が変わって、健康が恥とされるようになったら、世界はどのように変わるのか? 未来の倫理を問う、ポストヒューマン文芸の傑作。とある兄弟によるふたつの手記が紡いでいく、切実な苦悩と優しさの物語。「宇宙ラーメン鉄麺皮(てつめんぴ)」 柞刈湯葉 扉絵:赤井さしみ 銀河連邦での文明交流が当たり前になった未来。地球人類の店主が切り盛りする〈ラーメン青星〉は、太陽系の外縁部で今

    SFマガジン2月号「未来の文芸」内容紹介|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    lbtmplz 2021/12/17
  • あなたがただの組織の歯車じゃないことを世間に示したい? だったら、うちの車を買いなさい!『反逆の神話〔新版〕』序章全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)

    あなたがただの組織の歯車じゃないことを世間に示したい? だったら、うちの車を買いなさい!『反逆の神話〔新版〕』序章全文公開 ビートニク、ヒッピー、パンク。1950年代から今日まで脈々と続くカウンターカルチャーの思想は、体制への反逆を掲げながらその実、快楽と「差異」への欲望を煽ってカネを生み、資主義を肥らせているにすぎない――。ジョセフ・ヒース&アンドルー・ポター『反逆の神話〔新版〕 「反体制」はカネになる』(栗原百代訳、ハヤカワ・ノンフィクション文庫)が10月5日に発売。刊行に先立ち、書の序章を全文公開します。 『反逆の神話』序章2003年9月、西洋文明の発展がターニングポイントを迎えた。雑誌『アドバスターズ』が、同誌の名を冠したブランドの「破壊活動的」ランニングシューズ「ブラックスポット・スニーカー」の受注を開始したのである。この日を境に、ものの道理をわきまえた人なら誰もが、「主流(

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    lbtmplz 2021/10/06
  • 【ボーヴォワール未発表小説の刊行に寄せて】カヒミ カリィさんによるエッセイ──現代を生き続ける『離れがたき二人』|Hayakawa Books & Magazines(β)

    代表作である『第二の性』で、「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」として、女性らしさは社会に作られたものであると批判し、女性の解放を説いたフランス人哲学者シモーヌ・ド・ボーヴォワール(1908-1986)。 生前に発表されることのなかった幻のシスターフッド小説が、著者没後34年の2020年にフランスで刊行。2021年7月1日には邦訳版『離れがたき二人』(関口涼子訳、早川書房)が刊行されました。 今回は、『離れがたき二人』をさっそく読んだカヒミ カリィさんから届いた、書の読みどころをご紹介。カヒミさんとフランス文学の出会い、そしてボーヴォワールの作品の魅力とは何かについても語っていただきました。 ●図書館から始まった、フランス文学へのめざめ 私がボーヴォワールの存在を知ったのは15歳の時です。ちょうどその頃、フランスの小説家フランソワーズ・サガンのデビュー作『悲しみよ こんにちは』(

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    lbtmplz 2021/08/18
  • 壊れた美学、焚書ポピュリズム、フェミニズムSF……『ニューロマンサー』『華氏451度』『侍女の物語』『折りたたみ北京』#闇のSF読書会③|Hayakawa Books & Magazines(β)

    闇の自己啓発会による #闇のSF読書会 。第3回となる今回はウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』、レイ・ブラッドベリ『華氏451度』、マーガレット・アトウッド『侍女の物語』、ケン・リュウ編『折りたたみ北京』を取り上げます! *前回はこちら ■『ニューロマンサー』 壊れた美学江永 『ハーモニー』で混乱しながら話をし過ぎました。バランス悪くなって申し訳ないです。『ニューロマンサー』にいきましょう。私はこういう身体改造っぽいイメージがある作品が好きだというのは前に言った気がするんですが、これは文体も好きです。 暁 世間一般ではやや難解といわれる文体ですよね。 江永 なんというか、具合悪い文章ですよね。例えば「空港の十キロ手前から、列車は減速を始めた。ケイスが見つめる中、陽が昇る。少年時代の風景の上、でこぼこした鉱滓や精錬所の錆びた骨格の上」(第二部「買物遠征(ショッピング・エクスペディション

