説得力に欠ける人がする“ある話し方” この章では、話をする上で、「こういうことはしないほうがいいのでは」ということを述べたいと思います。 まずは、論理と感情を混ぜ込んで話すこと。 例えば、「Aさんの意見とBさんの意見のどちらが正しいか?」を語る際、「BさんよりもAさんが“好きだから”Aさんの意見が正しい」と考える場合があります。 意識的にそう考えることも、無意識にそのようになってしまうこともあるでしょう。いずれにせよ、このような場合には「感情が交ざっていますが、Aさんの意見が正しいと思います」というのが正確な物いいなのですが、それを隠そうとする人が多いんですね。 さも「Aさんの意見が正しい」ことが理の当然であるかのように、いろいろと理屈を並べ立ててしまうわけです。でも、そこで挙げられる理屈って、不都合な情報が簡単に見つかるはずなのに、好意をもとに決めつけた結論に都合のいい情報だけなんですよ