ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (148)

  • たとえバイデンが勝っても「トランプのアメリカ」は続く

    <この大統領選の最も重要なポイントは、有権者の半数近くが嘘にまみれたトランプ政治を支持したという衝撃的な事実だ> 米大統領選で最終的にどちらが勝とうと、最も重要なポイントは大接戦になったことだ。世論調査が予想していた民主党候補ジョー・バイデン前副大統領の地滑り的勝利とは程遠く、両陣営がハラハラしながら見守る展開となった。 問題は、こうした結果がアメリカにとって何を意味するかだ。ニュース番組のコメンテーターは、現職の共和党候補ドナルド・トランプが意外なしぶとさを見せた理由として、有権者のロックダウン(都市封鎖)疲れを挙げたり、(現実はどうあれ)トランプのおかげで景気が良くなったと有権者が感じていたためだ、などと論じたりしている。 だが、そうした解説では見落とされている点がある。最終的に誰が勝とうと、最も重要なのは、アメリカの有権者の半数近くが、白人至上主義の常習的な嘘つきで、この100年で最

    たとえバイデンが勝っても「トランプのアメリカ」は続く
  • 『わかりやすさの罪』から抜け落ちている「わかりやすさ」との戦い方

    <「自分で考えることが大事だ」と説き、読者や書店員、出版業界関係者からの賛辞に事欠かない書だが、社会の複雑さを実感するために不可欠なはずの取材という行為はない> 今回のダメ 『わかりやすさの罪』 武田砂鉄[著] 朝日新聞出版(2020年7月) ライターとは何か。私のライター観はこのを読みながら、随分と揺さぶられた。タイトルとは真逆に著者の主張はとてもわかりやすい。政治的なスタンスはわかりやすく反安倍晋三政権で、わかりやすく右派の主張に疑義を唱え、わかりやすく「自分で考えることが大事だ」と書く。時事的な事象に対して、自分の頭で思考し、そのプロセスごと掲載するという姿勢は、今の何かにつけわかりやすい二項対立で選択を迫られるメディア環境ではとても大事だし、その点について私も同意することが多い。書が世の中に出ていく意義は十分にある。 何より書は読者や書店員、出版業界関係者からの賛辞に事欠

    『わかりやすさの罪』から抜け落ちている「わかりやすさ」との戦い方
  • 米大統領選、共和党元議員20人超が反旗 民主党バイデン支持を表明

    米共和党元議員20人超が24日、11月の大統領選で再選を目指すトランプ大統領ではなく、野党民主党候補のジョー・バイデン前副大統領を支持する方針を表明した。写真はジェフ・フレーク元議員。2018年11月撮影(2020年 ロイター/JOSHUA ROBERTS) 米共和党元議員20人超が24日、11月の大統領選で再選を目指すトランプ大統領ではなく、野党民主党候補のジョー・バイデン前副大統領を支持する方針を表明した。 バイデン氏の陣営によると、共和党員による民主党への支持を促す同陣営の取り組みに共和党元議員27人が参加を決めた。過去にトランプ大統領を批判し、2018年に引退したジェフ・フレーク元上院議員(アリゾナ州)も含まれる。 バイデン陣営の声明によると、27人はトランプ大統領の「汚職や民主主義の破壊、あからさまな良識の軽視」と「米国を軌道に戻すという急務」をバイデン氏支持の理由とした。 先週

    米大統領選、共和党元議員20人超が反旗 民主党バイデン支持を表明
    lcwin
    lcwin 2020/08/26
    逆に民主党から共和党へのスイングも起こりそうな気がするので、どこまで行って来いになるか
  • 予期せぬ事態で簡単に貧困に陥る「格差社会」での幽霊のような存在

    <自分が思いがけなく転んだときにそのまま坂を転げ落ちずにすむ社会を、日も考えておくべき> シングルマザーになった若い女性が生活のために富裕層の家を掃除する「メイド」の仕事についた回想録『Maid』は、発売早々全米ベストセラーとなり、バラク・オバマ前大統領は2019年に年間推薦図書に選出した。2021年にはNETFLIXで映像化も決定している。 この回想録で描かれるメイドは、自分を見えない幽霊のように扱う者たちの台所やトイレを毎日磨き続ける。だが、著者は貧困、DVを振るう元パートナーや経済的自立を阻む恋人、穴だらけの福祉、偏見の目、そして誰からも尊重されない孤独の中、それら全てが低下させる自己肯定感に苛まれながらも、作家になる夢と、自らの解放を叶えていく。 社会から不運にも疎外された者が地べたから見た格差社会の眺めと、少しずつでも自ら未来を変えていく希望を描いたこの回想録が、今月邦訳出版さ