    壊れた美学、焚書ポピュリズム、フェミニズムSF……『ニューロマンサー』『華氏451度』『侍女の物語』『折りたたみ北京』#闇のSF読書会③|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    lbtmplz 2021/04/23
  • 意識が生成したフィクションとしての現実を生きるということ――伊藤計劃『ハーモニー』#闇のSF読書会②|Hayakawa Books & Magazines(β)

    闇の自己啓発会による#闇のSF読書会。今回は伊藤計劃『ハーモニー』を取り上げます。『闇の自己啓発』でも度々言及されてきた作品ですが、この作品を読んで自分に刺さった箇所、想起したこと、そして意識の消失について、各人が自身の感想を熱く語り合いました。その模様をご紹介していきます(ネタバレ全開ですので、未読の方はご注意ください)。 *前回はこちら ■ゼロ年代的「中二病」のモードが歴史化されている江永 それでは『ハーモニー』を。始めの章「<part:number=01:title=Miss.Selfdestruct/>」が、すごく印象に残っています。謎めいた少女ミァハと出会った13年ほど前の高校時代を回想しながら、その後の章のきっかけとなる大事件(旧友キアンが自分の目の前で亡くなる)までを語り手トァンが提示していく部分です。私の感覚で言えば、ゼロ年代的「中二病」のモードが、ここに歴史化されている感

    意識が生成したフィクションとしての現実を生きるということ――伊藤計劃『ハーモニー』#闇のSF読書会②|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    lbtmplz 2021/04/16
  • 『ザリガニの鳴くところ』2021年本屋大賞翻訳小説部門第1位受賞!|Hayakawa Books & Magazines(β)

    早川書房より2020年3月に刊行いたしました『ザリガニの鳴くところ』(ディーリア・オーエンズ著/友廣 純 訳)が、この度、2021年屋大賞翻訳小説部門第1位を受賞いたしました! 屋大賞は、書店員の方の投票だけで選ばれる賞です。過去一年の間、書店員の方が読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思ったを選び投票します。 そして今年、『ザリガニの鳴くところ』が多くの書店員の皆様からご投票いただき、栄えある翻訳小説部門の第1位に輝きました。 受賞に際して、アメリカ、ノース・カロライナに住む著者のディーリア・オーエンズさんより、メッセージをいただきました! 4月14日より、全国の書店にて「屋大賞翻訳小説部門第1位」受賞帯のついた書籍が店頭に並びます。ぜひ、ご一読ください! ■書のあらすじ~全世界1,000万部突破! 2019年・2020年アメリカで一番売れた小

    『ザリガニの鳴くところ』2021年本屋大賞翻訳小説部門第1位受賞!|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    lbtmplz 2021/04/14
  • 「生きることの意味を問いかけている」「SFが苦手な人にもぜひ手にとってほしい」「こういう話こそ今必要とされている」『わたしたちが光の速さで進めないなら』レビューと感想|Hayakawa Books & Magazines(β)

    『82年生まれ、キム・ジヨン』の大ヒットをきっかけに、急速に注目が高まっている韓国小説。早川書房では、今韓国で一番売れているSF小説『わたしたちが光の速さで進めないなら』を2020年12月に刊行いたしました。 『わたしたちが光の速さで進めないなら』 キム・チョヨプ/カン・バンファ ユン・ジヨン訳 装画・挿絵:カシワイ/装幀:早川書房デザイン室 書は、第2回韓国科学文学賞中短篇部門大賞受賞の「館内紛失」、同佳作の表題作、また、映画『はちどり』で国内外の賞を総なめにしたキム・ボラ監督の次回作原作「スペクトラム」など、優しく、どこか懐かしい、心の片隅に残り続ける短篇7作を収録しています。 ▽冒頭の短篇「巡礼者たちはなぜ帰らない」試し読みはこちら(期間限定) 週刊新潮にて、大森望さんに早速作をレビューをいただいています。「サイエンスと抒情を絶妙にブレンドし、SF的なモチーフとエモーショナルなテ

