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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/cobachican (6)

  • 初音ミク「レターマン・ショー」出演雑感 - ボカロとヒトのあいだ

    予告通り「レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン」に初音ミクは出演しました。時間は番組最後の4〜5分でしたけど、実に堂々としたパフォーマンスだったと思います。英語詞による歌唱でしたが、ほかには特にアメリカナイズされたところもなく、いつものふてぶてしい初音ミクでした。裏方も含めて「踏んできた場数が違う」といった感じでしょうか。7年以上キャリア積んでますからね彼女。ぽっと出の新人じゃない。クリプトン自らの演出なのか、番組スタッフによる采配なのか分かりませんが(たぶん後者でしょう)、スタジオライブの見せ方は非常に優れたものがあったと思います。おそらく収録スタジオは狭いのでしょう。ですがその狭さを言い訳にせず、ギターとドラムをミクの前方に配置するという大胆な策で、来はない奥行きを生み出しました。これによりカメラはギタリスト越しにミクを撮影できることになり、他のカメラにもバンドメンバーが

    初音ミク「レターマン・ショー」出演雑感 - ボカロとヒトのあいだ
  • 「いまボカロ曲は過去最高水準にある」2014年2月39選 - ボカロとヒトのあいだ

    2014年2月ボカロ曲39選http://www.nicovideo.jp/mylist/41984238 「いまボカロ曲は過去最高水準にある」と断言できるのは僕が日々新着ボカロ曲をひととおりチェックしているからで、ランキングTOP30や、メジャーレーベルの最新コンピCDを視聴している人にはまったく実感がないかと思います。それどころかボカロ曲に関しては「衰退」や「終焉」を大きな声で主張したほうが支持されやすい空気がある。たしかにティーンエイジャーが主導権を握ってからここ2、3年のヒットチャートには僕も閉口してしまうことが多々あり、「これはティーン(とティーンの小遣いを狙う遣り手)に完全に喰われたな」と苦々しく思いましたが、ところがどっこい2014年に入ってからというもの、「これだぜ!」とガッツポーズしたくなる新曲が連発しているのです。ティーンに媚びず、過去のヒット曲をなぞらず、自身の作風

  • 「マイナーだけどハイセンスなボカロ曲集」が示唆すること - ボカロとヒトのあいだ

    年末のボカロシーン、最大のヒットになりそうなのがこちらである。 2013年12月22日「マイナーだけどハイセンスなボカロ曲集」 VOCALONOBISを運営する_Gissy氏が作成した作は22日0時に投稿されると、再生数は5日間で7万を超えた。メドレー形式の曲紹介動画としては驚異的な伸びだ。リスニング目的のノンストップメドレーならまだしも、あくまで曲の紹介動画である。これはちょっとした事件と見るべきだろう。作はスムーズな導入や選曲、曲順、編集など何かと気が利いていて、尺は長いが飽きることはない。タイトルのつけ方も挑発気味で「ハイセンス」と主張されれば人は自分の耳で確かめて、難癖のひとつでも付けてみたくなるものである。売り文句は大事だ。 _Gissy氏の狙いとしてはまず第一に、埋もれている、あるいは埋もれつつある「ハイセンスなボカロ曲」を迅速に見つけるには、VOCALONOBISこそが最

  • ソニマニの初音ミクは何者だったのか&ライブレポ - ボカロとヒトのあいだ

    「ソニマニの初音ミクは何者だったのか」 はい、ミクパのミクでした。 5bp/MAGESが主催だったのか、それとも別の会社にライツなどを売却orレンタルしたものなのかは分かりませんが、曲もモーションもすべてミクパ仕様でした。光量バッチリ、姿クッキリ、動きヌルヌルで見た目は史上最高のクオリティ。デザインや動きに多少のマイナーチェンジは入っていたかも知れませんが、裏方の言質がとれない限り、確定はできません。ミクがソニマニのラインナップに名を連ねた経緯も、最初から決まっていたのか、外国アーティストのキャンセルを受け、穴埋め的に決まったものなのか、詳細はいまだ謎です。まあ、そのうち記事として世に出るでしょう。いま詮索しても時間の無駄です。(Twitterでミク出演理由をツイートしている方がいますが真偽不明。当だとしたらアヒャーな話) なにはともあれ、ディラッドボード&生バンド形式は、ロックフェス初

  • ボクボカ第64回「ボカロ系クラブイベントのはじまり」 - ボカロとヒトのあいだ

    今回はボーカロイドのクラブイベントについてです。アニソン系のクラブイベントでは「みくみくにしてあげる」が流行りだした頃から、ボカロ曲はDJプレイの対象になっていましたが、正式にボカロを看板にして、定期のクラブイベントが行われるようになったのはこの頃からです。 まず2009年6月24日に「VOCALOID NIGHT feat.AVSS」が東京・渋谷で開催されます。DJはkzさん、チーターガールP、Aether_Eruさん、bakerさん、フライヤーに描かれたクールなイラスト(上)はnagimisoさん。HP(http://bit.ly/4bSLU)に「ボカロとか言ってますけど特に制限は設けず好き勝手回して頂こうと思ってます」と書かれているように、ボカロ一色ではなく、ボカロPが選んだクラブチューンもプレイされるイベントとして始まりました。現在は「V_C」と名前を変えて継続中。 2009年9月

  • ボカロ行く年来る年「頑張らない」 - ボカロとヒトのあいだ(引っ越し先)

    今年もまもなく終わりますので、今日はボクボカ(我ながら長いタイトルなので略します)は休みまして、2012年の総括と2013年の展望を書きます。展望とは言いつつも要望みたいなもんです。「こうなるといいなあ」という願い。 僕の願いは「頑張らない」です。ボカロシーンの「頑張らない」化。来年のボカロ界はみんな適当に手を抜いてくれると嬉しいなあと思います。もうねニコ動でボカロ新曲をチェックすると異常事態ですよ。正常に進化を続けたら、いつの間にか異常になってしまったと言いましょうか、時間と手間と、場合によってはお金も投入したハイレベルPVで溢れ返っています。観るほうは嬉しいですよ、なんたって無料だし、時間も5分程度です。気楽な娯楽です。でも制作者側のことを考えると複雑な気持ちになってきます。曲やPVに力を入れるのは「可能な限り良いモノを届けたい」とか「多くの人に見てもらいたい」とか「末長く愛される作品

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