    予期せぬ事態で簡単に貧困に陥る「格差社会」での幽霊のような存在
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    lcwin 2020/07/16
  • キリスト像の撤去まで求める過激な主張の根拠──黒人差別反対運動

    お馴染みのイエス・キリスト像こそが白人による抑圧の象徴? Alessandro Bianchi-REUTERS <南軍の将軍や建国の父の彫像が次々に破壊・撤去されるアメリカで、キリスト像こそが白人至上主義のプロパガンダと攻撃される理由> 人種差別に対する抗議デモの広がりに伴い、南北戦争の記念碑などが次々に撤去されているアメリカで、ついにイエス・キリスト像までが槍玉に上がっている。 制度的な人種差別の象徴だとして、ツイッターでイエス像の撤去を呼びかけたのは、市民活動家のショーン・キング。脅迫コメントの殺到を受けて、「キリスト教白人至上主義者」の暴力を糾弾している。 「イエス像を撤去したら『おまえを殺す』という脅迫を、この48時間に約500件受けた。驚きはしない。キリスト教白人至上主義者の暴力性は今に始まったことじゃないからだ」──キングは6月24日にそうツイートした。 ミネアポリスで黒人のジ

    キリスト像の撤去まで求める過激な主張の根拠──黒人差別反対運動
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    lcwin 2020/06/28
  • イギリス版「人種差別抗議デモ」への疑問

    米ミネアポリスの事件に端を発した抗議デモは英全土にも広がった(写真は今月6日のロンドン) John Sibley-REUTERS <アメリカとは状況が違うイギリスで、コロナ禍に黒人の命を危険にさらしてまで抗議デモをする(しかも誰も疑問を口にできない)のはどうなのか> 一見したところ、ロンドンやその他のイギリスの都市で行われているBlack Lives Matter(黒人の命は大事)抗議運動は、米ミネアポリスで警官の拘束により命を落としたジョージ・フロイドの死に対する怒りへの共感を示す、気高い国際的な動きの一環であるように見えるかもしれない。 しかし僕は、ここイギリスでの抗議運動は、黒人に対する間違った根拠やどうしようもなく単純化されていたり、ひどく誇張されていたり......あるいは有害な可能性すらある前提に基づいているのでは、と見ている。その前提とは、フロイドに起こったことはイギリスの黒

    イギリス版「人種差別抗議デモ」への疑問
  • アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオンラインも、なぜモテない

    社会にはびこる固定概念によりアジア系男性はアジア系女性と違って異人種から恋愛相手にされないケースが多い LEOPATRIZI/ISTOCKPHOTO <アジア系男性が恋愛市場で「序列の最下層」の現実に。オンライン上の恋人探しサービスでさらに拍車が> 恋人を見つけたい人にとって、インターネットが有力な手段の1つになって久しい。今では恋人探しサイトを通じて出会うカップルは珍しくなくなっている。 この傾向は、人々のパートナー選びの在り方をどのように変えたのか。 恋人探しサイトを用いれば、潜在的なパートナー候補の人数が劇的に拡大する。その結果として、自分とは違う社会階層や人種の人と付き合うケースは増えたのか。それとも、オンラインサービスの検索機能を活用することにより、昔よりもパートナー候補の社会階層や人種を絞り込む傾向が強まったのか。 私はカナダでこの点について研究を始める前に、自分のパートナー(

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    lcwin 2020/06/06
    後で読みたくなるタイプの記事
  • 【世論調査】アメリカ人の過半数が米軍による暴動鎮圧を支持

    Majority of Americans Support Calling in Military to Quell National Unrest <民主党支持者の間でも半数近くが米軍の出動を支持していることが判明した> 全米に広がる暴動の取り締まりについて聞いた新たな世論調査で、アメリカ国民の過半数、民主党支持者の間でも半数近くが、軍隊を動員して地元警察を支援することに賛成であることが明らかになった。5月25日にミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドが警察に首を押さえられて死亡した事件に対する怒りがきっかけで全米に抗議デモが広がり、その一部が暴徒化して略奪などをはたらいている。 米調査会社モーニング・コンサルトは、5月31日から6月1日にかけて世論調査を実施。その結果、回答者の58%が、全米で発生している抗議活動や暴動の取り締まりについて、警察とともに軍隊を動員することに賛成と回答し

    【世論調査】アメリカ人の過半数が米軍による暴動鎮圧を支持
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    lcwin 2020/06/05
    立場によって様々な情報が流れて来ているのでなんとも言えない、この感じ。ただ友敵の世界に生きている人がとそうでない人はいる。
  • 検察と二つの民主主義

