先週末、NHKスペシャルで「戦場 心の傷」と題された番組が放送されていました(公式ページはこちら:その1・その2)。タイトルの通り、戦場で戦う兵士達が心にどのような傷を負うのか、米国での事例を軸に解説するという内容。戦争は生き残った者に対しても、深刻な心理的ダメージを与えるのだ、ということが嫌というほど理解できる番組でした。 恐らくこの番組を観た人に向けてでしょう。近所の書店で『「戦争」の心理学』という本が平積みにされており、思わず購入してしまいました。この本、タイトルから『戦争における「人殺し」の心理学』を連想された方も多いと思いますが、同じくデーヴ・グロスマン氏の手によるものです(『「戦争」の心理学』のみ共著)。ただし原題のタイトルは"On Combat - The Psychology and Physiology of Deadly Conflict in War and Peac
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