    「生きることの意味を問いかけている」「SFが苦手な人にもぜひ手にとってほしい」「こういう話こそ今必要とされている」『わたしたちが光の速さで進めないなら』レビューと感想|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    lbtmplz 2021/02/19
  • 正常としての異常な世界を生きること、あるいは異常者=正常者のためのセルフヘルプ 樋口恭介|Hayakawa Books & Magazines(β)

    「『闇の自己啓発』とは、自己啓発の言葉を文字通りに実践することで、自己啓発の枠組みを、半ば自動的に破壊してしまった、過剰性の書物である」——SF作家の樋口恭介氏による書評=思想をお届けする。 正常としての異常な世界を生きること、 あるいは異常者=正常者のためのセルフヘルプ 樋口恭介 世界とはさまざまな症候の総体であり、その症候をもたらす病いが人間と混合される。文学とは、そうなってくると、一つの健康の企てであると映る。――ジル・ドゥルーズ『批評と臨床』 0 一つの巨大な健康ではなく、無数の小さな健康を。 あるいは想像可能なすべてのセルフヘルプを探索するために。 1 木澤佐登志の論考に、「生に抗って生きること : 断章と覚書」というものがある。そこに、「生はその来性において、どこまでも無根拠、すなわち無底である」という文がある。稿は『闇の自己啓発』の書評として書かれているが、ひとまずこの引

    正常としての異常な世界を生きること、あるいは異常者=正常者のためのセルフヘルプ 樋口恭介|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    lbtmplz 2021/02/10
  • 2020年のベストSFは? 『SFが読みたい!』ランキング発表!(国内&海外トップ10)|Hayakawa Books & Magazines(β)

    今年も恒例のSFガイドブック『SFが読みたい! 2021年版』が発売となりました! 2020年は新型コロナウイルスの流行という未曾有の状況でしたが、そんななかでも数々の傑作SFが刊行されてきました。その全書籍を対象に、作家や書評家などSFのプロの方々100名近くにご投票いただいたアンケート結果を掲載する書。その国内・海外のベストSFを特別公開します! ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ベストSF 2020[国内篇]1『オクトローグ 酉島伝法作品集成』酉島伝法/早川書房…275点 2『アメリカン・ブッダ』柴田勝家/ハヤカワ文庫JA…211点 3『暗闇にレンズ』高山羽根子/東京創元社…207点 4『日SFの臨界点[恋愛篇・怪奇篇]』伴名練=編/ハヤカワ文庫JA…204点 5 《星系出雲の兵站》(全9巻)林譲治/ハヤカワ文庫JA…189点 6『歓喜の歌 博物館惑星Ⅲ』菅浩江/早川書房…141点 7『人間た

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    lbtmplz 2021/02/10
  • BLM運動で揺れるアメリカの新鋭作家が放つ、差別の構造を浮き彫りにするクライム・ノヴェル『白が5なら、黒は3』(ジョン・ヴァーチャー/関麻衣子訳)|Hayakawa Books & Magazines(β)

    BLM運動で揺れるアメリカの新鋭作家が放つ、差別の構造を浮き彫りにするクライム・ノヴェル『白が5なら、黒は3』(ジョン・ヴァーチャー/関麻衣子訳) 早川書房では、2月3日にアメリカの作家ジョン・ヴァーチャーの長篇デビュー作『白が5なら、黒は3』(原題 Three-Fifths)を刊行します。 装幀:水戸部功 著者デビュー作ながら、アンソニー賞、レフティ賞、エドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ賞)の最優秀新人賞の候補になり、《シカゴ・トリビューン》や《ガーディアン》でベストブックにノミネートされたほか、人種問題を深く理解する上で必須のクライム・フィクションとして高評価を得た作品です。 ●あらすじ 1995年、ピッツバーグ。О・J・シンプソン事件の裁判の行方が全米で注目され、人種間の緊張が高まるなか、青年ボビーは秘密を抱えていた。 それは、白人として生きる彼に黒人の血が流れていること。 その彼の