    同じ「巨悪を暴く」検察の姿も、韓国人と日人にとって同じものではない(2016年11月、サムスン電子の家宅捜索に入った検察捜査官) Kim Hong-Ji-REUTERS <一方は、政府による検察への介入を嫌う民主主義、他方は、検察をも民意にひれ伏せさせようとする民主主義。前者は自らが選挙で選んだ政府を信用せず、後者では民意がすべて。つまり両者は、まったく別物の国である> 韓国政治を研究していて時々思うのは、どうして日人はこんなに韓国の事を気にするようになったのだろうか、という事だ。勿論、この問いについては、「韓国が日の事を批判するからだ」という人も多いだろう。しかし、日への激しい批判で知られた初代大統領、李承晩の名前を挙げるまでもなく、韓国の人々が、日、中でもその植民地期における行為や認識について批判するのは、今に始まった事ではない。そしてそれは朴正熙や全斗煥といった、軍事政権期

    検察と二つの民主主義
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    lcwin 2020/05/26
    日本もだいぶ国旗や国歌を前面に出すようになったけど、昔わ国旗と国歌に対する認識のギャップを聞いたことが懐かしい
  • 「左派はだらしがない」民主党の内ゲバにマイケル・ムーア監督もがっかり【2020米大統領選】

    トランプ再選を現実にするのは共和党でもロシアの陰謀でもない> 11月の大統領選に向けた民主党の候補者選びが熱を帯びてきたが、一部は少し熱くなり過ぎているようだ。有力候補で政策的にも近いサンダース、ウォーレン両上院議員の対立が表面化し、注目を集めている。 ウォーレンは、かつてサンダースから「女性は大統領選に勝てない」と言われたと主張。一方のサンダースは「大統領を目指している彼女の前で、女性は勝てないなどと言うはずがない」と反論する。 この騒動に苦言を呈したのが、リベラル派で今回はサンダースを支持している映画監督のマイケル・ムーア。この争いで「左派はだらしがないと、またしても示してしまった」と語った。「こうして身内で争ってばかりいる」 何よりムーアが懸念するのは、この争いがトランプ再選への道を開く転換点になることだ。「いつになったら学ぶんだ」と、彼は憤る。「責任はロシアでも共和党でもなく、ま

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    lcwin 2020/01/21
  • 被害者であることを武器にする「#MeTоо」は不快 「若い世代よ、しっかりして」

    <被害者意識を前面に押し出して戦えるのか、と作家メガン・ダウムが議論噴出を承知で直言> 信じられるだろうか。いまアメリカでは、決してトランプ支持者には見えない学者や作家から、左派による「言葉狩り」や知的な攻撃を批判する声が上がり始めている。作家メガン・ダウムの新著『何もかもが問題(The Problem With Everything)』もそんな内容だ。 作家にしてジャーナリスト、コロンビア大学で授業も持つ49歳のダウムは、独断的な視点を何より嫌う。 の中でダウムは2016年以降、離婚や中年期特有の問題といった自身のつらい経験を、ソーシャルメディアで紛らわしてきたと書いている。そこで彼女が注目したのは、人種やジェンダーについて「政治的に正しくない」意見を述べる人々を激しく攻撃する左派の存在だった。ドナルド・トランプ大統領の誕生を目の当たりにしながら左派が分裂していく様子に、ダウムは興味を

    被害者であることを武器にする「#MeTоо」は不快 「若い世代よ、しっかりして」
    lcwin
    lcwin 2019/12/03
    被害者意識と被害者性は日本語だと割と違う印象だけにそこで手が止まった。コールアウト・カルチャーなる言葉もあるようだけどその文脈なのかなあ。
  • ディズニー恐るべし、『アラジンと魔法のランプ』は本当は中東じゃないのに

    <少し前、カナダのトルドー首相の昔の「黒塗り」写真が問題になった。『アラジンと魔法のランプ』の主人公アラジンに扮した写真だったが、実はこの話、お世辞にも由緒正しいアラブ文学とはいいがたい> もう20年以上昔の話である。クウェートに住んでいた友人のパレスチナ人と話をしているとき、白人や黄色人種といった言葉が話題になった。 そのとき、アラブ人は有色人種なのか、白人なのか、有色人種なら何色なのかという議論となり、そのパレスチナ人は、アラブ人は形質人類学的にいえば、いわゆる白人と同じコーカソイドであるが、肌の色としては有色人種であり、色は茶色であると主張した。20年以上昔のことなので、ポリティカル・コレクトネスの考えかたも希薄で、こちらもふーん、そうなんだと適当に相槌をうっていた記憶がある。 なんでこんな話を突然思い出したかというと、これまたちょっとまえの話で申し訳ないが、カナダのジャスティン・ト

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    lcwin
    lcwin 2019/11/28
    今昔物語集だと、天竺、震旦、本朝だっけか。
  • 中国は「ウイグル人絶滅計画」やり放題。なぜ誰も止めないのか?

