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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (6)

  • 急速に縮む木星の大赤斑

    【2014年5月19日 NASA】 木星のトレードマークともいえる大赤斑は、大気表面で吹き荒れつづける巨大な嵐だ。この大赤斑が、近年急激な勢いで縮小している。 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した木星の大赤斑。1995年、2009年、2014年の画像を比較すると、縮小しているのがわかる。クリックで拡大(提供:NASA/ESA) 木星のトレードマークとなっている大赤斑は、大気中で起こる高気圧性の突風が長年持続しているものだ。かつてその幅は4万kmを超え、直径約1万3000kmの地球がすっぽり3つおさまるほど巨大なものだったが、1930年代からそのサイズの縮小が観測されてきた。1979年の探査機「ボイジャー」1号と2号のフライバイ観測では2万3000km、1995年のハッブル宇宙望遠鏡の観測では2万1000km、同じく2009年には1万8000kmと年々小さくなっている。 さらに2012年からは、1年

    急速に縮む木星の大赤斑
  • 若田さんの宇宙滞在、1か月延長

    若田さんの宇宙滞在、1か月延長 【2009年6月22日 JAXA】 スペースシャトル「エンデバー号」の打ち上げ延期に伴い、国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士 若田光一さんの帰還が約1ヶ月遅れることとなった。若田さんは、引き続き任務に従事できることを幸運に感じるとのメッセージを寄せている。 3月18日より国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している宇宙飛行士の若田光一さんは、米国東部夏時間(以下同様)13日に打ち上げが予定されていたスペースシャトル「エンデバー号」(2J/A(STS-127)ミッション)で、地球に帰還する予定だった。 しかし、エンデバー号に燃料水素を充填するパイプでガス漏れが見つかり、打ち上げは17日に変更された。さらに、その後の作業で同じ個所にガス漏れが認められたため、打ち上げは7月11日まで延期されることとなった。 このため若田さんの地球への帰還も約1ヶ月遅れること

  • 古代宇宙の巨大天体「ヒミコ」

    ヒミコの擬似カラー合成写真(青・緑:水素輝線と紫外線、赤:可視光線)。クリックで拡大(提供:M. Ouchi (Carnegie Institute for Science) et al.) 米国・カーネギー研究所の大内正己(おおうちまさみ)特別研究員が率いる日米英の国際研究チームは、ビッグバンから約8億年後という宇宙が生まれて間もない時代にあたる宇宙空間に、不思議な巨大天体を発見しました。ビッグバンから約8億年後というのは、現在の宇宙年齢に対してたった6%しか経っていない時代に相当します。 発見された天体は、ライマンアルファ・ブローブという巨大なガス状の天体に分類されます。その大きさは、約5万5000光年と、現在の天の川銀河の円盤の半径に匹敵するほどに広がっており、宇宙初期の時代の天体としては記録的な大きさです。 研究者たちは、この古代宇宙でみつかった天体を、謎のベールに包まれた古代日

  • 衛星タイタンの立体地図が公開に

    衛星タイタンの立体地図が公開に 【2009年4月2日 JPL】 NASAの土星探査機カッシーニによるレーダー観測から、衛星タイタンの立体地図が作成された。鳥瞰動画も同時に公開されており、高さ1200mほどの山の頂上や北極にある複数の湖、高さ100m以上の広大な砂丘などを上空から眺めているかのような体験をすることができる。 カッシーニのレーダーを解析しているRandy Kirk氏は、米国地質調査所の天体地質科学センターとともに、タイタンの立体地図を作成した。作成に利用されたのは、カッシーニが行った過去19回にわたるタイタンへの接近で得られたデータである。 立体地図の作成はまだ始まったばかりで、公開された地図で見られるのはタイタン全表面積の2パーセントほどにしか過ぎない。そんな狭い領域にも、変化に富んだ地形が数多く見られる。Kirk氏は「海や湖、川や干上がった海峡、山や砂丘、溶岩の流れなど、地

  • 地球に付き従う小惑星2009 BD

    【2009年1月29日 SpaceWeather.com】 1月16日(世界時、以下同)に見つかった小惑星「2009 BD」は、25日ごろに地球から70万km以内に接近した。2009 BDの軌道は地球とほぼ重なっていて、今後2年程度は地球から離れずに太陽のまわりを回り続ける。 2009 BDは、直径10mほどの地球近傍小惑星である。25日には地球から70万km以内に接近したが、これは月までの距離のおよそ2倍であり、衝突の危険性はまったくない。将来も衝突する可能性はほとんどないと見られるが、2009 BDはそうした脅威とは別の意味で注目を集めている。 それは、2009 BDが地球とほぼ同じ軌道で、太陽のまわりを約1年で回っているからだ。このような小惑星は「地球共有軌道小惑星」と呼ばれている。これまでに知られている地球共有軌道小惑星としては、1999年から2006年までの7年間、「第2の月」の

  • 火星到着5年目を迎えた双子の探査車

    【2009年1月6日 NASA】 5年前の1月4日(日時間、以下同)、NASAの無人火星探査車スピリットが火星に降り立った。続く1月25日には、同型の探査車オポチュニティーが着陸した。その後の探査がこんなにも長期間にわたるとは誰が想像しただろう。両探査車は、今も次の目的地を目指し、走行中だ。 NASAのジェット推進研究所では、数百人のエンジニアや研究者が、スピリットが火星で5年目を迎えたことを喜びあった。3週間遅れで火星に着陸したオポチュニティーも、まもなく5年目に入る。 両探査機がこれまでに撮影した画像は約25万枚、NASAの火星周回機マーズ・オデッセイを介して送信してきたデータは36ギガバイト以上にのぼる。走行を邪魔する砂だまりや機器の劣化に悩まされつつも、砂嵐に耐えて、山を登り、クレーターに下降するなど、これまでに走行した距離は21kmを超えた。 太陽電池パネルに積もる砂ぼこりも厄

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