    BLM運動で揺れるアメリカの新鋭作家が放つ、差別の構造を浮き彫りにするクライム・ノヴェル『白が5なら、黒は3』(ジョン・ヴァーチャー/関麻衣子訳)|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    lbtmplz 2021/02/03
  • 2010年代に発表された選りすぐりの海外SF短篇を1冊に。『2010年代海外SF傑作選』収録作品紹介|Hayakawa Books & Magazines(β)

    『2000年代海外SF傑作選』に続き、2010年代の海外SF短篇を精選したアンソロジー『2010年代海外SF傑作選』が12月に刊行されます。編集は『2000年代』同様橋輝幸氏が担当! ページではその収録作品とカバーを初公開いたします。 「火炎病」ピーター・トライアス/中原尚哉訳★初訳 「乾坤と亜力」郝 景芳/立原透耶訳★初訳 「ロボットとカラスがイーストセントルイスを救った話」アナリー・ニューイッツ/幹 遙子訳★初訳 「内臓感覚」ピーター・ワッツ/嶋田洋一訳★初訳 「プログラム可能物質の時代における飢餓の未来」サム・J・ミラー/中村 融訳★初訳 「OPEN」チャールズ・ユウ/円城 塔訳 「良い狩りを」ケン・リュウ/古沢嘉通訳 「果てしない別れ」陳 楸帆/阿井幸作訳☆新訳 「“ ”」チャイナ・ミエヴィル/日暮雅通訳★初訳 「ジャガンナート――世界の主」カリン・ティドベック/市田 泉訳 「

    2010年代に発表された選りすぐりの海外SF短篇を1冊に。『2010年代海外SF傑作選』収録作品紹介|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    lbtmplz 2020/12/04
  • 「あいについて語るときに我々の語ること」――『ガン・ストリート・ガール』訳者あとがき【刑事〈ショーン・ダフィ〉シリーズ】|Hayakawa Books & Magazines(β)

    〈ショーン・ダフィ〉シリーズ最新作にして最高傑作『ガン・ストリート・ガール』は全国で好評発売中です! 今回はシリーズの翻訳者、武藤陽生氏による訳者あとがきエッセイを特別掲載いたします。シリーズファン必読です! あいについて語るときに我々の語ること 大変お待たせいたしました。刑事〈ショーン・ダフィ〉シリーズ四作目をようやく日の読者のもとに届けることができ、ほっと胸を撫でおろしています。作はシリーズの転換点ともいえる作品で、訳者は原書を読み終えたあと、猛烈に続きを読みたくてたまりませんでした。 一作目『コールド・コールド・グラウンド』の有志読書会に呼んでいただいた際、参加者のなかに「ショーンを好きになれない」という方が多かったのですが、そうした意見に対して僕は「どうか四作目まで読んでほしい、きっとショーンの幸せを願わずにいられなくなるから」と言いました。読み終えたみなさんが同じように感じて

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    lbtmplz 2020/10/21
  • 「いったい、いつになったらわたしたちは学ぶのだろう? 」『レベル4/致死性ウイルス』コロナ禍によせた序文|Hayakawa Books & Magazines(β)

    1996年に『レベル4/致死性ウイルス』(単行)として刊行された書は、米CDC(疾病予防管理センター)の伝説的医師が、エボラウイルスをはじめとする最も危険な「レベル4ウイルス」との戦いを自ら綴った30年にわたる記録です。 記事では、文庫化にあたり新規に書き下ろされた「序―コロナ禍によせて―」を全文公開します。 序──コロナ禍によせて── 「ウイルスの世界では、わたしたち人間が侵略者なのである」とは、ウイルスハンターとしてウイルスを追ってきたわたしたちの冒険譚(書単行)の「はじめに」に書いたメッセージである。わたしたちはこのメッセージが活かされるのを期待したが、現実は明らかにそうなってはいない。書が出版されたとき、60億だった世界の人口は、およそ80億に増え、密集した都市中心部に住む人口は、45から56パーセントにのぼる。しかもその多くが貧困層である。わたしたちはこの人口増加に対

    「いったい、いつになったらわたしたちは学ぶのだろう? 」『レベル4/致死性ウイルス』コロナ禍によせた序文|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    lbtmplz 2020/09/07