メディア芸術領域の現状をより深く、広く伝えるため愛称を「MACC」とし、総合的な広報用ウェブサイト「メディア芸術カレントコンテンツ(MACC)」として令和5年2月13日リニューアルオープンしました。 (https://macc.bunka.go.jp/) 当サイトは、これまでの記事をアーカイブとして掲載しています。 ここに紹介するのは、異なる著者、内容、構成ではあるが、いずれも「メディアアート」をテーマとした日本語による書籍である。 『メディアアートの教科書』は、メディアアートを学ぼうとする人のために大学で教鞭を執る4名が執筆した書籍である。第1章では、メディアアート誕生の背景が、第2次大戦後のコンピュータアート(アート&テクノロジー)、ビデオアート、テレマティックアート(電話や衛星回線を用いたアート)にさかのぼって解説される。2章前半では、20世紀の思想史、技術史、美術史、音楽史とメディ