自民党の最大派閥「町村派」は25日の総会で、会長の町村信孝氏が衆院議長に就任したのに伴い、細田博之幹事長代行を新会長に決定、「細田派」に衣替えした。細田氏は同派出身の安倍晋三首相と近く、事実上の「安倍派」となりそうだ。 細田新会長は総会で、「安倍総理・総裁を支える最大の政策集団だ。アベノミクスが成功するよう一致結束してがんばりたい」と抱負を語った。 これまで会長を務めた町村氏は、2012年の総裁選で安倍氏と争ったほか、今回の衆院解散について苦言を呈するなど、安倍氏とは一定の距離があった。細田派幹部の一人は、会長交代について「細田氏は安倍氏が会長に就くまでの『中継ぎ役』だ」と話す。