江田五月法相は8日午前の記者会見で、東京拘置所で収容中に死亡した元連合赤軍幹部の永田洋子(ひろこ)死刑囚について、「死刑囚であれ一人の命。改めて冥福を祈りたい」とした上で、「病気で亡くなる前になぜ早期に死刑執行しなかったのかとの声があるかもしれないが、そこまで世の中、殺伐としてはいないのではないか」と語った。 江田氏は1月14日の記者会見で、死刑制度について「欠陥を抱えた刑罰」と指摘し、「許されない犯罪があるというのは分かるが、人間は寿命があるのでそう(執行を)急ぐこともない」と死刑執行に慎重な姿勢を示していた。