    中国はウイグル人の抗議活動を徹底的に抑え込む構え(写真は13年7月、新彊ウイグル自治区のウルムチ市)REUTERS <中国政府によるウイグル人弾圧の実態を示す内部文書が明らかになった。100万人を強制収容して思想改造を行っても各国政府からの反応はなし。世界で民族浄化が横行するわけだ> 11月16日付の米ニューヨーク・タイムズ電子版は、中国の新疆ウイグル自治区で大勢のイスラム教徒(主にウイグル人)が中国共産党の「再教育」キャンプに強制収容されている問題について、弾圧の実態が記された共産党の内部文書を入手したと報じた。それによれば、習近平国家主席はイスラム過激主義について、「ウイルス」と同じようなもので「痛みを伴う積極的な治療」でしか治せないと考えているということだ。 問題の内部文書は、新疆ウイグル自治区に帰省した人々に、当局が家族の身柄を拘束していることについてどう説明するかを指示している。

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    lcwin 2019/11/20
    力制は続かない。
  • 学力よりも性別で年収が決まる、日本は世界でも特殊な国

    <日の学力の高い女性は学力の低い男性よりも稼ぎが少ない――このような社会は先進国ではごく少数> 近代以前では、社会的地位や富の配分は「生まれ」で決まっていたが、近代以降の社会では当人の能力(merit)を重視する「メリトクラシー」の原理が台頭してくる。公平への要求が高まるとともに、外圧に晒される中、そうでないと社会が立ちいかなくなったからだ。 メリトクラシーがどれほど実現しているかは、たとえば当人の教育歴(学歴)と収入の相関から見て取れる。だが学歴で給与を機械的に決める会社は多いし、能力があっても経済的理由で大学に行けない人もいるので、学歴イコール能力とは必ずしもいえない。学歴よりも、テストで計測される学力のほうがいいだろう。ホワイトカラー労働が多い現在、認知面の学力と職務遂行能力は強く相関するようになっている。 国際成人学力調査「PIAAC 2012」の数学の習熟度をもとに、16~65

    学力よりも性別で年収が決まる、日本は世界でも特殊な国
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    lcwin 2019/11/07
    均らされる話とは別に、同類婚だと能力の高い男女がつがい女性が家庭に入りがちで、最近は経営者にダイバーシティの名のもとご都合主義に使われる感もあり、そもそも会社で働くこと自体が辛すぎるという面もあり。
  • 『ジョーカー』怒りを正当化する時代に怒りを描く危うい映画

    ジョーカーを演じた主演のフェニックスは大幅に体重を落として役に臨んだ ©2019 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED TM & ©DC COMICS <バットマンの敵役ジョーカーの原点を描き、その疎外感に共感を寄せる『ジョーカー』。トランプ時代の空気を映し出している作品だが> 『ジョーカー』の舞台は1981年の腐臭漂うニューヨーク(※)ゴッサム・シティ。映画の冒頭近くで、主人公アーサー・フレックは道化師姿で看板持ちの仕事をしていたとき、中南米系とおぼしきギャングたちに嘲笑され、暴行を受ける。 ※映画の舞台を誤って「ニューヨーク」と記載していました。お詫びして訂正します。(2019年10月7日11時20分) 白人が不当に迫害されているという描かれ方は、近頃では珍しくない。これは、ドナルド・トランプ米大統領が巧みに利用してきたストーリーでもある。 『ジョ

    『ジョーカー』怒りを正当化する時代に怒りを描く危うい映画
    lcwin
    lcwin 2019/10/07
    正直映画とかコンテンツとかそこまで詳しくないけど、市場主義と社会的孤立と自己責任と能力主義と公正世界信念の話は、割と属性問わず繋がっていることをもう一度認識した方がいいとは感じている。
  • 「おっさん」など、中年への揶揄はなぜ許容されるのか

    <中年に対する認識も、高齢者に対する認識も、誤ったものが多い。中年期に幸福度は下降するが、人生は50代で好転する。そして高齢者は、当は生産性が高い> 「中年の危機」とは、30代後半から40代にかけてのうつ状態、いわゆるスランプ状態を指す。この言葉は1965年、カナダの心理学者エリオット・ジャックによって生み出されたが、それが実際に存在するのか、それとも神話にすぎないのかは長年議論になっており、科学的には実証されていなかった。 しかし、そのいわゆる「中年の危機」の後、つまり50代になってから幸福度が上がることが、2000年以降、経済学者らによって相次いで実証されている。30代、40代から幸福度は下降し、50代で底をつくが、それ以降は緩やかに上昇していき、U字曲線を描くのである。このU字曲線は世界中どの地域のどの国の人であっても共通しており、類人猿にすら見られる普遍的な現象だという。 これら

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    lcwin 2019/07/07
  • ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

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    lcwin 2019/06/28
  • 【百田尚樹現象】「ごく普通の人」がキーワードになる理由――特集記事の筆者が批判に反論する

    <大反響を呼んだ特集「百田尚樹現象」で、筆者の石戸諭氏は百田氏を「ごく普通の人」と位置付けたのか。ジャーナリスト・津田大介氏執筆の朝日新聞「論壇時評」に、石戸氏が訂正を申し入れた理由と、「ごく普通」に込めた意味> 「すべてのことが終わり、語られた後では、『理解』という唯一の言葉が、われわれの研究の探照灯なのである」――。 クリストファー・R・ブラウニングの歴史書『増補 普通の人びと――ホロコーストと第101警察予備大隊』(ちくま学芸文庫、2019年。原著初版は1992年)のなかで印象的に引用された、歴史家マルク・ブロックの言葉です。 5月28日に発売したニューズウィーク日版で私が取材、執筆を担当した「百田尚樹現象」に多くの反響が寄せられ、およそ考えられない量の感想をいただきました。多くの賞賛ととともに、少なくない批判をいただきました。 ある著名なジャーナリストは「百田尚樹を取り上げるべき

    【百田尚樹現象】「ごく普通の人」がキーワードになる理由――特集記事の筆者が批判に反論する
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    lcwin 2019/06/28
    どちらがどうだかというよりか、「普通」という言葉の多義性と「普通」という言葉の一種の暴力性、みたいなのは議論ではよくある気はする。
  • 貧しい人ほど「割増金」を払い、中・上流は「無料特典」を享受する

    <イギリスの富裕層貧困層より10年長生きして、年金を長く受け取り医療保険を長く利用する> ロンドンへ向かう電車の中で僕は、「poverty premium(貧困割増金)」を改善しようとの運動についての記事を読んだ。これはイギリスではよく知られた問題。必要なものを手に入れるために、貧しい人々ほど多くのカネを払わなければならない仕組みを指している。 分かりやすい例は、彼らがローンを組むときにずっと高い金利を設定されること。だからもしも彼らの家の給湯設備が壊れたら、新たな2000ポンドのボイラーを購入するカネを借りるために、僕なら5%の金利を課されるところ、彼らはおそらく24%の金利を払わなければならないだろう。そして言うまでもなく、そもそもそれをすぐに買えるだけの貯金がある人だったら、シンプルに一括で購入してローンも金利も必要ないだろう。 貧しい人々は時に支払いが遅れたり、滞ったりして、その

    貧しい人ほど「割増金」を払い、中・上流は「無料特典」を享受する
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    lcwin 2019/06/08
  • 文在寅、リベラルなのに「記者たたき」に冷淡な大統領

    <「無礼」な記者の処罰を求める署名ページが大統領府運営のサイトに作られる異様さ> 韓国の言論と報道の自由が後退している。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の就任から丸2年を迎える前日の5月9日、韓国の公共放送KBSが文とのインタビューを放送した。大統領の座に就いてからの道のりと将来への展望を文自身の口から聞くことのできる貴重な機会となるだけに、有権者にも歓迎されると思われた。 ところが、番組は思わぬ波紋を呼んだ。インタビューしたKBSのソン・ヒョンジョン記者に対して、大統領に「無礼」だという批判が殺到したのだ。 「無礼」というのは、ソンがインタビュー中に文の話を聞きながら眉をひそめ、話を遮ったとすることへの批判だった。質問内容が「不適切」という意見もあった。政府高官の物議を醸す人事をめぐり、文に「独裁者」というイメージを持つ有権者もいるが、とソンが切り込んだことも非難の的となった。 一部のネッ

    文在寅、リベラルなのに「記者たたき」に冷淡な大統領
    lcwin
    lcwin 2019/05/21
    書いた記者の立場みたいなのもあるけれど、いずこも同じ秋の夕暮れ。